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振り込め詐欺の手口がますます巧妙になってきて、老親が貯めたお金が詐欺グループの懐を潤している。ひょっとしたら、次の犠牲者はあなたのご家族かも。備えあれば憂いなし、対策を考えてみよう。

日頃親とあまりコンタクトを取っていないと、親は詐欺師からかかってきた電話の声を、簡単に息子の声と信じ込む。コンタクトが密だと、親は息子の状況が分かっているし、電話の声も聞き慣れているので、電話の内容が変だと思う確率が高くなる。

また、親が息子に電話をかけにくい状況にあると、お金を盗られる確率が格段にアップする。詐欺師の電話を受けた後、念のためにこちらから息子に連絡を取るという行動がなかなかできないのだ。たまに親が息子に電話をかけても、忙しいからと邪険に扱われているデジャブが、再確認のための電話をするという決意を鈍らせるからである。

なお、両親がどこの金融機関にどれだけ財産を預けているかをきちんと把握しておく必要がある。それらの金融機関と懇意にしておけば、大金を引き出そうとするあなたの老親に職員が声かけをしてくれる可能性が高くなる。

親は以前の親ではないと思っていた方がいい。どこの親も年年歳歳子供に返りつつあると考えるべき。万一振り込め詐欺にあったとしても、老いた親に責任を押し付けるのは酷である。

さっそく電話をかけてみましょう。詐欺を防ぐだけではなく親孝行もできる一石二鳥の方法だと思いませんか。By the time you'd like to be a good son, your parents are already gone. ”孝行したいときには親はなし”

涼しげな背比べ
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ゴーヤチャンプル、初めて作ったらなかなか良い出来栄え、味もグッドでした。食べているとき、八重山観光フェリーの中で食べたお弁当に入っていたゴーやチャンプルを思い出してほろり。アー、海に入りてぇ(北島選手風に)!

ゴウヤチャンプラー

石垣島の白保海岸でシュノーケルをした後岸に上がると、坊やを連れた素敵なカップルに遭遇。「黒島の仲本海岸がすごくいいですよ」と奥さんが良い情報を。ご主人も横でにっこり。海愛好家同士、心が通じた。夫婦円満の秘訣って同じ趣味を持つことかも。

さっそく翌朝黒島にクルーズ。港でママチャリを借りると、一目散に海岸を目指した。黒島も我が心にヒット。

黒島を自転車で走りぬける

宿のご主人の『仲本海岸の手前の海洋研究所でライフジャケットを借りるのを忘れないで』との言葉に従い、先ず海洋研究所へ行った。足ヒレについて質問をされたので適当に答えると、「大丈夫かなあ」と心配されちゃった。白保の民宿のおかみさんにも、「生きて帰ってきてね」と言われたのを思い出した。ドンマイ、私が誰だか知らないな。

干潮時でも場所によっては水深が3メートルから5メートルあった。珊瑚や群れる熱帯魚に感動、時間の経つのを忘れた。海蛇とウツボをたて続けに見て驚き、足ヒレでキックしそうになった。こわっ!その後クマノミ城を発見。かわいーい。

ずーと海に入っていたので手がしわしわに。顔にはシュノーケルの紐が食い込んで太い線が。ドンマイ、ドンマイ。 時々海に仰向けに浮かんで青い空と碧い水平線を見ながら思った。究極の幸せはここにある。

ゴーヤチャンプルを食べると八重山の海がフラッシュバックされて、『どこでもドア』が欲しくなる。

干潮の仲本海岸
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7月30日、カリフォルニア州グレンデール市に、ソウルの日本大使館前に建てられたものとよく似た少女の慰安婦像が建てられる。それだけで終わらない。他の都市でも次々に建てられそうな勢いである。

私がニューヨークに住んでいた頃からコレアングロッサリーの店があちこちにあり、韓国系の人々の繋がりは強固だった。それに比べて日本人在住者間では一時滞在者が多いこともあって、強固な繋がりは無かったように思われる。

むしろ、その方が気楽な気もしたし、同じ民族で固まるより現地社会に溶け込みやすいのではないかと思われた。今、ここにきて、強固な韓国系アメリカ人の結びつきが一層強固になり、移住先の他国で日本を非難する像を次々と建てる勢いになっているのは明らかに行き過ぎだ。

時々旅行に行く我々ならともかく、現地に住んでいる日本人にとってはさぞかし苦痛ではないかと思うと、本当に気の毒だ。日本領事館、大使館は率先して韓国系住民やアメリカ地方議会の説得に当たるなり、政府が特使を派遣するなりして像の建立を阻止していただきたい。

以前のびのびとニューヨークで暮らしていた私としては、よく出かけたニュージャージーに記念碑が建立されたり、クィーンズに慰安婦通りができたりしているのは嫌な気分だ。現地では既に、日本人の子供が学校で苛められるという弊害も出ている。

これ以上の像の建立の阻止、既に建てられた記念碑や通りの名前の撤去等、具体的に粘り強く政府には対応していただきたい。ソウルの日本大使館の前に違法に建てられた像の撤去についても、諦めずに交渉を続けて欲しい。

韓国政府の態度も異常だ。反日に水をさすと国民から反発を食らうことを恐れて、『君子危うきに近寄らず』を押し通しているように思われる。他国で他国の人を苦しめるような自国民の振る舞いを放置しておくべきではない。

パワーを増した韓国系住民の票の行方も念頭に置いて、政府よガッツを入れて奮起してね、ココナッツを振り回す勢いで。

 青い空と白い雲とむくげ
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三人が死亡した交通事故に関して、レンタカーに異常があるのではないかという記事を読んだ。アクセルを踏んでも車が前に進まず、車線上でストップしたとのこと。レンタカーを借りたとき、私が経験をした怖いお話を一つ。

安さを売り物にしているレンタカー会社で初めて車を借りたとき、後ろのドアがきちんと閉まらなかった。二度目に借りたとき、運転席側のサイドミラーが半分千切れていて、ぶら下がりかけた。車を返すとき厳重注意をした。

三度目に借りたとき、二度目と同じ車が用意されていた。サイドミラーは治したのね、と思ってチェックをすると簡単にぶら下がった。その時間一人だけいた若い店員にその旨を告げると、「そういう車が嫌なら、高いレンタカー会社で借りてくれ」と言われた。絶句。それ以来縁を切った。

