呆れた訳ありの部屋の訳とは
東京の不動産屋から電話がかかってきた。「訳ありの部屋の訳が分かりました」 都心でバルコニー付き2DKで築浅、家賃6万5千円は格安だ。して、訳とは…… ヒェー、聞いてたまげた。何か出るよりも問題だ。
入居条件として2、30代の女性が良いというのも怪しかった。変な男が部屋を所有していて、遠隔操作で部屋の中を覗こうとしているのかな、と空想が膨らんでいた。入居条件には合っていないが、訳を訊いてもらったのは好奇心から。

いやあ、女性のオーさんと一緒に住むということらしいですよ。どうも支払いがきつくなり、負担してもらえる人を探しているようだけど、見つからないみたいですね。自分が出て行って、家賃を上げて貸す方が早いと思うんですけどね」
オーナーさんと同じ部屋に住むほどしんどいことはない。「あ、壁を傷つけないで、フローリングだからそんなもの引きずらないで」なんてね。やはり、物事には相場があるということね、やはり相場外は問題外ってとこかしら。

入居条件として2、30代の女性が良いというのも怪しかった。変な男が部屋を所有していて、遠隔操作で部屋の中を覗こうとしているのかな、と空想が膨らんでいた。入居条件には合っていないが、訳を訊いてもらったのは好奇心から。

いやあ、女性のオーさんと一緒に住むということらしいですよ。どうも支払いがきつくなり、負担してもらえる人を探しているようだけど、見つからないみたいですね。自分が出て行って、家賃を上げて貸す方が早いと思うんですけどね」
オーナーさんと同じ部屋に住むほどしんどいことはない。「あ、壁を傷つけないで、フローリングだからそんなもの引きずらないで」なんてね。やはり、物事には相場があるということね、やはり相場外は問題外ってとこかしら。
