両親と弟妹4人を殺された少女に囁いた天使

アメリカヤフーを見ると、下手な小説よりも凄惨な記事をちょくちょく見かける。でも、今日の記事には感動させられた。叔母さんの前夫が押し入ってきて両親と弟妹4人が殺され、自分も頭を銃で撃たれながら、奇跡的に回復した15歳の少女の話だ。

先週の水曜日ヒューストンで起こったその凶行のさなか、少女は天使が囁くのを聞いた、「静かにじっとしていて」。あれは亡くなった弟や妹の声だったかもしれない、と残った家族は後で話合った。大怪我をしながら、彼女は電話をかけた。「おじいちゃんとおばあちゃんの家に行くかもしれない」



祖父は言う。「もしあの子が知らせてくれなかったら、自分も含めて20人の家族の葬式を同時にすることになっていただろう」　　事件から二日後の金曜日退院した少女は、その翌日人々の前でスピーチをした。「いなくなったみんなにいつか会えると信じているわ」

健気な少女だ。頭蓋骨に傷を負いながら、家族を殺されながら、前向きに生きていこうとしている。それにしても、こんな事件が何件起こってもアメリカは銃を野放しにしている。とても現代を生きている国だとは思えない。ララミー牧場で時間が止まっている。