「日本人優しい」と言って泣いた姑娘(クーニャン)
先日ツアーで京都のホテルに泊まっているはずの時、事情があって夜遅く自宅に帰った。京都駅のホームで大阪行きの新快速を待っていると、ふっくらした顔で大きなキャスター付きバックと買い物袋二つを持っている若い中国女性が目の前をウロウロしていた。
やがて普通列車に乗ろうとしているので、疲れていてめんどくさいなとは思ったけど放っておけなくて、「大阪に行くんじゃないの」と訊いてみた。こっくりする。「それなら後で来る早い電車に乗りなさい」と言って、結局同じ新快速に乗って隣り合わせの席に座った。

大阪のホテルを訊き出し、電話をかけてシャトルバスはまだあるのかと尋ねてみた。その結果、「遅いのでもうシャトルバスは無いから、タクシーで行く方がいいわよ、近いからそんなにお金とられないから」と言うと、可愛らしい顔が突如歪み、泣き始めた。「日本人、優しい……」と言った後。
大阪駅で何度もお礼を言いながら去って行く彼女を見ていると、何だか昭和のほんわかしていた頃を思い出した。一昨年中国に行ったときも、思いがけない優しさに何度も触れて、胸がジーンとなったっけ。大挙してやってくる中国からの旅行者。人間レベルで前向きな隣人関係になるといいわね。
やがて普通列車に乗ろうとしているので、疲れていてめんどくさいなとは思ったけど放っておけなくて、「大阪に行くんじゃないの」と訊いてみた。こっくりする。「それなら後で来る早い電車に乗りなさい」と言って、結局同じ新快速に乗って隣り合わせの席に座った。

大阪のホテルを訊き出し、電話をかけてシャトルバスはまだあるのかと尋ねてみた。その結果、「遅いのでもうシャトルバスは無いから、タクシーで行く方がいいわよ、近いからそんなにお金とられないから」と言うと、可愛らしい顔が突如歪み、泣き始めた。「日本人、優しい……」と言った後。
大阪駅で何度もお礼を言いながら去って行く彼女を見ていると、何だか昭和のほんわかしていた頃を思い出した。一昨年中国に行ったときも、思いがけない優しさに何度も触れて、胸がジーンとなったっけ。大挙してやってくる中国からの旅行者。人間レベルで前向きな隣人関係になるといいわね。
