14歳の少年が8歳の子供を焼死させようとした事件、14年後の訴追は可能か

テキサスで14歳のときに8歳の少年に性的虐待を加えた後、口を封じるためにガソリンをかけて焼き殺そうとした28歳の男が殺人罪で逮捕された。そのとき大火傷をした少年ロバートが21歳になったとき火傷による皮膚癌で死亡したからである。

当時14歳の少年だった加害者ドンは未成年のため裁判にかけられることもなく、数ヵ月後証拠不十分で釈放されていた。被害者ロバートの母親コーリーンは、息子の死を見据えて、ドンを殺人罪で告訴したのだ。



ロバートの死の直前に、攻撃を受ける二週間前にドンから性的虐待を受けたことを証明するビデオテープ状の宣誓証書が提出された。多くの証人の中には、同様にドンから性的虐待を受け、「人に言うと焼き殺すぞ」と脅されたという青年もいた。

当時14歳だった加害者を今通常の裁判にかけることが違法でないか、ロバートが皮膚癌で死亡したことと火傷との因果関係が証明できるか等、ドンを有罪にできるかどうかは不明だ。しかし、社会的制裁は既に加えられている。