住宅価格が上昇して購入が困難になっているアメリカの都市ベスト5
アメリカでは住宅ローンの金利が上がる前に住宅を購入しようとする中間層が増えている。しかし、今年住宅価格が高騰したことに加えて、住宅ローンを組むのが難しくなっているので、理想の家を購入するのは困難だ。
おまけに家を保有している投資家は売るのを控えて、レンタルとして貸し出そうとしている。家の所有者もまた、もっと住宅価格が上昇すると見込んでいるので、なかなか売ろうとしない。
今、住宅価格は、所得が上昇する速度を上回って上昇している。おまけに住宅ローンの金利が上がった等の事情により、多額のローンはなかなか承認されない。

手ごろだった住宅価格がここ一年で大きく変容した都市は以下の通り。(住宅購入が困難になった度合いをを%で表している)
1.デトロイト(28%) 7月に破産したにもかかわらずデトロイトで住宅の買い手は増加しており、都心部では昨年と比べて17%住宅価格が上昇している。
地元の人を採用し、地域における消費者の信頼を高めることを支援しているアメリカの自動車メーカーの復活、及び他の多くの大企業が郊外から市の中心部に会社を移転している等の事情による。現在、中心部のビル稼働率は98%である。
とは言え、デトロイトは、まだまだ住宅を購入しやすい都市でもある。市の中心部には買い手を待っている空き家も多くある。
2.サクラメント(19%) サンフランシスコのベイエリアの住宅価格の高騰による波及効果が、サクラメントの住宅価格を押し上げている。特に高級な住宅の値段が上がっており(23%)、市の中心部では100万ドル(1億円)以上の物件が66件ある。

3.ロスアンゼルス(17%) 平均的な住宅価格は昨年と比べて10万ドル(1千万円)上昇して、5月には43万ドル(4300万円)になった。しかし現在は47万ドルになっている。
コーストラインでハイテク産業が伸びつつあるのを背景に、利益を狙って家を買おうとする投資家や、住居を探している若者が増えていることが原因だ。
4.フェニックス(16%) 一時住宅価格が暴落したこの地域が、再び活性化している。バイヤーの多くはフェッジファンド等の機関投資家で、賃貸住宅として購入しようとしている。もともと物件が少ないフェニックスで多くの住宅を手に入れ、一般の購入者に売ろうとしない。
5.バルティモア(16%) バルティモアの魅力はワシントンD.C.に近いことと、平均住宅価格が昨年の246,100ドル(2460万円)から20万6千ドル(2060万円)に下落したことにあった。
しかしバイヤーが押し寄せ、平均住宅価格は262,700(2620万円)に上昇し、住宅を売りに出してから売れるまでの日数が83日から46日に短縮された。一般の購入者は、これから何十年も住み続けるので、多少高くても購入したいと言っている。
安いときに買っておけばよかったー、なんて思っている方もいらっしゃるのでは。 それにしても、あちこちで住宅の値を吊り上げているのが機関投資家だと思うと、住宅バブルを招いた責任はどうするのよ、って言いたくなるのですが……

おまけに家を保有している投資家は売るのを控えて、レンタルとして貸し出そうとしている。家の所有者もまた、もっと住宅価格が上昇すると見込んでいるので、なかなか売ろうとしない。
今、住宅価格は、所得が上昇する速度を上回って上昇している。おまけに住宅ローンの金利が上がった等の事情により、多額のローンはなかなか承認されない。

手ごろだった住宅価格がここ一年で大きく変容した都市は以下の通り。(住宅購入が困難になった度合いをを%で表している)
1.デトロイト(28%) 7月に破産したにもかかわらずデトロイトで住宅の買い手は増加しており、都心部では昨年と比べて17%住宅価格が上昇している。
地元の人を採用し、地域における消費者の信頼を高めることを支援しているアメリカの自動車メーカーの復活、及び他の多くの大企業が郊外から市の中心部に会社を移転している等の事情による。現在、中心部のビル稼働率は98%である。
とは言え、デトロイトは、まだまだ住宅を購入しやすい都市でもある。市の中心部には買い手を待っている空き家も多くある。
2.サクラメント(19%) サンフランシスコのベイエリアの住宅価格の高騰による波及効果が、サクラメントの住宅価格を押し上げている。特に高級な住宅の値段が上がっており(23%)、市の中心部では100万ドル(1億円)以上の物件が66件ある。

3.ロスアンゼルス(17%) 平均的な住宅価格は昨年と比べて10万ドル(1千万円)上昇して、5月には43万ドル(4300万円)になった。しかし現在は47万ドルになっている。
コーストラインでハイテク産業が伸びつつあるのを背景に、利益を狙って家を買おうとする投資家や、住居を探している若者が増えていることが原因だ。
4.フェニックス(16%) 一時住宅価格が暴落したこの地域が、再び活性化している。バイヤーの多くはフェッジファンド等の機関投資家で、賃貸住宅として購入しようとしている。もともと物件が少ないフェニックスで多くの住宅を手に入れ、一般の購入者に売ろうとしない。
5.バルティモア(16%) バルティモアの魅力はワシントンD.C.に近いことと、平均住宅価格が昨年の246,100ドル(2460万円)から20万6千ドル(2060万円)に下落したことにあった。
しかしバイヤーが押し寄せ、平均住宅価格は262,700(2620万円)に上昇し、住宅を売りに出してから売れるまでの日数が83日から46日に短縮された。一般の購入者は、これから何十年も住み続けるので、多少高くても購入したいと言っている。
安いときに買っておけばよかったー、なんて思っている方もいらっしゃるのでは。 それにしても、あちこちで住宅の値を吊り上げているのが機関投資家だと思うと、住宅バブルを招いた責任はどうするのよ、って言いたくなるのですが……
