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ここのところ、何かいい仕事のネタはないかとアンテナを張っていると、信頼できる人から仕事に繋がるかもということで、昨日ある女性を紹介された。

シングルマザーだったその女性は、その仕事を始めてから6年で豪邸を建て、今はレアな高級外車に乗っている。年齢と比べて顔に皺がなかった。

健康食品を売っているのだが、年齢と共に衰える体の器官を保護し若さを保つ役目を果たしているサプリメントなので売れ行きは好調とのこと。私も飲みたい。

去年出したという本を見ると、年配なのに若くて美しい女性たちのお金持ちになった話がずらり。それも半端な金額ではない。そして今、まさに世界展開をしようとしているとのこと。出番かな。

そうか、億万長者も夢ではないな、なんて考えながら帰ってくると、携帯にPRメールが入っていた。『パチスロで大当たりを出すデモンストレーションのバイト。一日2時間で3万円、器械はこちらで操作済みなので安心』

何これ、何なのよ。こんなところに仕事のネタなんか頼んだ覚えはないわよ。即削除。

ミャンマー製のブーツをアメリカの男性に売り、そこで流行ると日本でも流行るかも、とは若いコンサルタントのアイディア。ロスにいる友人にFBでメッセージを送ると、「売れないと思います」と即返事が。ミニ苦笑。

ジェトロ・ミャンマー事務所とベトナム事務所の駐在員に会って話を聞けるようにネットで大阪ジェトロに申し込みをする。この前女性一人で危ないと言われたのに「やっぱり行くのですか」と眉間に皺が寄るかもしれない。

我思うに、日本製品は、今はちょっとしたブランドだ。それが国内で売れずに消滅していく生産者は多い。海外展開を助けるような仕事ができたら、億万長者になれなくても、やる気が出そう。

うーん、夢は膨らむ。何でもやってみなくちゃね、パチスロ以外は。とりあえず、今日締め切りの小説を仕上げなくっちゃ。ああ忙しい。

阪急ウィンドー
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今小説を書いている。締め切りは明日の深夜。ネットで送れるので深夜郵便局に持っていく必要はない。枚数は250ページ以上なのだが、まだ後3枚足りない。

こんな状況なのでおとなしく家でパソコンに向かっていればいいのだが、昨日神戸三田のアウトレットでコーチのバッグがお得との情報を得て、三田に住む友達と駆けつけた。旅行用の軽くてA4版の用紙が入って、あまりお高くないバッグを探していたのである。

車で駆け抜ける国際公園都市、三田の街は小奇麗な住宅やマンションが広いスペースに建っていて、ほっとするほど自然が多い。瀟洒な店やスーパーも点在し、車があれば快適な暮らしができる。

平日のアウトレットには、自分で車を運転してきた乳母車を押すヤンママも多く、明るい顔で買い物を楽しんでいる。おしゃれな衣服に身を包んだ赤ちゃんもご機嫌だ。

そうか、と思った。嘗て、テレビで見て憧れていた一昔前のアメリカ中産階級の生活がここにあるのだ。気持ちの良い緑の多い住宅地、自家用車、朝仕事に出かけ夜帰ってくる働きのいいご主人。小奇麗な服装の奥様や子供たち。

アウトレットの後、畑の中にあるフレンチレストランでランチを取った。1,680円の魚ランチコースで、先ず出てきた何とか金時のスープがギョッとするほど美味。

パリッと焼き上げた金目鯛の大きな切り身の横に添えられた数々の野菜の甘さ美味しさは格別だった。さすが畑の中にあるだけあって、野菜が売りとのことだが、後に続くデザートもコーヒーも申し分なく、内装もよかったので外の景色が信じられなかった。

あ、いけない、締め切りは明日だった。夕方人に会う約束があるので梅田まで行かなければならない。小説はミステリーなので最後のどんでん返しも含めてまだまだ編集しなければならない。すぐ道草をする私。

小説を書くと、自分がなりたい人物になれるし、日頃いやだと思っている人を悪人役で登場させることもできる。ウフフ。ストレス解消になること請け合い。時間のあるとき、少しずつ書いてみませんか。なろう、未来のベストセラー作家!

