今中国で売れている「N95」と「空気の缶詰」
北京の米国大使館は、2月1日サイトで『北京の大気汚染のレベルは非情に不健康』との警告を発した。WHO(世界保健機構)の大気汚染の基準レベルは約25なのに、北京の大気中の濃度は同日205で8倍以上だった。
北京に1日滞在すれば「たばこを21本吸ったのと同じ計算」(中国誌「新民週刊」)と言われ、1枚約7元(約100円)と通常のマスクより割高の「N95」の表示がある業務用マスクが品薄状態だ。
その中国で、N95に劣らず人気の高いものがある。新鮮な空気の缶詰だ。一缶5元(80セント=72円)で、チベット、台湾及びイエンアン(共産党の発祥の地)などの味がついている。
起業家チェンが740万ドル(6億6千万円)の資金を投下し、環境改善に関心が集まりつつある中国で、その背中を後押しするために、ベンチャービジネスとしてではなく社会的プロパガンダとして無料で配ることから始めた。
「もし環境を大切にしなければ、後2-30年で子供や孫は酸素ボンベを背負いガスマスクをつけて生活しなければならなくなるでしょうと」とチェンは言う。
チェンはまた、車の代わりに自転車を利用することを市民に奨励し、運動を盛り上げるために5,000台の自転車を配った。売名行為だと批判する人に「自分の安寧だけを考えて何もしない人たちは、社会の進歩のために何も貢献することができない」と反論する。
次は、2月2日付読売新聞の記事である。『米国大使館は2008年の北京五輪前から、北京などでPM2・5の独自測定を行い、公表している。北京市も昨年初めから試験的に測定・公表を始めたが、北京市の判定で「良」なのに米側は「不健康」とする日もあり、評価はしばしば大きく食い違う。市民の間では「市当局がデータを改ざんしている」との批判が噴出。外務省は6月、内政干渉だとして米大使館に公表中止を求めたが米側は応じず、10月には北京市も、観測ポイントを大幅に増やして正式なデータの測定・公表を始めた。』
ふうん、尖閣とは別のところで、米国は頑張っているのね。それにチェンさんのように空気の缶詰を売って市民の意識改革に励む人もいるのは心強いわ。真剣に取り組んでくださいよ、中国政府殿、ご近所迷惑も甚だしいのですから。

北京 (トリップアドバイザー提供)
北京に1日滞在すれば「たばこを21本吸ったのと同じ計算」(中国誌「新民週刊」)と言われ、1枚約7元(約100円)と通常のマスクより割高の「N95」の表示がある業務用マスクが品薄状態だ。
その中国で、N95に劣らず人気の高いものがある。新鮮な空気の缶詰だ。一缶5元(80セント=72円)で、チベット、台湾及びイエンアン(共産党の発祥の地)などの味がついている。
起業家チェンが740万ドル(6億6千万円)の資金を投下し、環境改善に関心が集まりつつある中国で、その背中を後押しするために、ベンチャービジネスとしてではなく社会的プロパガンダとして無料で配ることから始めた。
「もし環境を大切にしなければ、後2-30年で子供や孫は酸素ボンベを背負いガスマスクをつけて生活しなければならなくなるでしょうと」とチェンは言う。
チェンはまた、車の代わりに自転車を利用することを市民に奨励し、運動を盛り上げるために5,000台の自転車を配った。売名行為だと批判する人に「自分の安寧だけを考えて何もしない人たちは、社会の進歩のために何も貢献することができない」と反論する。
次は、2月2日付読売新聞の記事である。『米国大使館は2008年の北京五輪前から、北京などでPM2・5の独自測定を行い、公表している。北京市も昨年初めから試験的に測定・公表を始めたが、北京市の判定で「良」なのに米側は「不健康」とする日もあり、評価はしばしば大きく食い違う。市民の間では「市当局がデータを改ざんしている」との批判が噴出。外務省は6月、内政干渉だとして米大使館に公表中止を求めたが米側は応じず、10月には北京市も、観測ポイントを大幅に増やして正式なデータの測定・公表を始めた。』
ふうん、尖閣とは別のところで、米国は頑張っているのね。それにチェンさんのように空気の缶詰を売って市民の意識改革に励む人もいるのは心強いわ。真剣に取り組んでくださいよ、中国政府殿、ご近所迷惑も甚だしいのですから。

北京 (トリップアドバイザー提供)