沈黙が美徳にならないアメリカ社会
MSNの『慰安婦像建立反対に立ち上がった日本人』の記事を読んで、一つハッキリしたことがある。それは、アメリカでは黙っていると承認したものと思われ、沈黙は美だという日本社会での慣習は通らないということだ。
韓国及び韓国系アメリカ人が声高にアメリカ社会で日本非難を訴えるのに対して、日本政府はきちんとしたロビー活動をしてきたとは思えない。また、全体として大人しい印象の在米日本人及び日系の人達も目立った反論はしてこなかった。
7月30日に慰安婦像が設置されたグレンデールで、現地に住んでいる日本人を中心に、激しい設置反対の声が上がったのが一番最初の反論だった。そして、そのことがきっかけで、日本側の主張も報道され始めたとのこと。
ニューヨークで働いていた頃、取材で高級住宅地の不動産屋に行った。「日本の人は物静かで礼儀正しいから、どこでも喜んで受け入れられますよ」とは担当者の弁。その美徳、大人しいというのが今度の件では裏目に出ている。
アメリカを始め、世界で自分の意見をきちんと言えるような語学力と精神力を培う学校教育が必要だと思う。そうすると苛められても、はっきりと繰り返し苛められていることを先生や親やPTAに伝えることができるようになり、深刻にならずに済む。
「大人の話に口出しをするんじゃない」とすぐに子供の主張を斥けずに、子供と討論をし合える雰囲気を家庭や学校で作るのが必要ではないか。会社で苛められている場合、その理不尽さをきちんと公にすると相手は怯む。『黙って泣き寝入り』はもう止めよう。

韓国及び韓国系アメリカ人が声高にアメリカ社会で日本非難を訴えるのに対して、日本政府はきちんとしたロビー活動をしてきたとは思えない。また、全体として大人しい印象の在米日本人及び日系の人達も目立った反論はしてこなかった。
7月30日に慰安婦像が設置されたグレンデールで、現地に住んでいる日本人を中心に、激しい設置反対の声が上がったのが一番最初の反論だった。そして、そのことがきっかけで、日本側の主張も報道され始めたとのこと。
ニューヨークで働いていた頃、取材で高級住宅地の不動産屋に行った。「日本の人は物静かで礼儀正しいから、どこでも喜んで受け入れられますよ」とは担当者の弁。その美徳、大人しいというのが今度の件では裏目に出ている。
アメリカを始め、世界で自分の意見をきちんと言えるような語学力と精神力を培う学校教育が必要だと思う。そうすると苛められても、はっきりと繰り返し苛められていることを先生や親やPTAに伝えることができるようになり、深刻にならずに済む。
「大人の話に口出しをするんじゃない」とすぐに子供の主張を斥けずに、子供と討論をし合える雰囲気を家庭や学校で作るのが必要ではないか。会社で苛められている場合、その理不尽さをきちんと公にすると相手は怯む。『黙って泣き寝入り』はもう止めよう。
