石垣島で住みたい場所、ハチとフェラーリも一緒
石垣島に到着した翌日、海を臨むホテルのレストランでの優雅な朝食を諦めて、6時45分発朝一のバスに乗って名勝玉取崎に向かった。勿論、窓いっぱいに広がる景色を楽しめる、一番前の席に陣取った。乗客は私一人。
玉取崎で下車するとき運転手さんは、展望台への行き方と、帰りのバスの到着時刻の五分前にはバス停に戻ってくること、を丁寧に説明してくれた。おまけに私が展望台への道へ一歩を踏み出すまで、バスの中から見てくれていた。ぐすん。
展望台に着いて息を呑んだ。多少曇っていたにも係わらず、眼下に広がる海の景色はすばらしかった。誰もいないと思っていたのに展望台の建物の中には先客がいた、一人と一匹。この近くに移住してきた人のように見えた。
大きなラブラドールレトリバーは建物の隅で寝そべり、四十代後半くらいの男性が、太極拳のようでいてそうでない瞑想ダンスとでもいうべきものをしていた。一段落したところでインタビューをすると、石垣島は住み心地がいいとのこと。
彼は再び瞑想の世界に戻り、私は海を見ながらおにぎりを食べ、それを犬が羨ましそうに見ていた。下を見ると海を見晴らせる場所にきれいな家がポチポチ建っている。そういえばバス停の近くに『売り土地』の看板もあったっけ。
前方に見える平久保岬の両端に海が広がっている。石垣島で暮らすならここだ、車さえあれば。その車がフェラーリだったら言うことはない。ハチ公そっくりの犬を連れて毎朝展望台でリズミックボクシングをやるのよ、素敵!

玉取崎で下車するとき運転手さんは、展望台への行き方と、帰りのバスの到着時刻の五分前にはバス停に戻ってくること、を丁寧に説明してくれた。おまけに私が展望台への道へ一歩を踏み出すまで、バスの中から見てくれていた。ぐすん。
展望台に着いて息を呑んだ。多少曇っていたにも係わらず、眼下に広がる海の景色はすばらしかった。誰もいないと思っていたのに展望台の建物の中には先客がいた、一人と一匹。この近くに移住してきた人のように見えた。
大きなラブラドールレトリバーは建物の隅で寝そべり、四十代後半くらいの男性が、太極拳のようでいてそうでない瞑想ダンスとでもいうべきものをしていた。一段落したところでインタビューをすると、石垣島は住み心地がいいとのこと。
彼は再び瞑想の世界に戻り、私は海を見ながらおにぎりを食べ、それを犬が羨ましそうに見ていた。下を見ると海を見晴らせる場所にきれいな家がポチポチ建っている。そういえばバス停の近くに『売り土地』の看板もあったっけ。
前方に見える平久保岬の両端に海が広がっている。石垣島で暮らすならここだ、車さえあれば。その車がフェラーリだったら言うことはない。ハチ公そっくりの犬を連れて毎朝展望台でリズミックボクシングをやるのよ、素敵!