全国展開をしている会社なので、本部に苦情を言おうかと思ったが止めた。その店員には住所を知られている。客に対するあの口調では、恨まれると何をされるかしれやしないという底知れぬ恐怖。

勿論、ちゃんとしたレンタカー会社が殆どだと思う。以前借りていた大手のレンタカー会社では問題は起こらなかった。たまたまあの支店のあの対応が問題だっただけかもしれない。しかし一時が万事という言葉がある。三度も続けて故障車を貸すのは異常だ。

この際、レンタカー会社にきちんと整備をされた車だけを貸すという大原則を守っていただくことをお願いしたい。人の命がかかっているのだ。石油魂ともいうべき『海賊と呼ばれた男』を上記のレンタカー会社の経営陣に是非呼んでいただきたい。

あの店員の口調を思い出すと、今でもぞっとする。事故が起こっても「ここでレンタカーを借りたあんたの自己責任だ」と言われかねない。レンタカーを借りるときは、チェックを怠りなく。

       坊やを見守る花
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7月19日の夕方、西表島の上原港の手前で路線バスが信号待ちをしたとき、西表島にしては黒山の人だかりがしているのが見えた。台の上でこちらに背を向けて立っている若い男性が、パイナップルを頭の上にかざしている。島の人達と観光客が半々という按配の聴衆は、みんなニコニコ顔。

バスは港を一周した後、先ほどの人だかりの横で再び信号待ちをした。今度はパイナップル青年の顔が見えた。小泉進次郎氏だ。パイナップルを振り回しながら、一生懸命演説をしている。バスの中にどよめきが湧き上がった。私も含めて皆下車したそうだったけど、信号が変わった。

石垣島では安倍晋三氏とニアミスもした。自民党が参議院選挙にかける意気込みを感じた。そして目論見どおり自民党は圧勝。民主党は二大政党どころか、弱小野党の一つになった。

惨敗後奮起して大改革でもやるのかと思ったら、執行部の責任は一番人気の細野幹事長が辞任しただけで終結。トップ交代の提案は、超長老に一喝されておじゃん。「しっかりしてよ、あんたたち!」とメガホンを持って言いたい。二大政党制をなし崩しにした責任をとってよ。

原始の島でパイナップルを振り回していた小泉議員、何はともあれカッコよかったわよ。民主党には若者のために立ち上がる、若くて活きのいい議員が必要だ。尚且つ、そういう議員に活躍の場を与える党改革も不可欠だ。超年配議員が牛耳っている限り、民主党に明日はない。西瓜を振り回す勢いでやらんといけんよ。

ジャングルに咲くオレンジかずら




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読み始めた本に、最近の日本人は精神、心、身体の三つのバランスが崩れて、心の部分だけが大きくなっていると書いてあった。昔の日本人と比べて、弱くなったのだとも。

確かに、墓参のときなど伯父の顔等を思い出して『精神的に強い立派な人だったなあ』としみじみ思うことがある。母にしても、どうしてこんなにしっかり自分を持っているのだろうと感嘆することも多かった。

人生の先輩として良かれと思って言いにくいことを言うと、非難をされたという部分だけを肥大化して受け止めて、それ以後貝のようになった知人がいる。耳に痛いことを言ってくれる人を全て排除していると、人生のステップアップのチャンスを逃すのに…… 傷つきやすいのね、現代人は。

知人とマクドでチャットをしていると、職場の同僚について「みんな自分が一番大切なのね。難しいわ」と溜息をついていた。精神力が薄れてむき出しになった肥大化した心は、ちょっとした出来事にもすぐに傷ついてひりひりする。苦言など呈すると皮が破れて血が流れ出る。

このところ、あちこちで人が殺されたり遺棄されたりする事件が続いている。問題解決には他の手段があることを深く考えもせず、簡単に人を殺す。精神力を磨く必要のある日本人が異常増殖している嫌な例の一つだ。怖い。

世界文学大全集、日本文学大全集、そういった本を子供にどんどん読ませよう。小手先だけの受験勉強に血眼になっていると、親世代よりもっとひ弱な心を持った子供が増える。ここで親が一発奮起しないと、後20年後の日本がもっと怖くなる。

小浜島港の碧の海と青い空

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西表島の浦内川ジャングルクルーズ船に乗っていたとき、一人だけ外国人女性がいるのに気付いた。下船前、「船は12時半に迎えにくるので、それまでに帰ってきてください」と船長が乗員に告げた。大事なインフォメーションだ。私は彼女に英語で通訳をした。

船を下りてからマリュドゥの滝とカンピレーの滝までトレッキングをしながら、二人で物凄い勢いでおしゃべりをした。彼女はオーストラリアの若く美しい弁護士。推理小説好きの私には聞くことが山ほどあった。異邦人の彼女も既知の友に出遭ったように、興味深い話を次々に披露してくれた。とても楽しかった。

最後に出発した船着場に戻ったとき、再会を約束して別れた。ほんの数時間で心の通じる友達ができたことは、景色の美しさと共に心に深い喜びを与えてくれた。何とか英語が話せるようになると、世界はとても身近になる。日本の、特に子供や若者たちが日常英会話を話せるようになると、世界にたくさん友達ができるだろう。

飛行機の中で、子供をインターナショナル保育園に入れていたというお母さんの話を聞いた。「今年から公立小学校に入れたけど、せっかく身についた英語を保持するのが大変」とのこと。もったいない話である。

『小学校から英語を取り入れるのは問題だ、国語を習得してから英語を学ばせる方がいい』という意見を最近チラホラ目にするが、日本の英語教育はこのままではいけない。中学高校と6年間勉強をして、日常英会話もままならないというのは異常だ。

それにしても若くて美しいオーストラリアの弁護士なんて素敵。私との落差は滝の如し。ま、アホの一徹のように好きなことに打ち込んでいる我が息子に頑張ってもらうか。おーい、聞いてる?

