中国からの研修生20人を助けた後津波の犠牲になった上司
東日本大震災のとき、研修生として働いていた中国の若い女性20人を助けた後、津波に呑まれて亡くなられた海産物会社の専務さんがいた。その話を元にして書かれた小説が中国で発売された。
大津波が来る直前、専務は先ず研修生全員を小高い丘の上に連れて行った。そのうちの1人が写した写真が壮絶だった。迫り来る津波、泣き叫ぶ声、その中を専務は「他に人が残っていないか見に行く」と言って会社に戻って行った。

大地震が起こったとき、たまたま東京近郊に住む息子家族を訪ねてきていた中国人作家がいた。孫を連れて近所の小学校に避難をした作家は、地震もさることながら、巨大津波の恐ろしさをメディアを通じて身近に感じた。
後でこの勇敢で心優しい専務の話を知り、日中が緊張関係にある今こそ、こういう日本人がいたということを多くの人に知って欲しいと願い一気に小説を書き上げたという。専務が残した正の遺産は大きい。

番組に出てきた美しい研修生二名が目に涙をためて「専務が助けてくださったから、今の私たちがあるのです」と言うのを聞いて、もらい泣きをしてしまった。ご冥福を心よりお祈りします。

大津波が来る直前、専務は先ず研修生全員を小高い丘の上に連れて行った。そのうちの1人が写した写真が壮絶だった。迫り来る津波、泣き叫ぶ声、その中を専務は「他に人が残っていないか見に行く」と言って会社に戻って行った。

大地震が起こったとき、たまたま東京近郊に住む息子家族を訪ねてきていた中国人作家がいた。孫を連れて近所の小学校に避難をした作家は、地震もさることながら、巨大津波の恐ろしさをメディアを通じて身近に感じた。
後でこの勇敢で心優しい専務の話を知り、日中が緊張関係にある今こそ、こういう日本人がいたということを多くの人に知って欲しいと願い一気に小説を書き上げたという。専務が残した正の遺産は大きい。

番組に出てきた美しい研修生二名が目に涙をためて「専務が助けてくださったから、今の私たちがあるのです」と言うのを聞いて、もらい泣きをしてしまった。ご冥福を心よりお祈りします。
