イギリスで、子供のイベントが行われていた会場で、28歳の女性が47歳の女性の鼻に噛みついた。鼻の一部を口から吐き出してその場を去ろうとしたというから凄まじい。『シャークアタック』と言われて大騒ぎになったこの事件、懲役6年の刑が言い渡された。
幸いなことに噛みつかれた女性の鼻はもとに戻されたが、傷口は残ったまま。女性は毎朝鏡を見るたびに、あの恐ろしい瞬間を思い出し、一生苦しみ続けると法廷で訴えた。多くの子供を含んだ450人の観衆の前で行われた『シャークアタック』、多くの人に迷惑をかけた。

その中には8歳を頭に3人いるアタッカーの子供たちも含まれている。 そもそも、どこの席に座るかという『子供じみたばかばかしい』口論(法廷での陳述の一部)がきっかけで起きたこの事件、被害女性を筆頭に多くの人の心に深い傷を残した。
『怒りを抑制できない人、人を攻撃せずにいられない人』というテーマで書かれた本を読んだ。周囲の人は攻撃され続けることで精神的にダメージを受ける。距離を置くのが一番。しかし、『シャークアタック』のような、唐突な怒りの噴出は防ぎようがない。人間が怖い。