マリュウドの滝
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白保海岸にシュノーケルに行ったら、既に午後の『シュノーケルで珊瑚礁巡り』の船は出払った後だった。しまった、と思ったが気を取り直して、近くの船宿民宿に行った。顔を出したおかみさんに、「あんた、一人? 何で一人で旅なんかしているのよ」と言われた。

しかしその後、少し考え込んだおかみさんは「でも、そうだね、一人の方が気が楽だもんね」と言って笑った。そこで借りたシュノーケルセット一式を身につけた私は、トロピカルブルーの海で熱帯魚を見ながら考えた。自由は幸せの第一定義である…… 少なくとも私には。

旅行中、多くの家族連れに出会った。三世代で旅をしている家族も多かった。その中でも妻の母親だけが一緒についてきて、孫と一緒に楽しそうにしている姿をよく見かけた。夫側の祖父母が悔しい思いをしているのではないかと、ふと気になった。

立派なホテルで楽しそうにしている三世代家族を見た。特に祖父母の顔が明るかった。大阪に帰ってから、スーパーでトマトを手にとって買おうかどうしようかと悩んでいる老夫婦を見て、そのことを思い出した。芋ずる式に、お金のある人と無い人の老後について考え込んだ。

お金があっても、退職後の夫が妻の行動を全て見張っているような状態ではどちらも幸せになれない。妻には友達とのランチトーキングが必要だし、プチ旅行も赦してあげよう。夫は、妻の見張り以外にやることがある状況に自分を置く必要がある。

老後に必要なのは「きょういく」と「きょうよう」だと朝日新聞に書いてあった。「きょういく」は今日行くところがある、「きょうよう」は今日用がある、だとのこと。結局幸せって、家族も大切だけど、万人にとって適度にお金があり、自由に行動もできる状態をいうのかなあ。

最後に一言。一人旅を目いっぱい楽しめるようになると、好奇心もわらわらと湧き上がり、老後に「きょういく」と「きょうよう」に事欠かなくなること請け合いでーす。

碧の海と仲本の自然
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八重山諸島を旅する場合、朝早くから活動的に動くタイプの人には、リゾホではなくリーズナブルなホテルや民宿がお薦め。今回の6泊7日の旅では最初の二日だけネットで取ったオーシャンビューのそれなりのホテルに泊まった。

石垣島の離島フェリーターミナルから見える背の高いそのホテルは、バイキング形式の朝食付き。1日目は6時45分のバスに乗るため6時半からの朝食には間に合わず、適度にパンとかをテイクアウトさせてもらった。

2日目は、7時40分のフェリーに乗るためにゆっくり朝食を味わえなかった。フェリーターミナルでは安くて美味しいサンドイッチやお弁当が売られているので、離島巡りをする人は朝食無しのホテルでもいいかも。

ホテルと石垣港離島フェリーターミナル

3日目は西表島の民宿。翌朝9時に『カヌーと滝へのトレッキング+由布島への牛車観光』を申し込んだツアーの人が迎えにきたので、朝食はゆっくり味わえた。その夜、石垣島に戻ったので急遽最後の2日間泊まる予定だったゲストハウスに電話をして、もう1日追加をしてもらった。

ちょっとおしゃれな民家の、外階段から上がれるようになっている二階には3室あって、女性だけが泊まれるようになっていた。リビングダイニングとバス・トイレは3室で共用だが、1日目は私一人だった。アーバンリッチな親戚の家に遊びに来たという感じで、なかなか快適。

後の2日はダイビングをしてきたという三人と、西表島のリゾホで研修中の専門学校生二人が加わったが、いずれも元気な若い女性。息子と同世代なので、彼女たちの思考回路がほんわか分かり、おしゃべりがはずんだ。

最後の2日間の我がスケジュールは強行だった。早朝から歩いて12分かかる離島フェリーターミナルに駆けつけ島巡り。夕方や夜は、歩いて1分の所にあるホテル日航八重山の最上階のバーでサンセットを楽しんだり、ロビーで開かれる沖縄ソングのライブを見たりと目いっぱい楽しませてもらった。

元々ホテル日航八重山に泊まろうとしたのだが、部屋に空きがなかった。そこで近くのゲストハウスを選んだのだ。今回の旅、6泊の宿泊代は合計26,680円、平均一泊4,447円という結果に。うーん、スマートで快適な旅でした。

日航八重山ホテルの朝の庭
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西表島の上原港に到着したのは早朝、バス一区間分を歩いて民宿に行った。宿のおかみさんが「まあ、電話をしてくれたら迎えに行ったのにさあ」と言って、コーヒーとジューシーなパイナップルを切って薦めてくれた。その後ジャングルクルーズのボート乗り場に行くバスに乗るために、バス停に行った。辺りの雰囲気良好。

西表島民宿最寄のバス停

夕方民宿に帰るとおかみさんから「一番いい部屋よ」と言われた二階の部屋は、二つの窓から海が一面に見渡せた。最高級のリゾホでも、なかなかこうはいかない。暫し黙想。その後野菜をふんだんに使ったヘルシーな夕ご飯が待っていた。冷えたグラスに入ったビールはサービスとのこと。全て美味、又食べたい。

西表民宿の夕食良

翌朝、真っ赤な海の朝焼けを撮影した後、民宿の朝ご飯をしっかり食べた。日本の健康的な朝ごはん百選に選ばれそうな見事な出来栄え。おかげで、マングローブの森をカヌーで遡った後滝までジャングルトレッキングしてもヘッチャラでした。又食べに行くからね。

ココナッツビレッジの朝食



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石垣空港から関空行きの飛行機に乗り込むと、隣に座った小学校一年生くらいの坊やが泣き始めた。「帰りたくない」と言いながら。坊やの向こうに座ったお母さんが言うには、西表島がすっかり気に入って去るのを嫌がっているのだとのこと。

「まあ、坊や、おばちゃんも同じよ!」と思わず叫びそうになった私。そう、八重山諸島にすっかり魅せられた私は、帰るのが嫌で嫌でしかたがなかった。昨日、石垣島のホテル日航八重山の最上階のバーから、沈む夕日に染まった西表島を見ながら思わず涙ぐんでしまったのよ。

次の写真は西表島で泊まった民宿の、自分の部屋の前のテラスから撮った朝焼けに染まった空と海。西表島にはまだまだ手付かずの自然が多く残されていて、その魅力にはまると坊やみたいになるのよね、子供は正直、大人気ない私も正直。

西表朝焼けの美しい空

八重山諸島を巡る船に乗って訪れた島々はどこもみな素敵。トロピカルブルーの海と空が美しい桟橋に降り立つと胸の動機がアップ。さあ、この島で何に出会えるかな、わくわく感がたまらない。島旅、最高!

