大阪弁とアメリカ英語は同じところで笑う
昨日、面白い記事を目にした。大阪弁とアメリカ英語は同じところで笑うというもの。
そう言えば、ニューヨークで生き生きと動き回っていた人には、大阪人が多かった。
ビジネス新聞社のニューヨーク支社長はこてこての大阪弁で、昼休みが終るとワイシャツの袖口を捲り上げながら、「仕事や、仕事や」と言って歩き回っていた。
大手監査法人でも、アメリカ人のパートナーに臆することなく、一番リラックスしていた日本人のパートナーは、大阪弁でジョークを飛ばしていた。
もともと大阪が発祥の地の大手商社には、標準語を話していてもイントネーションで大阪出身だと分かる人が多くいた。アメリカ人の秘書が、休暇が終っても一週間以上帰って来なかったとき、ふと耳にした中間管理職のぼやき。「またや。わややわ」どうやら彼女は常習犯だったらしい。
子供を連れてグリーンカードを取得するために一度帰国したときの、新大阪駅での出来事。背負子に子供を入れたまま、懐かしい立ち食いうどんを食べた。すると背中の子供が喃語でわめき始めた。うどんを食べていた周りの人たちが、どっと笑った。
「おかあちゃんばっかり、ええことしてなあ」「ぼくも食べたいわなあ」
ニューヨークで、何度か大阪弁で話しかけられたことのある子供は、デジャブを感じていたかも。
ノーベル賞を受賞した山中教授の関西訛りの日本語は優しい。腹が立った人が河内弁でまくしたてる、すんごい大阪弁にはギョッとさせられるが、京都神戸も含めた関西弁は東京弁と比べて柔らかい。「あほ」と『バカ』の違いかしら。
関西弁とフランス語は同じような運命を辿っているという興味深い指摘もあった。どちらもそれぞれ世界と日本で優位な言葉としての地位を長年保ちながら、今は英語と東京弁にやられている。ふうん、なるほど。

そう言えば、ニューヨークで生き生きと動き回っていた人には、大阪人が多かった。
ビジネス新聞社のニューヨーク支社長はこてこての大阪弁で、昼休みが終るとワイシャツの袖口を捲り上げながら、「仕事や、仕事や」と言って歩き回っていた。
大手監査法人でも、アメリカ人のパートナーに臆することなく、一番リラックスしていた日本人のパートナーは、大阪弁でジョークを飛ばしていた。
もともと大阪が発祥の地の大手商社には、標準語を話していてもイントネーションで大阪出身だと分かる人が多くいた。アメリカ人の秘書が、休暇が終っても一週間以上帰って来なかったとき、ふと耳にした中間管理職のぼやき。「またや。わややわ」どうやら彼女は常習犯だったらしい。
子供を連れてグリーンカードを取得するために一度帰国したときの、新大阪駅での出来事。背負子に子供を入れたまま、懐かしい立ち食いうどんを食べた。すると背中の子供が喃語でわめき始めた。うどんを食べていた周りの人たちが、どっと笑った。
「おかあちゃんばっかり、ええことしてなあ」「ぼくも食べたいわなあ」
ニューヨークで、何度か大阪弁で話しかけられたことのある子供は、デジャブを感じていたかも。
ノーベル賞を受賞した山中教授の関西訛りの日本語は優しい。腹が立った人が河内弁でまくしたてる、すんごい大阪弁にはギョッとさせられるが、京都神戸も含めた関西弁は東京弁と比べて柔らかい。「あほ」と『バカ』の違いかしら。
関西弁とフランス語は同じような運命を辿っているという興味深い指摘もあった。どちらもそれぞれ世界と日本で優位な言葉としての地位を長年保ちながら、今は英語と東京弁にやられている。ふうん、なるほど。
