やられたら倍返し、少なくとも借り返し
今、バブル期に入行した銀行マンが、仕事上自分を理不尽な立場に追い込んだ上司に倍返しをするドラマが好調だ。8月4日放送時の視聴率は28%近く、一時は30%になった。確かに、逆に主人公から追い込まれている上司を見ると、スカッとする。
『こういう風にできたらどんなにいいだろうなあ』という願望が、視聴率を上げている大きな要因だろう。たいていの場合、同僚はともかく上司、それも絶対権力を持っている人から疎まれると会社での立場はどんどん悪くなる。
どんなに明るく前向きにと思って職場に行っても、作為的に意地悪をされると気も滅入り精神的に追い込まれてしまう。こんなとき、良く思われようと努力をしても無駄なことが多い。既に嫌いなカテゴリーに入れられているのだから。
上記ドラマのように上司が悪いことをしている場合は、明快な解決策はある。以前日本企業で、上司が取り巻きの女性たちとつるんで私を苛めてきたことがあった。怪しいとは思っていたが、理不尽なその態度にカチリとくるものがあった。そこで帳簿を徹底的に調べ上げ、彼が会社の金を着服していることを突き止めた。
ニューヨークのワールドトレードセンター北棟(最初に飛行機が突っ込んだ方)の99階で監査法人の一員として日本企業の監査に当たっていたとき、監査先のトップから細かく調べすぎると怒られた。このときの経験から、人から怒られたり、苛められたりしても平気になる胆力が身についた。
そういう経験の無い人が自分を嫌っている上司に立ち向かうのはしんどいだろう。しかし理不尽な仕打ちを受けたとき、どうしてそういう態度をとるのかと正面から訊くと効果的だ。そのまま退職に追い込まれたり、心の病を抱えたりする前に、正面から敵に向き合うのだ。相手は怯む。
自分の仕事を着実に全うし、常に口角を上げ時には冗談を飛ばしながら、切れるのではなく正面から真摯に『理不尽さの理由』を訊いてくる部下は上司にとって脅威だ。きっちりと借りは返そう。彼のポジションを狙うのもいい。目標ができると仕事力が上がるので、現実味を帯びてくる。

『こういう風にできたらどんなにいいだろうなあ』という願望が、視聴率を上げている大きな要因だろう。たいていの場合、同僚はともかく上司、それも絶対権力を持っている人から疎まれると会社での立場はどんどん悪くなる。
どんなに明るく前向きにと思って職場に行っても、作為的に意地悪をされると気も滅入り精神的に追い込まれてしまう。こんなとき、良く思われようと努力をしても無駄なことが多い。既に嫌いなカテゴリーに入れられているのだから。
上記ドラマのように上司が悪いことをしている場合は、明快な解決策はある。以前日本企業で、上司が取り巻きの女性たちとつるんで私を苛めてきたことがあった。怪しいとは思っていたが、理不尽なその態度にカチリとくるものがあった。そこで帳簿を徹底的に調べ上げ、彼が会社の金を着服していることを突き止めた。
ニューヨークのワールドトレードセンター北棟(最初に飛行機が突っ込んだ方)の99階で監査法人の一員として日本企業の監査に当たっていたとき、監査先のトップから細かく調べすぎると怒られた。このときの経験から、人から怒られたり、苛められたりしても平気になる胆力が身についた。
そういう経験の無い人が自分を嫌っている上司に立ち向かうのはしんどいだろう。しかし理不尽な仕打ちを受けたとき、どうしてそういう態度をとるのかと正面から訊くと効果的だ。そのまま退職に追い込まれたり、心の病を抱えたりする前に、正面から敵に向き合うのだ。相手は怯む。
自分の仕事を着実に全うし、常に口角を上げ時には冗談を飛ばしながら、切れるのではなく正面から真摯に『理不尽さの理由』を訊いてくる部下は上司にとって脅威だ。きっちりと借りは返そう。彼のポジションを狙うのもいい。目標ができると仕事力が上がるので、現実味を帯びてくる。