フェリー到着小浜島港

フル回転で4つの島に上陸したけどやはり恋したのは西表島。ジャングルクルーズの船の上から撮ったマングローブと噎せ返るような亜熱帯の森。私のルーツはあそこかもしれない。ああ、帰りたくなかった。今日の午後大阪に着いて、それから茫然自失状態。あの坊や、立ち直ったかしら。

西表島マングローブ
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石垣空港に到着前、通路側の席から身を乗り出して窓の外を見た(ヘラクレスのような男性が窓辺に座っていた)。青い空に白い雲、その下に広がるトロピカルブルーの海。当然それを想像していた。

ところが、何と、外に広がっていたのは小雨交じりの曇天、海は鉛色。ひぇー、那覇は晴れの予想だったのに。それが違うのよね、先島諸島はフィリピンで発生して中国に向かっている台風8号の影響を受けて何と明日19日(金曜日)まで雨と曇り。

海辺の眺めのよいホテルも台無し、とがっくり。でも気を取り直して荷物を預けるとすぐに珊瑚の美しい川平へ5日間2000円で乗り放題の路線バスで出かけた。曇天の下でも、さすが美しき川平湾。

帰りに乗ったバスの運転手さんが、ガイド顔負けの説明をしてくれた。「あ、右手に西表島、雨ですね」「左に見えるのはマングローブ林、奥の方まで続いていますよ」「はい、この工房は見学自由、今度行ってね」

ランチを取った店は、白雪姫の森の小人を連想するかわいいおじさんが一人でやっている店。物凄く焦ってフライパンを振り回している。八重山そば、冷凍庫で冷やしたグラスに入れた沖縄生ビール美味でした。

「阿部首相がついそこで演説をしていたよ」とのおじさんの言葉に、「食べる前に言ってよ」と私。沖縄の人はきさくで、一人旅でもあちこちで言葉を交わす。バスの中では、かわいらしいオバアに話しかけられてオバア同士話がはずんだわ。

今朝は朝6時45分のバスで玉鳥崎展望台へ行った。ホテルの朝食は時間が無いので、パックを持っていってもらってきた。バスは私一人で貸しきり状態。運転手さんが懇切に道を教えてくれる。天気もほんのり増しになり、絶景、絶景、思わずうなってしまった。

今、石垣空港の10分100円のパソコンで書いている。昨日石垣図書館で書いた分は、自動削除されてしまったの。今から食事をして、12時のバスで米原八重山やし群落へ行く。バスは私の自家用車状態。

午後3時前部屋に帰ると、テラスで冷たいビールを飲もうっと。明日はいよいよ西表島。ジャングルクルーズ、カヌー、熱帯魚シュノーケルとてんこ盛り。食事のおいしさがぴか一の民宿を予約しているので楽しみ。部屋にやもりがいるらしいけど、蚊取り線香をもってきたのでオッケー!

石垣島に住みたくなっちゃった。最後の日に不動産屋をのぞいてみようっと。私の撮った写真は帰ってから披露します。ああ、忙しい。最後に、石垣島は軽井沢みたいに涼しかった!アディオス!

ハワイ: 写真
(トリップアドバイザー提供)
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今、関空第二ターミナルのピーチ航空搭乗待合室にいます。今朝電車で来れば間に合うと思っていたら大間違い。バスで第二ターミナルに来るのに時間がかかるので、昨夜関空近辺にいないと間に合わないことがわかったの。

あわてて、どどどっと11時過ぎに関空へ。第一ターミナルに24Areaという、マクドやスキヤが24時間開いてる場所がある。おまけに交番、ローソンも24時間オープン。関空第一ターミナル2階で夜を過ごしました。

ブランケットを貸してくれるコーナーも、ネットカフェもあり至れりつくせり。大体四箇所に分かれてシート横並び五列くらいを独り占めして眠ることができる場所があり、快適そのもの。

交番のおまわりさんが深夜12時に、一応怪しいものではないかチェックにきます。マクドの前のシートで寝たのですが、外国人女性(国籍不明)のおしゃべりが丑三つ時を過ぎても甲高くて参りました。

一応鄭重にもう少し声を低くしていただけますか、と言うと、守ってくれました。2時半までぐっすり寝て、3時半から5時前までぐっすり寝て、顔も洗い快適でした。関空、なかなかいけてます。

今10分100円の待合室のパソコンで打っているので、写真が出せません。帰ってからまとめてばっちり出しますね。では、石垣島一週間の旅、行ってきます。
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若い頃勤めていた上場企業の名前を新聞で見つけた。懐かしくなって急いで読むと、とんでもない記事だった。成績の悪い社員を追い出し部屋ならぬ、追い出し出向先に送り、自主退職を促すというもの。毎日笑うことが多かった、和気藹々としたあの会社はどこに行ったのだろう。

一ヶ月少々働いた会社で、急ぎの仕事が終わりかけると派遣社員の人達が次々と消えていった。「次の仕事があればいいけど、まだ決まっていない」と言う真面目に働く若者や中年になりかけの人達。手にした決して多くはない賃金を、おかゆのように薄めて使うのだろうか。正社員ばかりだった日本はどこに行ったのだろう。 

昨日JRの福知山駅で、トイレの個室から女性の話し声がした。何か事情があって二人で入っているのかなと思ったら、怖い顔をした中年の女性が大声で「絶対に流してはならない」と言いながら一人で出てきた。後に入った人が流す音が聞こえたので、言葉通りの行動をとったのだろう。彼女が本当に流したくなかったのは何だろう。

その後乗った電車で、前の席に一人で座っていた別の中年女性が声高にしゃべっていた。携帯電話をかけているのでもなく、チラシを見ながら大声でコメントをしているのだ。まわりの人達が席を立って別の車両に消えた。何が彼女を、そこまで追い込んだのだろう。

お受験に必死で取り組んでいる子供たちがいれば、貧困家庭でろくにかまってもらえない多くの子供たちもいる。ちょっとおかしいぞ、日本。一億総中流と言われていた頃が懐かしい。一人一人が幸せになれる方向に舵を取ってくれる人を国会に送り出したい。

赤い新芽と池
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食生活を考え直すために、昨日の全食事を記録してみた。最後に取ったのは午後10時に食べたとんこつラーメン、夕食が早かったのでおなかが空いたのだ。ハム、ゆで卵半分、もやし、若布、葱、生麺、とんこつスープ。美味だったけど、11時に寝たので体に負担が。

25年7月14日午後10時ラーメン2

午後8時に食べた夕食、この黒いのはカリカリに焼いたギョーザ、冷奴、カボチャとインゲンの煮物、ミニサラダ。手作りギョーザも得意だが、今日は市販品。飲み物はノンアルコールビア。

