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音楽は記憶を刺激する。『花のサンフランシスコ』を聞くと、ハイデルベルクで出合ったアメリカのヒッピーの青年を思い出す。その頃ハイデルベルクには、まだ多くのアメリカ兵が駐屯していた。

ヨーロッパを旅する日本人は今ほど多くなかったので、若いアメリカ兵たちが陽気に話しかけてきた。少し離れた場所からそれを見ていたヒッピーの青年が、頃合を見て近寄ってきた。

ブロンドの長髪、優しさをたたえたハシバミ色の目、徴兵制を嫌って、アメリカから逃れてきたのだろうか。彼は頭に挿していたピンクのバラを取ると、それを私に差し出した。

ドイツハイデルベルクとライン川small

受け取ると、エーゲ海のブリーズのような、いやプロヴァンスの風のような微笑を浮かべた。何も言わなくても、その目を見ると、言いたいことが分かるような気がした。 ピース!

あの若きアメリカ兵たち、そしてあのハシバミ色の眼をしたヒッピーの若者、素朴でかわいらしいドイツのメッチェンたち、みんな今頃何処でどうしているのだろうか。

青春時代は長いようで短い。今思えばもっともっと大切に扱いたかった。人生は多分一度しかない。この美しい水の惑星で過ごす時間を一刻一刻大切にしたい、と思いませんか。若者よ、大海原へ乗り出そう!

石垣島白保海岸umi JPG

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世界で一番人種差別の無い国と言われているのはロシア。いろんな人種が住んでいるが、ソ連になって多くの貴族の血を引く白系ロシア人が世界各地に散らばった。

満州に亡命して来た人も多く、ハルピンはロシア風の建物の立つエキゾチックな街。終戦後その街で、ハッケロ人と呼ばれていた白系ロシア人が日本人に言った言葉、「あなたたちは、帰る国があっていいわね」。

それから数十年経って、まだソ連と呼ばれていたロシアのモスクワに行ったときのこと。道に迷った私に、二人の貴族の血を引くと思われる見目麗しき大学生の青年が案内を買って出てくれた。

博物館に入るときも、他のロシア人と相乗りのタクシー代も、全部払ってくれた、粗末な服装をしていたのに。私は英語を少し、彼らはドイツ語だけだったので、伝達ツールは絵だった。

モスクワ: 写真
モスクワ (トリップアドバイザー提供)

『ロシアより愛を込めて』を聞くと、キノコのような建物が建っていたクレムリン宮殿広場をバックにして微笑んでいた、あの高貴な風貌の心優しき青年二人を思い出す。

新潟から船に乗ってナホトカへ、その後シベリア鉄道でハバロフスクへ、そこからエアロフロートでモスクワまで行ったのだけど、今でもあのルートあるのかしら。

以前イーデス・ハンソンさんがロシア人に付いて「ロマンティック」と言っていたけど賛成! 近くて遠い国ロシア、意外と心優しき素敵な旦那さん候補がいるかも、よ。

モスクワ: 写真
モスクワ (トリップアドバイザー提供)
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海 夏碧

Author:海 夏碧
自分の足で歩き回った国は60ヶ国以上、ニューヨークとLAで会社勤めを経験。一人で子育てをしながら、外資系の会社の管理職を歴任。アイスバーンを運転してスキー場に行き、タンクを背負ってサンゴ礁を遊泳。目下、楽しめる起業を模索中。


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