# 子供をひ弱にする、カーリングペアレントの罪
我が家の息子は、私が働いていたのであまりかまってやれなかった。小学校低学年時代、忘れ物(母親手製の雑巾や、授業で使う必需品等)をして、家に取りに帰っても、親は居ない、準備もされていないので、家のドアの前に立って、わんわん泣いていたこともザラ。
宿題も本人任せにしていたので、ほとんど見てやった記憶が無い。おまけに、平日は東京で仕事をし、金曜日の夜のぞみで大阪に帰って、日曜日の夜また東京へ行くという生活を三ヶ月ほどしたことがある。その間、従妹が面倒を見てくれていた。
父親もいない生活で母親が離れているのが不安でたまらないらしく、私が神谷町の会社を出た後「お母さんをお願いします」と電話をかけ、いないと言うと「どこに行きましたか」とあれこれ尋ねるので、「可愛くて切れなかったよ」と対応した同僚が笑っていた。勿論、広尾のマンションには、毎晩長々とした電話をかけてきた。
今子供が少しでも困った目に合わないように、困難なことをすべて子供が通る前に掃除をしておこうとするカーリングペアレントが多いと聞く。子供はひ弱に育ち、ちょっと面倒なことが持ちあがったら耐え切れず、切れたり、引きこもりになったりする。
世の中に出ると、思い通りにいかないことばかりだ。コンチクショーと思っていても、簡単に切れるわけにはいかない。その中で生きていくためには、ひ弱な草食系だと肉食系に食べられるか、世話をする親が老衰で死ぬと餓死する可能性すらある。
困難なことは掃除をせず放っておいて、如何に対処するか横目でチェックするだけにしましょう。ちなみに家の子は、自分は肉食系だと宣言しています。確かに思い当たるフシはあるな、うん。

宿題も本人任せにしていたので、ほとんど見てやった記憶が無い。おまけに、平日は東京で仕事をし、金曜日の夜のぞみで大阪に帰って、日曜日の夜また東京へ行くという生活を三ヶ月ほどしたことがある。その間、従妹が面倒を見てくれていた。
父親もいない生活で母親が離れているのが不安でたまらないらしく、私が神谷町の会社を出た後「お母さんをお願いします」と電話をかけ、いないと言うと「どこに行きましたか」とあれこれ尋ねるので、「可愛くて切れなかったよ」と対応した同僚が笑っていた。勿論、広尾のマンションには、毎晩長々とした電話をかけてきた。
今子供が少しでも困った目に合わないように、困難なことをすべて子供が通る前に掃除をしておこうとするカーリングペアレントが多いと聞く。子供はひ弱に育ち、ちょっと面倒なことが持ちあがったら耐え切れず、切れたり、引きこもりになったりする。
世の中に出ると、思い通りにいかないことばかりだ。コンチクショーと思っていても、簡単に切れるわけにはいかない。その中で生きていくためには、ひ弱な草食系だと肉食系に食べられるか、世話をする親が老衰で死ぬと餓死する可能性すらある。
困難なことは掃除をせず放っておいて、如何に対処するか横目でチェックするだけにしましょう。ちなみに家の子は、自分は肉食系だと宣言しています。確かに思い当たるフシはあるな、うん。