25年7月14日夕食

昼食は食欲がなかったのでお店で買ってきたお寿司と、ハム・チーズ・レタス・胡瓜・トマト・若布のサラダ。(フランスの革命記念日だったので)ノンアルコールビアで乾杯。結局食欲も復活した。

25年7月14日昼食

薫り高いコーヒーを淹れて、いつも通りの朝食。野菜サラダをバリバリと。納豆や焼き魚、豆腐入り味噌汁などの和食も時々食べる。

25年7月14日朝食

おやつはピーナッツカリントウとチョコ少々。いつもは和菓子系が多い。 以上、全食材を考えると、うーん、これではいけないなと反省。きのこや青い魚なども加えて、好きな物に偏りがちな食生活を改善しなくっちゃ。先ずは現状把握が大切。

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イタリアに行ったらミラノやローマだけではなく、ちょっと変わった場所に足を伸ばしてみませんか。私がお薦めするのはチンクエテッレとポルト・ヴェーネレ。どちらもラ・スペツィアから行けます。

チンクエテッレ(五つの村)はイタリア北西部のリグーリア海岸の険しい崖に沿った、色とりどりの家屋が立ち並ぶ景観が見事な観光地。ポルト・ヴェーネレと共に世界遺産に登録されています。

私はラ・スペツィアに二泊し、着いた日は路線バスでポルト・ヴェーネレに行きました。車窓から見える海の景色を楽しんでいると、程なく到着したポルト・ヴェーネレの街。思わず息を呑みました。

海に面してオレンジ、黄色、水色、白等色とりどりの4,5階建ての細長い建物が軒を寄せ合って並んでいる、そのカラフルさがたまらない。港には小さなボートや漁船が浮かび、一度見るとクセになり何度も戻ってきたくなる場所です。

この色彩がそれぞれ個別にアレンジされて、五つ見ることができるのがチンクエテッレ。海岸沿いの道を歩いて五つの村を全制覇できますが、結構距離があるので乗り降り自由な電車のチケットを買うのがお薦め。

このチケットはラ・スペツィアの駅の窓口ではなく旅行案内所で買ってください。うっかり駅の窓口で普通のチケットを買ってしまい、払い戻しをしてもらうのに一苦労しました。ヨーロッパの駅では切符を買う前に、旅行案内所などでお得なチケットがないか確認するのがいいと思います。

チンクエテッレ、遊歩道を歩くだけでも海のすばらしさを満喫できるし、おまけに五回息を呑むことができる場所。心臓に気をつけて、行ってらっしゃーい。

     チンクエテッレの写真
チンクエテッレ (トリップアドバイザー提供)




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気になっている窓があった。間が30メートルくらい離れている向かいのマンションの窓である。いつでも電気がついていた。少し紅い電気が真昼でも午前3時でも消えない。ひょっとしたら一人暮らしの人で、電気を消せない状況にあるのかしら、と心配になった。

管理人か警察に報せたほうがいいのかしらと思い始めた矢先、昨日突然その窓のシャッターが下ろされているのを見た。今朝、再確認し、ああ、やはりと思った。考えすぎだろうか。

お一人様が増えている。自分の身の処し方、及び身の回りはきちんとしておかねばならない。断捨離という言葉が横行し、いらない物を捨てられない人は愚か者だみたいな風潮が無きにしも非ず。

私もあれこれ整理して断捨離しないといけないと、かなり焦っていた。しかし最近考え方が変わった。よほど物が溢れ、置き場が無くて家の中が散らかっているならともかく、何も眦決して物を捨てる必要はないのではないかと。

そう思うと気が楽になった。人間、火事場の馬鹿力である。遠方への急な引越し等の必要に迫られて捨てなければならなくなると、パッ、パッと捨てられるものである。収まるべきところに収まっている間は気に病む必要はない。

何だ、考え方一つで人生がこんなに明るくなるのだ(断捨離がかなり重圧でした)。向かいの部屋の窓を見て朝からあれこれ考えた私。パスカルは言った、人間は考える葦である。今日は花を買いに行こうっと。

(ちなみに断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。この意味自体は賛成よ、ただ捨てねばならないという重圧が苦しかったのよ)

デパートの花園

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今朝はフレンチトーストを作ってみました。六枚切り食パン1.5枚を、卵一個、牛乳二分の一カップ、スティックシュガー一本をよく混ぜ合わせた中に五分間漬ける。フライパンに薄く油かバターを敷き、焦がさないように片面三分くらいづつ焼く。

メープルシロップをかけて食べると一層おいしいが、ぐっと我慢。ロースハム、チーズ、テンコ盛りの野菜サラダ、オレンジジュース、コーヒーと一緒に、我が家の観葉植物に囲まれて食べると気分はジャングルクルーズ。

ジャングルクルーズといえば、以前書いたように私が人生で遣り残したことの一つであるアマゾン川を筏で下る旅を思い出した。大分規模は縮小するが、台風一過の西表島でジャングルクルーズをするのを楽しみにしている。

我考えるに、人は何故生きているのだろう。カミュやカフカ、サルトルを読んでいた若い頃から答えは未だに見つかっていない。デカルトの有名な言葉、「我思うゆえに我あり」。考えること自体が自分が存在する証明であるというのだ。

フレンチトーストを食べながら、フランス人の偉大な哲学者の言葉を思い出した私。文明を離れた場所で(西表の人に怒られるかな)、ゆっくり人生の意味を咀嚼してこようっと。

フレンチトーストだ
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お昼前図書館に行って本を選んでいるとき、異様な物(者)を見た。半裸体に見えるランニングシャツに下着のようなベリーショートパンツ、髪と髭はぼさぼさにした年の頃五十代と見える男。カウンターに並ぶ人の傍に立ってゆらゆらしている。

「入館者に対する服装規定は無いのですか。あの様子じゃ猥褻物陳列罪に簡単になりますよ」とカウンターで告げてみた。「困っているのですよ」とは言うものの、積極的に対応できない苦渋を匂わす司書たち。

その後、同じ通りにある区役所に期日前投票に行った。案内係の中年の男女に図書館で見た異様な風体の男の話をして、区役所で何とかできないのかと質問した。人権が云々とか言って、埒が明かない。明らかに公序良俗違反なのにお上は何もしてくれないのか。

「私が区長なら自分で出向いて追い出してやるのに」と思いながら、警察に頼むことも考えた。しかし区役所の案内員が「何か犯罪でも犯さない限り……」と口を濁していたことを思い出した。

