中国とドイツで尊敬される日本の学校給食
11月30日、中国農村部の小学校のボランティア教師が、中国版ツイッターに学校給食の厳しい現状を公開し、大きな話題になっている。
「国から補助金として支給された3元(約40円)が、子どもたちの手元に届いた時には、牛乳1パックとミニパン1個になった。3元のうち30%以上が販売業者の懐に入っていることになる」
中国中央政府は2011年、学食の設置に向けた特別予算を計上した。しかし具体的な給食の形式については、施設、運営、調理員の給与など、全経費の捻出方法が問題となり、全面実施には程遠い状況だ。次は人民日報の記事である。
日本では給食のために国と自治体が十分に補助し、保護者は食材費を負担するだけで良い。このため、給食費は市場価格の2-3分の1に当たる約250-300円(19-23元)に抑えられている。経済的に困難な児童・生徒に対しては、給食を無料で提供し、その費用は国と地方自治体が50%ずつ負担する。
肝心なところは、『制度づくりや厳格で科学的な態度は学ぶ価値がある』と素直に言い切っているところ。中国も日本の良さはキチンと評価しているのね。
一方、一部の学校でしか給食制度の無いドイツでは、『日本の学校給食は世界で最善のものの一つだ』として一層評価が高い。そのドイツ東部で、最近給食が原因とみられる、生徒・児童数千人が吐き気などを訴えた食中毒事件が発生した。
その背景には、衛生環境や野菜や果物は毎日提供されているか等について研究者が調査した結果、90%が適切な基準を満たしていなかったという厳しい現実がある。
慢性的な財政不足に悩むドイツの地方自治体では給食への支出も限られる上、保護者も給食費の負担が増えるのを嫌がり、適切な設備や職員を確保できないのだ。あのドイツでと、ショックを受けた私。完璧な国に見えるのに。
日本は学校給食の実施を法律で明確に規定している。1998年5月の統計では、日本の小学生の学校給食実施率は99.4%(761万人)、中学生の学校給食実施率は82.2%(360万人)に達している。
日(=陽)は沈んだままと言われ、韓国や中国に言いたい放題にされている日本に、世界に誇れるものはまだまだあるのです。もっとも、大阪市で公立中学に行っていた息子には給食は出なかったけど。
私は仕事で忙しく、息子は食べ盛りのあの頃、給食があったらどんなに助かったか。総選挙で忙しい市長、お膝元もあんじょう頼みますわ。

ドイツ (トリップアドバイザー提供)
「国から補助金として支給された3元(約40円)が、子どもたちの手元に届いた時には、牛乳1パックとミニパン1個になった。3元のうち30%以上が販売業者の懐に入っていることになる」
中国中央政府は2011年、学食の設置に向けた特別予算を計上した。しかし具体的な給食の形式については、施設、運営、調理員の給与など、全経費の捻出方法が問題となり、全面実施には程遠い状況だ。次は人民日報の記事である。
日本では給食のために国と自治体が十分に補助し、保護者は食材費を負担するだけで良い。このため、給食費は市場価格の2-3分の1に当たる約250-300円(19-23元)に抑えられている。経済的に困難な児童・生徒に対しては、給食を無料で提供し、その費用は国と地方自治体が50%ずつ負担する。
肝心なところは、『制度づくりや厳格で科学的な態度は学ぶ価値がある』と素直に言い切っているところ。中国も日本の良さはキチンと評価しているのね。
一方、一部の学校でしか給食制度の無いドイツでは、『日本の学校給食は世界で最善のものの一つだ』として一層評価が高い。そのドイツ東部で、最近給食が原因とみられる、生徒・児童数千人が吐き気などを訴えた食中毒事件が発生した。
その背景には、衛生環境や野菜や果物は毎日提供されているか等について研究者が調査した結果、90%が適切な基準を満たしていなかったという厳しい現実がある。
慢性的な財政不足に悩むドイツの地方自治体では給食への支出も限られる上、保護者も給食費の負担が増えるのを嫌がり、適切な設備や職員を確保できないのだ。あのドイツでと、ショックを受けた私。完璧な国に見えるのに。
日本は学校給食の実施を法律で明確に規定している。1998年5月の統計では、日本の小学生の学校給食実施率は99.4%(761万人)、中学生の学校給食実施率は82.2%(360万人)に達している。
日(=陽)は沈んだままと言われ、韓国や中国に言いたい放題にされている日本に、世界に誇れるものはまだまだあるのです。もっとも、大阪市で公立中学に行っていた息子には給食は出なかったけど。
私は仕事で忙しく、息子は食べ盛りのあの頃、給食があったらどんなに助かったか。総選挙で忙しい市長、お膝元もあんじょう頼みますわ。

ドイツ (トリップアドバイザー提供)