見知らぬ人に食べ物をあげる癖
今日はパンの日、神戸屋で500円以上買うと、200円の次に使えるチケットをくれる。(レーズン量が凄い)400円のレーズンパンのハーフと菓子パン一つを買った。地下鉄で地元に帰り、エレベーターに乗ったとき、一人暮らしらしきおばあちゃんと話がはずんだ。
別れるとき、母を思い出して、つい、「良かったら食べてください」と言って菓子パンを差し出した。亡き母より一歳年下のおばあちゃんは、「これは、これは」と言って相好を崩した。「お気をつけて」と言って別れた。亡くなる前日、母はお気に入りの菓子パンを食べた。

アビニョンで焼き栗をたくさん買って食べながら歩いていたとき、向こうからフランス人のスカーフをしたおばあちゃんが歩いてきた。そのポケットの中に焼き栗をおすそ分けした。紅葉したプラタナスをバックに、「メルシー」と言って微笑んだおばあちゃんの顔が忘れられない。
沖縄のリゾホを発つとき、冷蔵庫に入れていたスイーツを、ホテルの女性従業員にそっと渡した。イベント係らしくスーツに身を包んだ美しい彼女は、こちらが驚くくらい大喜びをしてくれた。 この、見知らぬ人に食べ物をあげる癖、死ぬまで治りそうにない。

別れるとき、母を思い出して、つい、「良かったら食べてください」と言って菓子パンを差し出した。亡き母より一歳年下のおばあちゃんは、「これは、これは」と言って相好を崩した。「お気をつけて」と言って別れた。亡くなる前日、母はお気に入りの菓子パンを食べた。

アビニョンで焼き栗をたくさん買って食べながら歩いていたとき、向こうからフランス人のスカーフをしたおばあちゃんが歩いてきた。そのポケットの中に焼き栗をおすそ分けした。紅葉したプラタナスをバックに、「メルシー」と言って微笑んだおばあちゃんの顔が忘れられない。
沖縄のリゾホを発つとき、冷蔵庫に入れていたスイーツを、ホテルの女性従業員にそっと渡した。イベント係らしくスーツに身を包んだ美しい彼女は、こちらが驚くくらい大喜びをしてくれた。 この、見知らぬ人に食べ物をあげる癖、死ぬまで治りそうにない。
