富士山は大嵐、けど充実ランチと美景で閉めたギョットツアー
るんるん気分で新宿西口を出発、『天気にも恵まれ、ラッキー』なんて考えていたらトンでも発憤(意味不明)、富士五合目に近づくと急に小雨が降り出し視界が狭まってきた。バスの窓から見える合羽を着た観光客は、風に煽られてヨロヨロしていた。

分厚い雲の下に見える富士山(五合目が荒れているはず)
うわっ、降りた途端襲い掛かる強風と横殴りの雨、吹き飛ばされそうになりながら、必死で神社に向かう。神社の境内では、タイからの観光客数十人が笑いながら写真を撮っていた。風雨をかえって歓んでいるように見えた。
赤いナナカマドが美しい。けど眼下の景色は重湯色一色、つまり雲に覆われ何も見えない。摩周湖に行ったときのことを思い出した。「霧の摩周湖をご覧ください」とのガイドの言葉に「霧が凄すぎて何一つ見えないわねえ」と呟くツアー客。

富士山五合目の赤いナナカマド
ただ、富士山に触れたという有難いスピリットはいただいた。何やら新たなパワーのようなものを身内に感じながら、富士ビューホテルのランチバイキングに臨む。美しい庭の向こうに(本来なら)富士山の見える景色抜群の席に一人で座れた。ラッキー。
富士山の上にかかる、形が富士山に似た真っ白な巨大な雲とその前に広がる日本庭園を見ながら、ゆっくりと冷えたビールと美味しい食事を堪能した。多少高いツアーの方が食事の内容が充実しているので、かえってお得かも。

ホテルで食事しながら見た景色
お腹一杯になってホテルの庭を散策すると、松の木立越しに河口湖が見えた。やんごとなき令嬢が芝生まで届きそうな淡い色のワンピースを着て、胸躍らせながらもうすぐ到着する恋人を待つのにぴったりの場所よ、あそこは。
ホテルには古き良き時代の執事のような従業員もいて、カメラを渡すと恭しく写真を撮ってくれた。暫し令嬢になった気分を満喫。バスが出ると支配人(多分)が手を振っていたので振り返しちゃったわ、元気良く。
富士山は見えなかったけど、途中美しい景色や名所を楽しみ、食事だけではなくブドウも食べ放題という今回のバス旅行、概ねグッドでした。日本には至れり尽くせりの旅の手段があるのねえ、と再認識。良い国だ。

ホテルの庭から見た川口湖

分厚い雲の下に見える富士山(五合目が荒れているはず)
うわっ、降りた途端襲い掛かる強風と横殴りの雨、吹き飛ばされそうになりながら、必死で神社に向かう。神社の境内では、タイからの観光客数十人が笑いながら写真を撮っていた。風雨をかえって歓んでいるように見えた。
赤いナナカマドが美しい。けど眼下の景色は重湯色一色、つまり雲に覆われ何も見えない。摩周湖に行ったときのことを思い出した。「霧の摩周湖をご覧ください」とのガイドの言葉に「霧が凄すぎて何一つ見えないわねえ」と呟くツアー客。

富士山五合目の赤いナナカマド
ただ、富士山に触れたという有難いスピリットはいただいた。何やら新たなパワーのようなものを身内に感じながら、富士ビューホテルのランチバイキングに臨む。美しい庭の向こうに(本来なら)富士山の見える景色抜群の席に一人で座れた。ラッキー。
富士山の上にかかる、形が富士山に似た真っ白な巨大な雲とその前に広がる日本庭園を見ながら、ゆっくりと冷えたビールと美味しい食事を堪能した。多少高いツアーの方が食事の内容が充実しているので、かえってお得かも。

ホテルで食事しながら見た景色
お腹一杯になってホテルの庭を散策すると、松の木立越しに河口湖が見えた。やんごとなき令嬢が芝生まで届きそうな淡い色のワンピースを着て、胸躍らせながらもうすぐ到着する恋人を待つのにぴったりの場所よ、あそこは。
ホテルには古き良き時代の執事のような従業員もいて、カメラを渡すと恭しく写真を撮ってくれた。暫し令嬢になった気分を満喫。バスが出ると支配人(多分)が手を振っていたので振り返しちゃったわ、元気良く。
富士山は見えなかったけど、途中美しい景色や名所を楽しみ、食事だけではなくブドウも食べ放題という今回のバス旅行、概ねグッドでした。日本には至れり尽くせりの旅の手段があるのねえ、と再認識。良い国だ。

ホテルの庭から見た川口湖