携帯と子供とどっちが大事?
1月4日、カンボジアに行く友達を見送りに関西空港に行った。クリスマス前から1月3日まで風邪気味で、クリスマスパーティにもお正月の家族や友人とのイベントにも参加できなかった。
もちろん、お正月恒例の初詣にも出かけられず、ひたすら家で本を読んだり見逃した映画をDVDで見たりして過ごした。だから、今年最初のお出かけが関西エアポートになったことは、今年やろうとしていることを考えると象徴的な出来事―― そう、世界に羽ばたけー!ということかしら。ウフフフフ。
ユニークな彼女とはサハラ砂漠を走るバスの中で出会った。あの頃と変わらない彼女と、新年を祝ってカツ丼(勝つドン)で乾杯。東南アジアやJICAで働く人々の話で、大いに盛り上がった。類は友を呼ぶ典型のような我ら二人の結びつき、大事にしなくっちゃ。
さてさて、本題はこれから。関空からの帰り道、難波から乗った地下鉄の中でのお話。私の傍には8歳くらいの男の子を連れた若い夫婦と、夫の母親との4人家族がいた。
突然電車内に響き渡るキツーイ感じの大声、「コラッ、触るんじゃない!」
ぎょっとして、声の主を見ると、のめりこむように携帯に見入っている母親だった。怒鳴った後も携帯の画面から顔を上げない。
どうやら子供が母親の携帯に手を伸ばしたようだ。周囲の視線を感じてか、母親は取り繕うように言った。「二度と私の携帯に勝手に入るんじゃないよ!」 子供に見られたら困るようなものが入っているのかしら。
私は聞きたかった。「ねえ、あなたにとって携帯って何。子供の教育より携帯が大事なの」 「子供のことより、夫より、そして夫の母親より、何よりも携帯が大事よ!」って叫ぶのが、多分あなたの返事でしょう。
電車の中で、駅のホームで、あらゆる場所で猫も杓子も携帯に目を落としている、まるで周りの世界がバーチャルで携帯の中が本当の世界のように。
何だか大切なものがないがしろにされつつあるって感じるのは、私だけ?

もちろん、お正月恒例の初詣にも出かけられず、ひたすら家で本を読んだり見逃した映画をDVDで見たりして過ごした。だから、今年最初のお出かけが関西エアポートになったことは、今年やろうとしていることを考えると象徴的な出来事―― そう、世界に羽ばたけー!ということかしら。ウフフフフ。
ユニークな彼女とはサハラ砂漠を走るバスの中で出会った。あの頃と変わらない彼女と、新年を祝ってカツ丼(勝つドン)で乾杯。東南アジアやJICAで働く人々の話で、大いに盛り上がった。類は友を呼ぶ典型のような我ら二人の結びつき、大事にしなくっちゃ。
さてさて、本題はこれから。関空からの帰り道、難波から乗った地下鉄の中でのお話。私の傍には8歳くらいの男の子を連れた若い夫婦と、夫の母親との4人家族がいた。
突然電車内に響き渡るキツーイ感じの大声、「コラッ、触るんじゃない!」
ぎょっとして、声の主を見ると、のめりこむように携帯に見入っている母親だった。怒鳴った後も携帯の画面から顔を上げない。
どうやら子供が母親の携帯に手を伸ばしたようだ。周囲の視線を感じてか、母親は取り繕うように言った。「二度と私の携帯に勝手に入るんじゃないよ!」 子供に見られたら困るようなものが入っているのかしら。
私は聞きたかった。「ねえ、あなたにとって携帯って何。子供の教育より携帯が大事なの」 「子供のことより、夫より、そして夫の母親より、何よりも携帯が大事よ!」って叫ぶのが、多分あなたの返事でしょう。
電車の中で、駅のホームで、あらゆる場所で猫も杓子も携帯に目を落としている、まるで周りの世界がバーチャルで携帯の中が本当の世界のように。
何だか大切なものがないがしろにされつつあるって感じるのは、私だけ?