    料理1 料理2
    料理3 梅のような桜小
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旅好きの私がエジプトには行っていない。そして、行きたいとも思わない。なぜなら…… 1997年(平成9年)11月17日の朝、日本人10人、スイス人36人、5歳の子供を含むイギリス人6人、ドイツ人4人、コロンビア人2人計58人の外国人が犠牲になる外国人観光客襲撃事件が起きたからだ。

200人の観光客がルクソール郊外のナイル河の西岸にあるハトシェブスト女王葬祭殿の観光を終えて、外に出ようとしたところを待ち伏せていた6人に襲われた。殆どの犠牲者が正面から銃で撃たれていたが、女性の多くは体を鉈で切断されるという悲惨なもので、ジハードに名を借りた最悪のテロ事件である。

そして、昨日同じくルクソールで飛行中の熱気球が爆発し墜落した事件で、日本人ツアー客4人を含む旅行者18人が死亡した。1997年の事件も昨日の事件も、犠牲者の方々は、たまたまJTBのツアーに参加していた人たちだった。

熱気球爆発の原因についていろいろ報道されているが、エジプト人のパイロットの言葉が気になった。「意図されて為されたものではないか」

エジプトはアラブの春以来混乱が収まらず、政府の力も弱くあらゆる面で統制が行き届いていない。旅行をするにはきちんとしたガイドと一緒に行動し、オプショナルツアーでも危険性の高いものは避けるほうがいいと思う。

ここのところ海外で日本人旅行者が犠牲になる事件が続いている。例えきちんとした旅行社の手配ツアーを利用する場合にも、自分の身は自分で守る覚悟で旅立っていただきたい。

グァム島事件でも、同種のことが又起こらないという保証はない。模倣犯に備えて、万一の場合にとっさに襲撃をかわし走って逃げるだけの体力をつけておく必要がある、グァム等に行く前に。若い男性はキック力をつけておいて、ナイフで襲い掛かる犯人の手を蹴とばすくらいの勢いがほしい。

私は一人旅の場合、楽しく旅を続けていても、常に危険性を察知するためのアンテナを張っている。ただ、宝塚に住んでいた頃は毎日ジョギングをして体力をつけていたけど、大阪に越してきてから中断している。

PM2.5を防ぐためきめの細かいマスクをして、今日からジョギングを再開するつもり。後ろから誰かが追いかけてきたつもりになって走ると、なお体力がつくかもしれない。

    温室 黄色と赤の花
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近所のレンタルビデオ店で、つい最近目にした光景。60歳過ぎくらいの男性が一週間100円の旧作DVDを一つ店員に差し出した。店員が非常に明るい声で応対をしても、その男性は無表情のまま一言も口をきかずに店から去った。

スーパーでよく見かける光景。惣菜のパックや弁当などが半額になる午後8時を過ぎると、一人分の食べ物を買って帰る60歳過ぎくらいの少なからず数の男性。

お一人様が増えている。特に65歳以上の一人暮らし、つまり高齢単身所帯が増加し、2030年には4割になるそうだ。今まで高齢単身所帯といえば女性の問題として考えられてきた。

しかし今男性の高齢単身所帯が増加の傾向にある。2010年の一般所帯に占める男性の高齢単身所帯の割合は12.5%だったが2030年には21.5%になる見通し。

その原因として男性の未婚率の上昇が挙げられる。1970年に1.7%だった生涯未婚率は、2010年には20.1%、つまり男性の五人に一人が生涯結婚をしない計算になる。

30代前半の未婚率は50%近く、後半は35%を超えているという。結婚したくてもできない女性が増えるのも頷ける。婚活でいい人をゲットするのは至難の業かも。

内閣府のデータによると、高齢単身所帯で子供がいないとした割合は女性が28.3%、男性は49.2%となっている。どうしても男性は孤立しやすくなる。

女性の場合は近所づきあいや友達づきあい等バランスのとれた人付き合いをしている人が多々いるが、男性は近所づきあいが殆ど無い人が17.4%、殆ど会話をしない人が11.3%もいるそうだ。又、五人に一人が頼れる人がいないと答えている。

何たる寂しい人生だ。人には集団欲というのがあると、つい最近教えてもらった。元気で楽しく長生きをするには、人と交わることのできる趣味やボランティア活動がお勧め。人と会った夜は、きっとビールは美味しいはず。人間は一人では生きられないのですもの。

2月の花(バックはカフェ)
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アメリカのバジェットトラベルが発表した2013年版行っていい国悪い国の続きです。続編はゾクゾクするかもしれません。

エジプト:行ってよいが、カイロやルクソールなど典型的なツーリストスポットに限る。  万一公のデモンストレーションに遭遇したら、何が起こるか予測不能かつ、時々暴力的にもなるので、即逃げること。

経験を積んだ観光ガイドと行動を共にするか、コンシェルジュが規則的に動乱等の動向をモニターしている主要なホテルに泊まることが、今のエジプトを訪ねる際の最良の策である。

ギリシャ:行ってよいが、島に限る。  通常アテネなどで、平和的かつ民主的な、政府に脅威を与えないデモが行われているが、幾つかのデモは焼夷弾爆撃と破壊行為を含んだ暴力的なものになっている。又移民に対する醜い排斥行為が行われているので要注意。

