子供を母親から守るための発想の転換
17日午後3時半ごろ、大阪府枚方市の民家で、「5歳の子どもを1時間前に殺した」と110番通報があった。女児は病院に運ばれたが、死亡が確認。
警察が民家にいた母親とみられる40代の女から事情を聴くと、女は「小学校進学の関係で悩んでいた。疲れ切っていた」と話した。女は自分の母親と女児の三人暮らしで、女の母親は当時出かけていた。
14日神戸市のマンションで、34歳の母親が1歳11ヶ月の長男をごみ袋に入れて袋の口を縛り、玄関に放置して死亡させた。母親は「ごはんをこぼしたり、ティッシュを散らかしたりしたので、ごみ袋に入れただけだ」と殺意は否認。
リビングで掃除をしていたところ、気づいたら息をしていなかったと説明したとのこと。掃除の間、子供が味わっている苦痛を想像すらできなかったのか。
女は夫と5歳の長女、そして亡くなった長男の4人暮らしで、当時、夫は仕事で出かけていて、長女は部屋にいたということである。
母親を非難するのは簡単だ。でも考えなければいけないのは、このような事件を防ぐにはどうしたらよいかということ。子供べったりでいると、社会から切り離されているような気がして、その閉塞感から精神的に追い詰められてしまう母親が多いのではないだろうか。
日本で母親がわが子を殺す事件が後を絶たないのは、女性だけが家事育児の責任を負わされる、つまり男女の不平等が際立っていることにも、その一因があると思われる。
子供を預ける施設が充実し、母親も外で働けるようになると、頭の中が家庭と会社で二分されてバランスがとれ、行き場のない不満が子供に向かって噴出することは無くなるのではないか。
又、やむをえず離婚をするときは、生活力のある父親に子供を引き取らせるのも一つの手だ。子供を手放した親が自由に子供と会えるようにすると、離婚の際子供にとって一番良い方法を考えることができる。
このような事件に目を向け、真剣に社会構造の変革を唱える多くの女性議員の登場が待たれる。最早、家事育児は女の仕事だと、生まれたときから頭に刻み込まれている男性議員だけに任せてはおけない。
ところで、16日の衆議院選挙で当選した女性議員の数は、一体何人かご存知ですか。
(写真と本文は関係ありません)

警察が民家にいた母親とみられる40代の女から事情を聴くと、女は「小学校進学の関係で悩んでいた。疲れ切っていた」と話した。女は自分の母親と女児の三人暮らしで、女の母親は当時出かけていた。
14日神戸市のマンションで、34歳の母親が1歳11ヶ月の長男をごみ袋に入れて袋の口を縛り、玄関に放置して死亡させた。母親は「ごはんをこぼしたり、ティッシュを散らかしたりしたので、ごみ袋に入れただけだ」と殺意は否認。
リビングで掃除をしていたところ、気づいたら息をしていなかったと説明したとのこと。掃除の間、子供が味わっている苦痛を想像すらできなかったのか。
女は夫と5歳の長女、そして亡くなった長男の4人暮らしで、当時、夫は仕事で出かけていて、長女は部屋にいたということである。
母親を非難するのは簡単だ。でも考えなければいけないのは、このような事件を防ぐにはどうしたらよいかということ。子供べったりでいると、社会から切り離されているような気がして、その閉塞感から精神的に追い詰められてしまう母親が多いのではないだろうか。
日本で母親がわが子を殺す事件が後を絶たないのは、女性だけが家事育児の責任を負わされる、つまり男女の不平等が際立っていることにも、その一因があると思われる。
子供を預ける施設が充実し、母親も外で働けるようになると、頭の中が家庭と会社で二分されてバランスがとれ、行き場のない不満が子供に向かって噴出することは無くなるのではないか。
又、やむをえず離婚をするときは、生活力のある父親に子供を引き取らせるのも一つの手だ。子供を手放した親が自由に子供と会えるようにすると、離婚の際子供にとって一番良い方法を考えることができる。
このような事件に目を向け、真剣に社会構造の変革を唱える多くの女性議員の登場が待たれる。最早、家事育児は女の仕事だと、生まれたときから頭に刻み込まれている男性議員だけに任せてはおけない。
ところで、16日の衆議院選挙で当選した女性議員の数は、一体何人かご存知ですか。
(写真と本文は関係ありません)