さっき夕刊を開いてぎょっとした。以前住んでいた宝塚の市役所で男が火炎瓶を投げたのだ。とっさに今日の図書館と区役所の対応が頭を掠めた。何をするかしれない最近の人間に危険を感じているのだ。

去年四月には「職員の対応が悪かった」という理由で、藤井寺市の市役所で男がガソリンを撒いた。同時期、生活保護の申請が断られたという理由で、川崎市の福祉事務所で液体が撒かれ放火された。

確かに公的機関が怯む気持ちは分かる。感情の暴走にブレーキの効かない人間が増えているのだ。けれども子供たちの目に触れさせたくない物(者)まで放置せざるを得ない状況は異常だ。問題は根深い。

都会のプロムナード
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30代の友達がアメリカに渡ったとき言った言葉。「億万長者を見つけて結婚するわ」 確かに目の付け所は良い。アメリカには億万長者が多いから。問題はどこにいるかだ。

フォーブスが行った2013年億万長者の国別ランキングは以下の通り。1位アメリカ442人、2位中国122人、3位ロシア110人、4位ドイツ58人、5位イギリス37人、6位台湾26人、7位フランス・韓国24人、9位日本22人

日本人の億万長者が少ないのは、大企業の役員がアメリカのように膨大な報酬を受け取らないからではないかしら。確かにアメリカのCEOの報酬は桁外れだ。

多くの社員が首切りをされている景気後退の最中にも、巨額の報酬を受け取っていたことが明るみに出た。株主も多額の配当を受け取るので、お金持ちはどんどんお金持ちになっていく仕組みが出来上がっている。

ようやく終えた一ヶ月チョイの仕事、多くの非正規社員の現状を目の当たりに見て胸が痛む。話をした人には「TOEICを受けて英語力をつけたら可能性が広がるわよ。お金をかけずに資格を取るのもお薦め」と言えたけど、大部分の人には言うチャンスがなかった。

今、厳しい状況に置かれている人にも、やり方と努力しだいで上に行くチャンスはいくらでもあると思う。働きながら大卒の資格も取れるし、受験資格を問わない役に立つ資格試験もいろいろある。講演でもして、多くの人に発破をかけたい。

英会話を学べば外資系や海外に飛躍するチャンスも出てくる。私の話を聞いて、40代で「もう年だから」という男性がいたが、40代は『もう年』ではない。背中を丸めていてはだめ、やるなら今しかないでしょ、と言いたい。

億万長者にならなくてもいいから、年収二百万円の生活をしている多くの国民が年収六百万円になるように、社会の仕組みを変えていただきたい。そんな観点からも今度の選挙に注目して、一票を有効活用しましょう。

話は飛んでしまったが(as usual)、件のアメリカに行った友達、億万長者に出会えたかしら。経験則から言わせていただくと、普通の人が億万長者と出会えるチャンスは皆無に近い。でも0ではない。Good luck!

ハワイホテル街

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先日年下の友達から「会社から夜遅く帰ってくる旦那が不機嫌で、家の中が暗くなる」と言う話を聞いたとき、「まあ、嫌な旦那ねえ」と相槌を打った私。しかし昨夜、そのご主人の気持ちが分かった。

昨日は会社を出たのが夜の8時45分、3時間半も残業をしたのでくたくただった。友達のご主人は11時頃帰ってくるのもざらだという。そりゃ疲れきって、家族に優しくできないのも肯ける。

30代、40代の長時間労働が際立って多い。特に彼女のご主人のように40代の男性のそれが増加している。バブル崩壊後人員抑制が行われた時期に入社した人達で、絶対的に人手が足りない。

課長など中間管理職になっている人も多く、IT化、グローバル化が叫ばれる昨今、一層仕事に対する早く高い成果が求められている。長時間労働をしなければ追いつけない状況に追いやられているのだ。

時短とはいっても、実際には非正規雇用者の総労働時間のみが短く、正社員の労働時間は余計長くなっている。非正規社員は低い賃金で未来の無い生活を強いられ、30代、40代の正社員は牛馬のごとく働かされているのだ。

長時間労働で精神的に追い詰められ、家庭生活が破壊するという悲惨な例もある。二千人以上が働くドイツ本社に研修に行ったとき、就業時間が来ると即帰っていく人の波を見て感心した。ドイツ人男性が家事を手伝う比率は、世界でもトップクラスだ。

世界各地で長期休暇中のドイツ人旅行者によく出会った。短時間でみっちり働き、家庭生活を大切にし、長い休暇を楽しむドイツ的生き方。同じように第二次大戦で敗北し、同じように驚異的な復興を遂げた日本とドイツ。

国民の気性も比較的よく似ている両国が、どうしてこんなに差がついてしまったのだろう。周辺諸国に対する戦後処理の問題でもドイツは徹底的にそれを行い、日本は未だにギクシャクしている。

非正規社員を正社員化し、労働を分担し合って長時間働かされている人々を楽にする。参院選はそんな視点からも各党の言い分を聞いてみたい。

3時間半の残業で、昨夜からあれこれ考えてしまった私。謙虚に他国から学ぶのも一つの知恵かもしれない。

  朝の光とピンクのさるすべり
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昨日NHKでシェリル・サンドバーグが、ベストセラーになっている自著『リーン・イン』について話をしていた。女性自身が、会社で上に行くチャンスを潰している、勇気を出して一歩を踏み出そうというのが本の題名の趣旨だ。

フェイスブックのCOOの彼女は自分でもビジネスを運営し、2011年の年収は37億円という巨額なもの。彼女の書いた『リーン・イン』がアメリカ女性の間で賛否両論の論争の元になっている理由の一つは、彼女の卓越性にある。

ゴマメの歯軋り的ポジションにいる多くの女性にとって、ハーバードでMBAを取り、輝かしい職歴を誇る彼女に自分たちの立場は分からないという意見が多いのだ。

その中で面白い英文記事を見つけた。女性の脳の内部には男性よりはるかに大きい言語通信センターがあり、感情、選択、問題等をことごとく会話を通じて発信する、だから女性は通常男性よりもおしゃべりだというのだ。

この傾向により、会議などで(おしゃべりな)女性が発言をしてもあまり重要視されないという風潮ができてしまい、女性自身もその雰囲気を感じているので、できるだけ口を閉じているようになってしまったのではないかというのだ。

