ニューヨーク水害とデパ地下男の共通点
昨夜デパ地下で物色中立ち止まると、後ろから怒声が飛んだ。「何や、こいつ、何してるねん」比較的若めの裏返った男の声。
「うるさい、バカ、ここは立ち止まって買い物するための場所よ。邪魔になるなら、ここから出て行けー!」と、啖呵を切った私。
と、いきたいところですが、止めました。最近の人間の壊れぶり、恐ろしいものがあります。以前の私なら振り向いて、「そっちこそ、うるさいわね!」くらいは軽く言っていたのですが。
それよりもショックなこと。それは自然災害には無縁だったはずのニューヨークがサンディーに襲われ、大きな被害が出たということ。閑静なニューヨークのベッドタウン、ニュージャージの住宅街も水浸し。
あれほど活気があって現実から遊離していたニューオリンズが、ハリケーンでめちゃめちゃになった後急速に衰退した例もあるので心配です。
マンハッタンに住んでいた頃、週末や仕事の後、ジョギングするのが日課でした。ルートは、52丁目とレキシントンアベニューの交差する場所にあるコンドから、セントラルパークまで。この季節はハロウィーンの南瓜が街中のあちこちで笑っていたので、目をキョロキョロさせながら走ったものです。
あの心はずむ季節を迎えたニューヨークに季節はずれのハリケーン崩れが襲いかかるなんて、以前には想像すらできなかった。
台風やハリケーンが巨大化し、予期しないルートを進むようになったのも地球温暖化の影響。その原因は……
デパ地下の“まじ切れ男”とニューヨークの被害には共通点がありました。どちらも『人間が怖い』

「うるさい、バカ、ここは立ち止まって買い物するための場所よ。邪魔になるなら、ここから出て行けー!」と、啖呵を切った私。
と、いきたいところですが、止めました。最近の人間の壊れぶり、恐ろしいものがあります。以前の私なら振り向いて、「そっちこそ、うるさいわね!」くらいは軽く言っていたのですが。
それよりもショックなこと。それは自然災害には無縁だったはずのニューヨークがサンディーに襲われ、大きな被害が出たということ。閑静なニューヨークのベッドタウン、ニュージャージの住宅街も水浸し。
あれほど活気があって現実から遊離していたニューオリンズが、ハリケーンでめちゃめちゃになった後急速に衰退した例もあるので心配です。
マンハッタンに住んでいた頃、週末や仕事の後、ジョギングするのが日課でした。ルートは、52丁目とレキシントンアベニューの交差する場所にあるコンドから、セントラルパークまで。この季節はハロウィーンの南瓜が街中のあちこちで笑っていたので、目をキョロキョロさせながら走ったものです。
あの心はずむ季節を迎えたニューヨークに季節はずれのハリケーン崩れが襲いかかるなんて、以前には想像すらできなかった。
台風やハリケーンが巨大化し、予期しないルートを進むようになったのも地球温暖化の影響。その原因は……
デパ地下の“まじ切れ男”とニューヨークの被害には共通点がありました。どちらも『人間が怖い』