移民に間違われるかもしれないので、米国国務省はアフリカ、アジア、ヒスパニック、そして中東系のアメリカ人に特に警戒するようにと警告している。常にパスポートまたは写真付き身分証明書のコピーを携帯する必要があるとも。こわっ! 日本人も米国国務省の警告に従いましょう。

ハイチ:行ってはいけない。  マグニチュード7の地震から3年が経つが、犯罪やコレラ、崩壊したインフラ、警察や医療機関の不足等が続いている。旅行者が犠牲になるリスクは高い。

米国国務省は、アメリカ人が殺人や誘拐の犠牲者になっていると警告している。それには、ポルトープランスの空港のすぐ外で発生した、到着したばかりの訪問者への攻撃も含まれている。かなり怖い。ボランティアで入るのも駄目。 

シリア:決して行ってはいけない。  今地球上で最も危険な国の一つである。国務省は、行かないようにと警告を発している。一旦シリア国内に入ると、飛行機で離陸はおろか、国境を越えて近隣の国に逃げ出せる可能性は極めて低い。

こうして書いていると、例え山賊が出てもラオスに行けるような気がしてきたわ。ちなみに東南アジアについての記述は一つもなかった。ホッ!今のはもうすぐミャンマーに旅立つ、私の安堵の吐息です。

  ギリシャ: 写真
ギリシャ (トリップアドバイザー提供)
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アメリカのバジェットトラベルが恒例の、旅行に行っていい国、悪い国を発表した。懸念のある国についてのコメントを幾つか紹介する。

キューバ:行ってもよい。  米国市民は、 " people-to-people(人と人)"ライセンスツアーオペレーターで予約をすると、この素晴らしい国を見ることが可能になった。ビザ、航空運賃、ホテル、食事、そして経験豊富なツアーガイド料も含んだ一週間のパッケージ旅行で、2,000ドル以上(18万5千円)かかる。但し、日本からキューバに行くには、国交のあるメキシコかカナダから入るのが一般的で、一週間のツアーで20万円前後が普通。

スペイン:行ってもよい。  但しホテルのコンシェルジェから反政府デモの最新情報を入手し、デモを行っている大衆には絶対に近寄らない。デモはスポーツではなく、巻き込まれると危険。また、州都がバルセロナのカタルーニャ地方では独立運動が起こっているので要注意。

メキシコ:行ってもよいが、メキシコシティ、ロス・カボス、およびカンクン、コスメル、プラヤ・デル・カルメン、リビエラ等の大都市とリゾート地のみに限定。  国境地帯および幾つかの州では真昼の銃撃戦、カージャッキングおよび誘拐を含む重い麻薬密売活動が日常的に起こっていることを常に念頭に置くこと。

日本:行ってもよいが、福島第一原子力発電所のまわりのエリアを回避する。
国際観光振興会によれば、2012年の日本への観光旅行は前年比30%増加した。2011年3月に、マグニチュード9の大地震が起こり、建物や歴史的建造物を破壊し、北東海岸上の大津波を引き起こした結果、危険な放射線の放出を含む福島第一原子力発電所の炉心溶解という最悪の事態が発生した。

しかし、国の速い回収作業によって支えられた結果、何百万もの旅行者が去年日本を訪れた。現在、東京のような主な旅行目的地は完全に安全だ。また、2013年は、更なるビジターの増加記録が作られるかもしれない。

今、たまたまテレビで福島第一原子力発電所の中の放射線量は依然として高いと言っていた。世界トップクラスの日本の技術をもってしても放射線に関しては為す術がない。

全国の原子力発電所は果たして来る地震に対して安全なのだろうか。旅行の話が飛んでしまったが、危険な原発は今すぐ止めてほしい。多くの国民の悲願だと思う。

   キューバ: 写真
キューバ (トリップアドバイザー提供)
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2年以上実質的にお金を使わず、愛と他人の善意によって生活をしているベルリンに住む3人の家族が話題になっている。不景気の犠牲者としてではなく、現代の"過剰消費社会"にもの申す活動家として『お金のストライキ』をしているのだ。

29歳のラファエル・フェルマーは「消費者としてシステムをサポートしている我々に、無駄な社会を作ったすべての責任がある。今回のストライキは、人々を鼓舞して、他の可能性について探るためのものです」と言う。

ハーグの大学を卒業(メジャーは欧州研究)した後、彼と二人の友人は、環境破壊や多くの廃棄物(世界で生産されるすべての食品のその約三分の一、年間で約1兆ドルが浪費されている)に対する意識を社会的に高めるために15ヶ月の無銭『人類の旅』に出発した。

