昨日、土砂降り、雷、足元には鉄砲水の中を、近鉄奈良線石切駅から、坂を下って友達の家に向かった。途中救援メールを出したが、『今、奮闘中。そっちも気張っておいで』とのつれない返事。ヒェー、靴の中までビショビショ。
びしょぬれになって到着後、玄関に出して置いてくれた服に上から下まで着替えた。その後キッチンに行くと、友達はボールの中に入れた大量の海老、韮、春雨の入った餃子の餡をかき回している最中だった。奮闘中ね、ふんふん。
その後練っておいた小麦粉の塊を直径1.5センチ位の棒状にして2センチくらいの長さに切り取り、へらを使って丸く伸ばした。餃子の皮の出来上がり。その皮の中に餡を包むのは主に私の役目になった。

その間料理の師匠は帆立とセロリとアスパラガスの炒め物をアッという短時間で作り終えた。味付けは適宜にとのこと。師曰く「中華料理は手軽で簡単にできるのでやってみなはれ」。えっ、長年めんどくさそうだと思っていたのに。

出来上がった料理を皿に並べてテーブルに載せた後、冷えたビールで乾杯。酢と醤油に匂わないニンニクをすって入れたタレをつけて、餃子をパクリ。旨味が口いっぱいに広がり、幸福間もジワーッと広がった。さっぱりとした炒め物と茹でた茶豆もビールによく合う。
先生曰く、「一食一食きちんと作ったものを食べたいから、そのための努力は惜しまない」。確かに良い材料で心を込めて作ったものを食べると、身も心もシャキッとするような気がする。うーん、心がけなくっちゃ。