胃カメラを飲まないと言ったら、とたんに「はい、次の方」の顔に
この前の健康診断の検査結果が出た。見るのが怖かった。だって、怖い病気の兆しありなんて出ていたら、後の人生が変わってくるじゃない。先日会った友達が元気がなかった。様子がおかしいと思っていたら、その夜明るい声で電話がかってきた。
「年末の健康診断で引っかかって、精密検査を受けたの。さっき結果を訊きに行くと、癌かもしれないと言われていた塊が、脂肪の塊だったのよ。生き返ったわ!」 良かった、と思いながら、じんわり自分のことが心配に。告知されていたらどうしよう。

エイヤッと検査結果を開けると、やはり要治療コレステロールと放置しておいていい胸にある影(これは以前水泡だった)、それにもう一つ。一応念のために少しちじんでいるので胃を診てもらうようにとのこと。そこで近所の医者に出かけた。
何も聞かずにすぐに「胃カメラを呑むか呑まないか」の話になった。呑みません、と言うと医者の表情から患者(私)に対する関心がサッと消えた。「はい、次の方」という顔になったのだ。「あ、先生、コレステロールは食べ物を気をつけるといいですか」と訊くと「(どうでも)いいでしょう」と即答。

看護婦さんが誇らしげに指さしたカレンダーを見ると、胃カメラを呑む人の予定がビッシリ。胃カメラは保険があっても1万円もする。医院の収入は33333円だ。殆ど何も訊かず、「You, 胃カメラ、Yes?!」って態度になるのも、分からない気がしないでもない(どっち?)
何だかねえ、高齢者が殆どの患者が、体にも財布にも負担のかかる胃カメラを即呑まされるというのもねえ。お年寄りが何種類も飲んでいる薬といい、もっと医療費を減らすことができるんじゃないの。医は仁術を英語ではHumanistic medicine(人間中心の医学)という。はてさて。
「年末の健康診断で引っかかって、精密検査を受けたの。さっき結果を訊きに行くと、癌かもしれないと言われていた塊が、脂肪の塊だったのよ。生き返ったわ!」 良かった、と思いながら、じんわり自分のことが心配に。告知されていたらどうしよう。

エイヤッと検査結果を開けると、やはり要治療コレステロールと放置しておいていい胸にある影(これは以前水泡だった)、それにもう一つ。一応念のために少しちじんでいるので胃を診てもらうようにとのこと。そこで近所の医者に出かけた。
何も聞かずにすぐに「胃カメラを呑むか呑まないか」の話になった。呑みません、と言うと医者の表情から患者(私)に対する関心がサッと消えた。「はい、次の方」という顔になったのだ。「あ、先生、コレステロールは食べ物を気をつけるといいですか」と訊くと「(どうでも)いいでしょう」と即答。

看護婦さんが誇らしげに指さしたカレンダーを見ると、胃カメラを呑む人の予定がビッシリ。胃カメラは保険があっても1万円もする。医院の収入は33333円だ。殆ど何も訊かず、「You, 胃カメラ、Yes?!」って態度になるのも、分からない気がしないでもない(どっち?)
何だかねえ、高齢者が殆どの患者が、体にも財布にも負担のかかる胃カメラを即呑まされるというのもねえ。お年寄りが何種類も飲んでいる薬といい、もっと医療費を減らすことができるんじゃないの。医は仁術を英語ではHumanistic medicine(人間中心の医学)という。はてさて。
