子を外国に連れ出し有罪になったオーストラリアの母の言い分
実の男の子を三年前ヨーロッパに連れて逃げたとして、オーストラリアの母親が逮捕され、シドニーで先月有罪判決を受けた。子供は別居していた父親のもとに返された。
この母親は「父親が子供に性的虐待を加えたから連れて逃げた」と言い、父親と子供を同時に診察した精神科医は「性的虐待の根拠が見当たらない」と言っている。
出廷した父親は「子供が生まれたとき、『もう次の子供はいらな』と言うと、母親が『一生許さない』と言った。それ以来夫婦の関係は冷え切った」と証言した。うーん、考え込むなあ、この発言。
父親の子供に対する性的虐待について、母親は、「私がビジネス旅行から帰って来たとき、子供が『お父さんは優しくなかった』と言った」ということを根拠にしている。何か嗅ぎ取ったのだろう。

精神科医の意見が陪審に採用され母親は有罪になった。実刑判決が出ると子供は父親と暮らすことになる。しかし、真相は藪の中だ。精神科医も陪審も、母親と同程度の熱意を込めて事実を突き止めたのだろうか。
「子供を守るために国外に出たことが違法だとは知らなかった。私は家族も仕事も家も捨てた。子供が危険に直面しているときに、自分のことなど考えていられない」と法廷で述べている。
母親は子供を守る最後の砦だ。執行猶予が下され、母子が元通り暮らせるように図ってほしい。こういった事件を耳にするたびに、子供にとって何が一番幸せかを大人は考えているのだろうかと、とても不安になる。

この母親は「父親が子供に性的虐待を加えたから連れて逃げた」と言い、父親と子供を同時に診察した精神科医は「性的虐待の根拠が見当たらない」と言っている。
出廷した父親は「子供が生まれたとき、『もう次の子供はいらな』と言うと、母親が『一生許さない』と言った。それ以来夫婦の関係は冷え切った」と証言した。うーん、考え込むなあ、この発言。
父親の子供に対する性的虐待について、母親は、「私がビジネス旅行から帰って来たとき、子供が『お父さんは優しくなかった』と言った」ということを根拠にしている。何か嗅ぎ取ったのだろう。

精神科医の意見が陪審に採用され母親は有罪になった。実刑判決が出ると子供は父親と暮らすことになる。しかし、真相は藪の中だ。精神科医も陪審も、母親と同程度の熱意を込めて事実を突き止めたのだろうか。
「子供を守るために国外に出たことが違法だとは知らなかった。私は家族も仕事も家も捨てた。子供が危険に直面しているときに、自分のことなど考えていられない」と法廷で述べている。
母親は子供を守る最後の砦だ。執行猶予が下され、母子が元通り暮らせるように図ってほしい。こういった事件を耳にするたびに、子供にとって何が一番幸せかを大人は考えているのだろうかと、とても不安になる。
