先日外国人30人を率いて新大阪から広島まで新幹線に乗ったときのこと。驚いたことに、大男の(モチ外国人)ツアーリーダーが折り紙の鶴の折り方をみんなに教え始めた。「しまった、やはり練習しておけばよかった!」とたらりと冷や汗が。
30人もいるので、全体的な説明の後、個々人にツルの折り方を指導している大きな手のツアーリーダー。もちろん私にもグループメンバーのすがるような目が集まる。折りかけの鶴を差し出して、次のステップを教えていただきたいとその目は言っている。

最初はごまかしていたが、いろんな人から何度も訊かれるので、ついに白状した。「隠していたのだけど、鶴が折れないのよ、私」。みなさん、納得と同時に、いい歳をした日本人でもそんな人がいるのかという驚嘆の目で見られた。うわあ、カッコ悪い。
その日の早朝京都のホテルから伏見稲荷に向かう途中、誕生日の人がいるので日本語で誕生祝の歌を歌ってほしいと言われて、ハッピバースディを英語で歌うと、「だめだめ、日本語で」と言われた。そこで、代わりに「さくら、さくら」を歌うと大喜び。いつもの手で切り抜けたのだが……

それにしても、和服姿の中国人がグループやカップルで京都の街を行き来し、大きな手をした外国人がツルを折り、バスの中で遠来の客がお国ことばで俳句を詠み合う…… 何だか日本人が日本の伝統から取り残されつつあるような気がしてタラリ!
30人もいるので、全体的な説明の後、個々人にツルの折り方を指導している大きな手のツアーリーダー。もちろん私にもグループメンバーのすがるような目が集まる。折りかけの鶴を差し出して、次のステップを教えていただきたいとその目は言っている。

最初はごまかしていたが、いろんな人から何度も訊かれるので、ついに白状した。「隠していたのだけど、鶴が折れないのよ、私」。みなさん、納得と同時に、いい歳をした日本人でもそんな人がいるのかという驚嘆の目で見られた。うわあ、カッコ悪い。
その日の早朝京都のホテルから伏見稲荷に向かう途中、誕生日の人がいるので日本語で誕生祝の歌を歌ってほしいと言われて、ハッピバースディを英語で歌うと、「だめだめ、日本語で」と言われた。そこで、代わりに「さくら、さくら」を歌うと大喜び。いつもの手で切り抜けたのだが……

それにしても、和服姿の中国人がグループやカップルで京都の街を行き来し、大きな手をした外国人がツルを折り、バスの中で遠来の客がお国ことばで俳句を詠み合う…… 何だか日本人が日本の伝統から取り残されつつあるような気がしてタラリ!
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