シェリルが言うところの『女性自身が一歩引いている』というのは、このような風潮が含まれているからではないのか。この性差による特徴は、男性にかなりのアドバンテージを与えているのかもしれない、作為的に。

尤も殆どが男性ばかりの会議では何にしろ発言はしにくいだろう。『女子(おなご)のくせに、何をえらそうに』的な、おじさんたちの敵意の目に晒されて。これ以上のコメントは本を読み終えてから致します。

それにしても、アメリカの大手企業で女性役員の割合が4%だというのは驚きだ。白人男性が特権をほぼ独占しているアメリカはまだまだ「わたしゃ、アラバマから船に乗って――」の時代から、あまり進んでいないのね。そっちも問題だ。

    ロックフェラー
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中国で日本語学習者が増加しているという記事を読んで、うれしくなった。今年3月トランジットで上海国際空港経由で昆明空港に一泊したときのこと。

尖閣諸島問題で日中間が険悪ムードになっている時期だったので、嫌な応対をされるのではと身構えていた私。荷物が出てくるターンテーブルに、宮古島で買って以来大切に持ち歩いている日傘を置き忘れて到着ロビーに出てしまった。

時刻は深夜に近い、それでもと思って係官に事情を説明するが英語が通じない。そこへ位の高そうな制服を着た軍人が現れた。身振り手振りで傘を取り忘れたことを告げると、彼はもう一度ターンテーブルの所に連れて行ってくれた。

何も見当たらない。それでも彼は諦めずにあちこちに聞いてくれ、最終的に英語の話せる女性職員が傘を見つけてきてくれた。にこにこ顔の軍人と女性職員に見送られて、傘を持ってその場を去るとき胸が温かくなった。

以前、とある空港で同様のことが発生したときは、『自己責任です』的対応で、真剣に探してくれなかった。今回中国で、空港の土産物屋の店員や、言葉を交わした現地の人々も、日本人の私に暖かく接してくれた。

『中国で日本語学習者増える』の記事を読んだとき、あの人たちの顔が蘇り、さもありなんと思った。次回は昆明に三泊位して、興味深い場所を尋ねて回るつもり。片言の中国語でも通じるといいな。

   万里の長城
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昨日は夕方5時に帰れることを期待していたのに、会社を出たのは8時前だった。それから買い物をして帰ると部屋に着いたのは8時半。大急ぎでカボチャを煮た。時間の無いときは、せめて一品だけでも自分で料理することにしている。

鍋に水を入れホンダシを一本入れて塩、砂糖、醤油、酒で薄く味付けする。煮立って暫くしたら、乱切りにしたカボチャと2センチ幅に切ったベーコン二枚を入れて中火で15分煮る。皿に取り茹でたインゲンを添える。

魚の美味しいスーパーで買ったマグロ、烏賊、ハマチの刺身に、そこで作っているタレを付けて焼いたホタテ。デザートは疲れをとってくれる西瓜。素敵にドライな350リットル缶入りのビールを飲んだので、炭水化物は取らなかった。

食べているときテレビの天気予報にショックを受けて、タレの付いたホタテを口からポロリと膝に落とした。不運にもホタテは膝から転がって、クッションと敷物にタレを付けた後止まった。ショックを受けた天気予報とは……

台風7号が発生し、沖縄は木曜日頃から天気が悪くなるというもの。ヒェー、恐れていたことが現実になりつつある。石垣島に行く頃、台風が来たらという恐怖。

数年前、石垣島に1週間行く予定で関空まで行った。しかし現地が台風のため欠航になり、結局行けなかった。今度こそ、西表島にも行ってジャングルクルーズをするぞ、由布島を牛車でとことこ行くぞ、と張り切っていたのに。

まあいいや、何事もケ・セラ・セラ、くよくよしたって仕方がない。そう思って、遅い時間に禁断のチーズケーキを食べてしまった。せっかく夕食をローカロリーで抑えたのに何にもならない。まあいいや、何事もケ・セラ・セラよ。

今夜の夕食

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昨日アシアナ機がサンフランシスコ空港で着陸に失敗して犠牲者が出た。痛ましいことだ。飛行機は120万機に1機の割合でクラッシュする。どこの席に座っていたか、どういう行動をしたかが生死の明暗を分ける。

グリニッジ大学のエド・ガリア教授(彼は人間が緊急時にどのように反応するかを25年以上に渡って分析した)は、クラッシュ直前の行動が最も大切だと助言する。「何をすればいいか知っていれば生存率が高くなります」

ガリア教授は100件以上の墜落した航空機の状況、および多くの生存者のインタビューを元に座席表の研究をした。その結果、燃えている飛行機から安全に外に出た生存者は、出る前に平均5列を移動していたことが分かった。なお、飛行機の後部座席が通路側の座席と同様に、一般により安全であることも判明した。

1983年から2000年にかけて、アメリカの飛行機事故での生存率は95%だった。生き残るために最も大切なことはパニックに陥らないこと、そして衝突に備えて準備をするということだ。

衝突直前、シートベルトをしているか再確認した後、頭を低くして、両手で頭を抑える。赤ちゃんや子供を膝の上に乗せたままにせず、シートベルトで固定する。シートベルトをしていないと機外に放り出される可能性もある。

なお、クラッシュ時に普通の姿勢で座っていると、いろいろな残骸物が飛んでくるので危険だ。また、衝突後は一刻も早く飛行機から出なければならない。そのためには出口から5列以内の席に座ることが望ましい。

これから飛行機に乗ることが多いシーズン、是非頭に入れておきたい知識ですね。(参考記事;ヤフーアメリカ)

関空ブリッジ
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昨日大きなモンブランケーキを食べてしまったので、今朝は好きなレーズン食パンを諦めて低カロリー朝食にしてみました。久しぶりに海辺の国民宿舎に泊まった気分になって。

メニューは、干しカレイの焼き物、インゲンとツナのゴマ汚し、海苔紫蘇味の納豆、若布・キャベツ・人参がたっぷり入った薄味の味噌汁、グレープフルーツジュース、イチゴの果肉入りジャムを載せたヨーグルト。

子供が中学校の修学旅行で九州から買ってきてくれた『お母さん健康十番勝負』の湯のみに入れた熱い麦茶でいただくと、食後の気分が何やら爽快。油をまったく使っていないので重くないのね。

家のすぐ下には三件のコンビニ、その横にミスドとマクドのあるgood locationに住んでいるので、すぐ駆け込んでしまうのね、コンビニのスイーツと隣のドーナツを目指して。

