胸の中にしまっておける人は一生ものの宝(続)復刻版
若い頃出会って互いに惹かれあいながら、運命に翻弄されて一緒になれなかった人。専門家の集うSNSで分かった相手の消息と連絡先。(この続編をうっかり消去した後、その他ブログで上位になっていた。申し訳ないので復刻版を作ることに)
長い年月が経ち、ただ懐かしさから同窓会のノリでメールを出してみた。ドクターになっていた彼からは大喜びで返事がきた。「北スウェーデン出身の息子の彼女の家があの駅の近くだと知って、以来ずっと君のことを考えていたんだ」

スウェーデン (トリップアドバイザー提供)
最初、北欧出身の誰かと間違えているのではないかと思ったが、北極圏のナルビク発の電車に乗り合わせたとき、フィンランドに行く彼が一足先に降りた駅だと分かった。走り出す列車を名残惜しそうに見送ってくれたブロンドの19歳の少年。
少し年上の私の年を知っていて、ずっと君のことを考えていた、なんて言ってくれる人は他にはいない。若い頃出会って互いに好きになった人は決して裏切らない、というのは本当だと思う。当時の純粋な気持ちは、年月が経っても色褪せない。

スウェーデン (トリップアドバイザー提供)
折に触れてメールで連絡を取り合おうと言ってきた彼。(最初の連絡は互いの両親が亡くなったという悲しいものだったが) ずっと胸の中にしまっておける人がいるという幸せは、大金を積んでも買うことができない。友情と同じ一生ものの宝だ。
最近プラトニックは流行らないようだが、恋の醍醐味はそこに凝縮されている。簡単に形而下の関係になってしまうと、美しい恋が開花する前に蕾のまま地面に落ちてしまう。たくさんの恋を開花させてほしい。

スウェーデン (トリップアドバイザー提供)
長い年月が経ち、ただ懐かしさから同窓会のノリでメールを出してみた。ドクターになっていた彼からは大喜びで返事がきた。「北スウェーデン出身の息子の彼女の家があの駅の近くだと知って、以来ずっと君のことを考えていたんだ」

スウェーデン (トリップアドバイザー提供)
最初、北欧出身の誰かと間違えているのではないかと思ったが、北極圏のナルビク発の電車に乗り合わせたとき、フィンランドに行く彼が一足先に降りた駅だと分かった。走り出す列車を名残惜しそうに見送ってくれたブロンドの19歳の少年。
少し年上の私の年を知っていて、ずっと君のことを考えていた、なんて言ってくれる人は他にはいない。若い頃出会って互いに好きになった人は決して裏切らない、というのは本当だと思う。当時の純粋な気持ちは、年月が経っても色褪せない。

スウェーデン (トリップアドバイザー提供)
折に触れてメールで連絡を取り合おうと言ってきた彼。(最初の連絡は互いの両親が亡くなったという悲しいものだったが) ずっと胸の中にしまっておける人がいるという幸せは、大金を積んでも買うことができない。友情と同じ一生ものの宝だ。
最近プラトニックは流行らないようだが、恋の醍醐味はそこに凝縮されている。簡単に形而下の関係になってしまうと、美しい恋が開花する前に蕾のまま地面に落ちてしまう。たくさんの恋を開花させてほしい。

スウェーデン (トリップアドバイザー提供)