愛を長続きさせる方法
久しぶりに真っ白なゲレンデの夢を見た。私の前を滑り降りる若いカップル。琵琶湖バレーで滑っているとき、私を見つけて笑顔で近寄ってきた二人は、とても幸せそうに見えた。ゲレンデに美しく咲く花のように。
抜群にスキーの上手い二人は、先に滑り降りたら必ず待ってくれていた、いいのに。ハンサムな彼はお金持ちのぼんぼん、チャーミングな彼女はしっかり者で優しい女性。理想的なカップルに思えた。
その日は青い琵琶湖が眼下に広がる、絶好のスキー日和だった。思い切り滑ってから、三人でゲレンデの見えるレストランでランチを取った。おしゃべりがはずんだ。あの後二人は結婚をし、そして離婚をした、と風の便りに聞いた。
同僚だった頃、彼から彼女との結婚について相談を受けていた。「いいと思うわよ」と答えたが、本当にきちんと二人の性格を分析して返事をしたのだろうかと心配になった。
一度だけ、彼からメールがきた。かなり元気のないメールだった。私が男なら一緒に大酒でも飲んで破綻の原因を吐き出させ、力づけてやれたのに…… 子育てで忙しくていつの間にか忘れていた。
昨夜眠る前に『世界の中心で愛を叫ぶ』を読み返した。主人公の祖父が好きだった人の墓から骨を盗み出し、自分が死んだら一緒に埋めてほしいと主人公に頼むシーンだ。だから、真っ白なゲレンデをバックに、笑っている二人の姿が夢に現れたのだろう。
愛はマジックだ。例え別れても、本当はあの人と一緒にいたかったと思っている人も多いに違いない。また、恋人にもなれなかったけど、本当はあの人と一緒に人生を歩みたかったと思っている人も。心は正直だ。
一方、好きな人と一緒になっても、憂き世はしんどい。愛を長続きさせるのは大変だ。それでも方法はある。それは互いに思いやりの心を失わないということ。相手に思いやりの心をもって接すると、自分自身も浄化されたような気がする。一石二鳥だ。

抜群にスキーの上手い二人は、先に滑り降りたら必ず待ってくれていた、いいのに。ハンサムな彼はお金持ちのぼんぼん、チャーミングな彼女はしっかり者で優しい女性。理想的なカップルに思えた。
その日は青い琵琶湖が眼下に広がる、絶好のスキー日和だった。思い切り滑ってから、三人でゲレンデの見えるレストランでランチを取った。おしゃべりがはずんだ。あの後二人は結婚をし、そして離婚をした、と風の便りに聞いた。
同僚だった頃、彼から彼女との結婚について相談を受けていた。「いいと思うわよ」と答えたが、本当にきちんと二人の性格を分析して返事をしたのだろうかと心配になった。
一度だけ、彼からメールがきた。かなり元気のないメールだった。私が男なら一緒に大酒でも飲んで破綻の原因を吐き出させ、力づけてやれたのに…… 子育てで忙しくていつの間にか忘れていた。
昨夜眠る前に『世界の中心で愛を叫ぶ』を読み返した。主人公の祖父が好きだった人の墓から骨を盗み出し、自分が死んだら一緒に埋めてほしいと主人公に頼むシーンだ。だから、真っ白なゲレンデをバックに、笑っている二人の姿が夢に現れたのだろう。
愛はマジックだ。例え別れても、本当はあの人と一緒にいたかったと思っている人も多いに違いない。また、恋人にもなれなかったけど、本当はあの人と一緒に人生を歩みたかったと思っている人も。心は正直だ。
一方、好きな人と一緒になっても、憂き世はしんどい。愛を長続きさせるのは大変だ。それでも方法はある。それは互いに思いやりの心を失わないということ。相手に思いやりの心をもって接すると、自分自身も浄化されたような気がする。一石二鳥だ。
