地球に重い日本とアメリカ
12月10日、世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、世界中の人が日本人と同じ食生活をすると2050年には地球約1・64個分の資源が必要になり、地球に大きな負担がかかると発表した。かなりショック。
日本人の食料を作るために必要な耕作地や漁場などを国内で賄っている割合は約24%で、残りはアメリカや中国など海外からの輸入とのこと。ふうん、そうなんだ。
WWFジャパンは、廃棄する食品の多い日本が、それを減らすだけでも食料生産に関わる地球への負担を4分の1減らすことができる、としている。そんなに捨てているんだ、申し訳ありません。
一方、今年6月英ロンドン大衛生熱帯医学大学院の研究チームが、世界の人々が米国民と同じペースで肥満化すると、9億人分以上の新たな食料が必要になり、限られた地球の食料資源にとって重大な脅威となると発表した。
体格指数(BMI)が30を超える「肥満」の大人が抱えている余分な肉の重さは、2005年時点で世界合計は352万トン、そのうち何と米国が3分の1を占めているのだ。すごい、でも今はもっと増えているのでは。
さてそこで、飲食店を全面禁煙にしたニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長が登場。市民の肥満防止対策の一環として、ソーダなど砂糖入り飲料のビッグサイズでの販売を禁止する方針を打ち出したのだ。大学の調査によれば不支持は53%、支持は42%。
オバマ民主党政権は国民皆保険を目指す医療保険制度改革など、「大きな政府」を志向しており、共和党支持者は辟易。ところが、喫煙はだめ、肥満はだめという共和党のブルームバーグ市政の方がよほどおせっかいという意見も。
どちらにしろ、日本とアメリカが地球に与えている負荷は大きい。外食時は全部平らげられるだけしか頼まない、家庭でも極力食品の無駄を省く努力をしなければいけない。
ニューヨーカーも市長の親心を汲み取って、ミドルサイズのソーダで我慢してね。それがトレンディだと思われると、じわじわと全米に広がるから…… 多分。

ニューヨーク (トリップアドバイザー提供)
日本人の食料を作るために必要な耕作地や漁場などを国内で賄っている割合は約24%で、残りはアメリカや中国など海外からの輸入とのこと。ふうん、そうなんだ。
WWFジャパンは、廃棄する食品の多い日本が、それを減らすだけでも食料生産に関わる地球への負担を4分の1減らすことができる、としている。そんなに捨てているんだ、申し訳ありません。
一方、今年6月英ロンドン大衛生熱帯医学大学院の研究チームが、世界の人々が米国民と同じペースで肥満化すると、9億人分以上の新たな食料が必要になり、限られた地球の食料資源にとって重大な脅威となると発表した。
体格指数(BMI)が30を超える「肥満」の大人が抱えている余分な肉の重さは、2005年時点で世界合計は352万トン、そのうち何と米国が3分の1を占めているのだ。すごい、でも今はもっと増えているのでは。
さてそこで、飲食店を全面禁煙にしたニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長が登場。市民の肥満防止対策の一環として、ソーダなど砂糖入り飲料のビッグサイズでの販売を禁止する方針を打ち出したのだ。大学の調査によれば不支持は53%、支持は42%。
オバマ民主党政権は国民皆保険を目指す医療保険制度改革など、「大きな政府」を志向しており、共和党支持者は辟易。ところが、喫煙はだめ、肥満はだめという共和党のブルームバーグ市政の方がよほどおせっかいという意見も。
どちらにしろ、日本とアメリカが地球に与えている負荷は大きい。外食時は全部平らげられるだけしか頼まない、家庭でも極力食品の無駄を省く努力をしなければいけない。
ニューヨーカーも市長の親心を汲み取って、ミドルサイズのソーダで我慢してね。それがトレンディだと思われると、じわじわと全米に広がるから…… 多分。

ニューヨーク (トリップアドバイザー提供)