今日は天の川を間に挟んで引き離された織姫と彦星が年に一回出会えるという、ロマンティックな七夕伝説の日。今朝の『天声人語』を読んで、織姫と彦星が夫婦だったと初めて知った。星空、見えるといいな。

和朝食13年7月7日
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『華麗なるギャッピー』で見た1920年代のニューヨーク、レトロっぽくて良かった。特にディカプリオ扮するギャッピーがスパイダーマンを乗せて、黄色い車でクィーンズボロー橋を通ってマンハッタンに入る時はテンポの速いBGMも相俟って、胸がわくわくした。

思わず、産気づいた私を乗せて、旦那が猛スピードで同じ橋を運転して通り抜けたときを思い出した、BGMはサザンだったけど。1989年の春まだ浅い早朝、大雪の降ったマンハッタンは幻想的だった。

今年の秋こそグリニッチヴィレッジでジャズを聴き、ブロードウェィでミュージカルをハシゴし、セントラルパークを足の向くまま歩き回りたい。グラウンドゼロで、冥福を祈って花を手向けたい。

映画にはセントラルパークを見下ろすプラザホテルも出てきた。ジョギングでよく前を走り抜けたっけ。近くに子供が狂喜乱舞した有名なおもちゃ屋さんもある。ニューヨークは、まるで第二の故郷のようだ、いつも心の中にある。

以前ロバート・レッドフォードとミア・ファローが演じるギャッピーを見たし、フィッツジェラルドの本も読んだのに、結末がああなることを忘れていた。あまりにもディカちゃんが可哀想。銀の匙を銜えて生まれてきた人には、人の痛みが判りにくいのね、きっと。

さあて今日はニューヨーク行きの航空券と、半月ほど滞在するならウィークリーコンドミニアムのチェックもしなくっちゃ。ギャッピーで見たホットなマンハッッタンが、私に里心を呼び覚ましてくれたわ。うーん、素敵。

マンハッタン
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AGE最終糖化産物の多いものを食べると老化を促進すると言っているテレビ番組を見て、ギョッとした。糖化は白内障、アルツハイマー、骨粗少症、糖尿病合併症などを引き起こすだけではなく、老化も一気に高めるのね。

写真は今朝も食べた、平均的な私の朝食です。ベーコンエッグとサラダ(レタス、胡瓜、トマト、若布)、レーズン食パン1枚と食パン半分のトースト、100%のグレープフルーツジュース、紅茶といったメニュー。食パンにはイチゴジャムもつけてしまった。

同じメニューでも食べる順序の違いでAGEを少なくできる。すべてをゴシャゴシャと同時に食べるのではなく、先ずサラダから平らげる。それからベーコンエッグ、最後にトーストという具合。

野菜を先にお腹に入れるとAGEの発生を妨げてくれるとのこと。一番糖分の多い炭水化物は最後がグー!これを知ってから、ランチ用に野菜を持ち歩いている私。

その他、100%ジュースの一気飲みはすぐにAGEに変わるので、ほどほどに。又、42度のお風呂に5分間浸かるのもいいらしい。熱くても我慢、時間を計ってね。

ちょっとした知識があるのとないのとで、年と共に開きができるのよね。40代なのに20代にしか見えない同僚の顔を見るたびに気を引き締める私。もうすぐ行く太陽燦燦の石垣島、いよいよ鉄火面を買うときかしら。

今朝の朝食7月6日2013
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6月30日、午前3時45分、アイオワ州のDes Moines警察は匿名で事故の連絡を受けた。現場に駆けつけると、電信柱にぶつかって真ん中から真っ二つに割れた、真っ赤なポンティアック グランドAmが転がっていた。

奇跡的に前半分は元の形が残されていて、フロントドアは開けることができた。不思議なのは運転手の姿がどこにも見当たらなかったこと。警察犬まで動員して探したが、まったく手がかりは無かった。

付近の病院にも連絡をしたが手がかりなし。おまけに車にはナンバープレートが無く、最後の登録は2012年8月で期限が切れていた。

レッカー車でポンティアックを引き取りにきたサービス会社の担当者は叫んだ。「こんな事故車見たこと無い。クレージーだとしか言いようが無い!」

アップディト:後日、警察は車の持ち主を突き止めた。彼女は言った。「私の眠っている間に、客が勝手に車に乗っていったのだと思うわ」 彼女は客の名前を明かさなかった。

真夏の夜の夢、ドライバーはどこに? 車の残骸から見て無傷ではいられないはず。どうやって消えたのかしら。本当はもっと怖い裏があるのでは…… 自称推理作家の血は騒ぐ。さあ、書くぞ!

車と日野岬small


  
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初めて多くの製造現場にいる男性に出会って、新鮮な驚きを感じた。それは(こういうとオフィスワークの男性に何ですが)そこで働いている男性の多くが魅力的なのだ。

原始男性は石やりを持って狩に行き…… (社会の教科書に載っていたネアンデルタール人や北京原人の写真を思い出そう)男の本来あるべき姿なのね。彼らには女性に対する思いやりもしっかりあるし。

婚活をしてもなかなか成果が得られない、と嘆いている世の多くの女性よ、視点を変えてみませんか。製造現場で働いている男性を結婚対象に入れてみるのです。

例え彼が派遣社員やアルバイトでも、あなたが仕事を続けていけば経済的にはやっていけます。家族を持つと彼も一念発起して、正社員のポジションを得る可能性も大。

家事、育児は時間のある方がやればよい。フレキシブルに考えると、経済的に結婚を諦めている男性の中に、砂金のようにキラッと光る人が残っているのが見えるはず。

アメリカから帰って以来、日本にはろくな男がいない(すみません)と思っていた私は目から鱗です。上司にも理不尽だと思うと食ってかかっていた私は、その辺りの男性がヘナチョコに見えた(すみません)のね。

さあ、今の仕事も7月11日まで。私が婚活中だったら、焦るわね。デートを申し込みたい男性が複数いるのですもの。ウフフ…… それにしても、今後小説を書く上で肥やしになったわあ、今の仕事、ホント。

渋谷 写真
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海 夏碧

Author:海 夏碧
自分の足で歩き回った国は60ヶ国以上、ニューヨークとLAで会社勤めを経験。一人で子育てをしながら、外資系の会社の管理職を歴任。アイスバーンを運転してスキー場に行き、タンクを背負ってサンゴ礁を遊泳。目下、楽しめる起業を模索中。


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