発想の転換で変わってくる未来
雪国からの帰り電車の中で、村上春樹さんの『色彩を持たない……』を読んだ。『ノルウェーの森』に引き続いて心に問題を持つ女性が描かれており、深く引きこまれた。また形而上ではフィンランドが登場し、ノルウェーを思い出した。
彼の小説についてのコメントは書けない。カミュやカフカに通じる不条理の追求というような識者の意見を目にしたことがあるが、私には分からない。ただ、読んで登場人物のライフスタイルや物語の展開に面白さを感じる。

例の出し方が卓越している。何々と言う点に措いて、というような書き方にふうんと納得する。 話は変わるが、強盗犯の逃走劇をテレビで見ていて、ノルウェーにしろ色彩を持たないにしろ、その登場人物との差を考えた。
村上文学の主人公は自分に懐疑的ではあるが、知性をきちんと身につけている。今回の逃走劇の主人公は高校中退なので学歴的には中卒になってしまう。現代の娑婆では生きにくかっただろうと思う。就職ができない。
前科が付く前に彼に会うチャンスがあったならば、どんな手段でもいい高校を卒業することを強く奨めた。高校さえ出れば、後は働きながら専門学校や大学に行ける。刑務所に行くよりづっといい。

今、学校にも行かず就職もせず何もしていない人に言いたいし、そういう人が回りにいる人は彼らに伝えていただきたい。高校中退ではハッキリ言って食べていくのは困難だ。親は年をとるし、いつまでも生きていない。
今の状況に陥る原因は一時的なものだ。時間がたてば学校からは卒業できるし、周りの人間ともオサラバできる。学校に行って酷いことをされたら、声を上げて周りに救いを求めよう。交番に行くのもお薦め。報復を遮断するのだ。
発想の転換で未来は変わってくる。2014年の幕開け、一歩を踏み出そう。

彼の小説についてのコメントは書けない。カミュやカフカに通じる不条理の追求というような識者の意見を目にしたことがあるが、私には分からない。ただ、読んで登場人物のライフスタイルや物語の展開に面白さを感じる。

例の出し方が卓越している。何々と言う点に措いて、というような書き方にふうんと納得する。 話は変わるが、強盗犯の逃走劇をテレビで見ていて、ノルウェーにしろ色彩を持たないにしろ、その登場人物との差を考えた。
村上文学の主人公は自分に懐疑的ではあるが、知性をきちんと身につけている。今回の逃走劇の主人公は高校中退なので学歴的には中卒になってしまう。現代の娑婆では生きにくかっただろうと思う。就職ができない。
前科が付く前に彼に会うチャンスがあったならば、どんな手段でもいい高校を卒業することを強く奨めた。高校さえ出れば、後は働きながら専門学校や大学に行ける。刑務所に行くよりづっといい。

今、学校にも行かず就職もせず何もしていない人に言いたいし、そういう人が回りにいる人は彼らに伝えていただきたい。高校中退ではハッキリ言って食べていくのは困難だ。親は年をとるし、いつまでも生きていない。
今の状況に陥る原因は一時的なものだ。時間がたてば学校からは卒業できるし、周りの人間ともオサラバできる。学校に行って酷いことをされたら、声を上げて周りに救いを求めよう。交番に行くのもお薦め。報復を遮断するのだ。
発想の転換で未来は変わってくる。2014年の幕開け、一歩を踏み出そう。
