ワッと身につけた英語の効用

フィリピンのバギオで7ヶ月間、一日16時間（！）英語の特訓を受けた若者は、何と、ＴＯＥＩＣの点数が一気に300点も上がったとのこと。

日本を発つ前に受けたＴＯＥＩＣが400点で、特訓コース終了後帰国して受けたＴＯＥＩＣが700点になったという。ＴＯＥＩＣのためのコースを受けたわけではないのに、この点数差は驚嘆に値する。

何事も集中が大切。私がアメリカ南部、アラバマ州にある、眠ったように穏やかなカレッジでチンタラ外国人向け英語コースを受けていたときは殆ど進歩がなかった。

『これはいけない』と思い、一ヶ月でジョージア州アトランタのジョージアテック（工科大学）の英語コースに移ることにした。そして、1から6段階まであるクラス分けのためのテストを受けるため、約一週間猛勉強をした。

その甲斐あって、一番上のコースに入ることができ、時々大学の授業にも出た。3ヶ月たってコースが終了したとき、もし望めば一定のテストを受けて大学に学士入学できると言われた。

ジョージアテックはアメリカ有数の名門工科大学で、もし私がもっと若ければチャンスに飛びついていたと思う。一番上の英語コースに入るのはそれほど難しくないので、アメリカの良い大学に入って勉強しようと思う人にとってはスマートな方法かも。

一定期間集中して語学を頭に叩き込めば、頭の中のどこかにそれが貼りついて土台のようなものを作り、後は応用で幅を広げていけるのではないかしら。

その土台を作るために、時間の余裕のある人はもちろん、勤めている人も夏休みや有給休暇を一挙にとって、バギオやセブ、それにジョージアテックの英語コースに行くのはどうかしら。

相手の言っていることが分かり、簡単な英語で思うことが話せるようになると、チャンスと世界が広がると思うのですが。


アトランタ (トリップアドバイザー提供)