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ニースから一日7ドルのバスの旅 

エーゲ海の朝風を浴びてバスを待つこと数分、山の上にあるマチスのロザリオ礼拝堂があることで有名な「鷹の巣村」ヴァンスに向かう。

途中隣の席に、中世の城からタイムスリップしてきた姫のような美しい女子学生が座る。窓の外には南フランスの長閑な山村の風景が続き、うきうき気分はいやでも高まる。

一時間ほどで着いたヴァンスは、あまり観光地化されていなく、昔来たことがあるような懐かしさを感じる心地よい場所だ。街の人の生活感あふれる通りを歩いて、街はずれにあるマチスの礼拝堂に向かう。

晩年に画家マチスが自ら建て、「陽気さのあふれた教会。人々を幸せにする空間」と評した礼拝堂は、そのステンドグラスの美しさで有名だ。ところが何と、その日は休館日でもないのに閉まっていた。ヒェー、臨時休業だ、参った。

鉄柵の外から礼拝堂を眺めながら、他の観光客と顔を見合わせて苦笑い。でも、カフェでお茶を飲むおしゃれなお年寄りと挨拶したり、紅葉の木々の間にシックに佇む家々を眺めたりと、ヴァンス散策を楽しんだ。又戻ってくればいいさ。

帰りにバスを途中で降りて、丘のてっぺんに街がちょこんと乗っかっているような、鷹巣村の一つ、サン・ポールに寄った。おじさんたちがペタンクをしている公園の横を通りながら思った。本当の幸せって、こんな生活なのかもしれない。

16世紀に建てられた家々が立ち並ぶ細い迷路のような道には、アートギャラリーや素敵な雑貨を売っている店が軒を連ね、覘くのが楽しい。古い家にセンス良く花や観葉植物が配置されていて、あちこちで足が前に進まなくなる。

ところどころ家が途絶えた場所から眺める景色が、これまた絶景。この地に眠るシャガールを偲びながら、南フランス独特の洗練された鷹巣村を大いに満喫した。シャガールやマチスがこの地を愛した理由、うん分かる、分かる。

帰りに乗ったバスで隣に座ったのは、やはり中世の城から抜け出してきた王子のような美貌の若者。何とか、来るとき隣に座っていた美女と巡り合わせられないかなんて考えていたら、ニースに着いちゃった。

楽しい一日で使ったお金は全部で7ユーロ。バス代が1ユーロなのでニース近郊一人旅は超安上がり。ルンルン気分でエーゲ海の夕風に吹かれながら、走ってしまった砂浜を。

サンポール・ド・ヴァンスの写真
サンポール・ド・ヴァンス (トリップアドバイザー提供)

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海 夏碧

Author:海 夏碧
自分の足で歩き回った国は60ヶ国以上、ニューヨークとLAで会社勤めを経験。一人で子育てをしながら、外資系の会社の管理職を歴任。アイスバーンを運転してスキー場に行き、タンクを背負ってサンゴ礁を遊泳。目下、楽しめる起業を模索中。


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