ヨーロッパからメキシコへヒッチハイクをした19,000マイルの旅程では、500台以上の車に乗せてもらった。また、カナリア諸島からブラジルまで便乗した帆舟では、その見返りに乗組員としての仕事をした。そしてフェルマーはブラジルでパーマーと出会い結婚をした。

カップルは、18か月の娘アルマ・ルシアと共に、ベルリンのピースハウス(部屋を提供されている見返りに臨時仕事や組織の仕事をしている)に、ルームメートと、ほとんどお金の無い状態で暮らし続けている。ドイツ政府からすべての子どもに与えられる子供の養育費を唯一の例外として。

今フェルマーは、廃棄物と過剰消費の問題に注意を促す組織やウェブサイトを実行している『地球と調和した(R)evolution(革命)』のフルタイムの活動家になっている。人々の共感を誘い、そのネットワークは広がりつつある。

しかしフェルマーは、彼のライフスタイルは、ラジカルであることを認めている。 「誰もが極端にこれを行う必要はありません。これは抗議のためのものです。我々は、人々が出来うるチェンジについて考えることを鼓舞したいと思っているのです。無駄を省いたり、二酸化炭素排出量を減らしたりするための方法は数多くあるはずです」

昨日歯医者に行った後ウツボ公園を散歩していると、赤い梅の花と水仙が咲いているのを見つけた。そして思った、『地球とのハーモニー、うん、大事だ!』私もできることを考えてみますね、フェルマーさん。
        
     春の訪れ
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今まで数々の面接を受けてきたが、かなりの確率で合格をしてきた。短期間派遣で仕事をしていたとき、きちんとした日本企業に面接に行ったのが、日本の会社を受けた最後であるが。

そのときの面接官は部長クラスの50歳前後くらいの男性が二人。面接の心得として最も大切なことは、心で話すこと。口先だけではない、言っていることを本当にそうだと思って話すこと。

そうすれば相手にも心が伝わり、好印象を与えることができる。そのときも面接が終わった途端、即採用が決まった。但し、後日入社をお断りした、二人が顔を見合わせながらこう言ったから。

「そうだ、この方には女子社員をまとめていただこう」 『女子社員をまとめる?えっ、何それ。それだけは止めてちょうだい』と心の中で叫んだ私。うるさい女子社員をまとめることほど、面倒くさいことが他にあろうか。

その会社でも女子社員の扱いに手を焼いているのが、二人の表情から伺えた。
面接官の心得。これと思う受験者に決して知らせてはいけないことの第一、社内の人間関係がまずいという現実。

話を元に戻すが、面接のとき何を一番重視するかというと、受験者の人柄だ。必要要件をクリアしている受験者の中から、最終的には気持ちの良い人を選ぶ。心の底から本当のことを話す(勿論、やる気のある気持ちもそのまま表して)だけだと思うと、良く見せようとしなくてもいいので、それほど上がらない。

江坂にあるアメリカの企業に受験に行ったとき、面接官のアメリカ人支社長に気に入ってもらえた。けれど、辞める女性経理部長(その人の仕事を引き継ぐことになっている)が何気なく呟いた一言で、入社を断念した。

「時差があるので、アメリカ本社の社長から深夜でも仕事の電話がかかってくるので大変よ」 『えっ、それって午前1時、2時を指しているの?止めた!』と心の中で叫んだ私。その後、アメリカ人支社長から「英語でどんな本を読みますか」と聞かれて「ハーレークィンです」と言って自爆した。

いろいろ書いたけど、日本、外資を問わず、面接は心です。Good luck!

   屹立するビルと青い空
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今日は記念すべき日、そう、長いサラリーウーマン生活から昨日で足を洗い、今日から時間を気にせず、好きなことができるのだ。今、生駒山の向こうから朝陽が上ろうとしている、私の新しい門出を祝福してくれるように。やったね!

この会社(有給消化中なので、籍はある)には11年半いたことになる。浮沈の激しい外資系にしては、商品のクォリティも高く会社の土台がしっかりしているのと、南ドイツの人の良さ(厳しいことは言っても撤回する)も相まって楽な会社だった。

5年前、アメリカの会社から面接のオファーを受け、東京まで行った。日本支社の経理財務を指揮するコントローラーの仕事だが、条件は良かった。年収1,700万円で定年は無しだった。仕事自体はそれほど難しそうではなかった。

アメリカの会社は審査が厳しい。過去の職歴に少しでも間違いがあると目を剥く。短期間派遣社員として三社を掛け持ちしていたときのことを、レジュメに書かずに口で説明して引っかかった。

何しろ、勤めていた外資系会社が次々と日本撤退、会社閉鎖、別の外資に売り飛ばされる等々で会社を替わり、レジュメが満杯になってしまい書くところがなかったのだ。

アメリカ人のマネージャーは驚愕の表情を浮かべ、「レジュメに書いてない!」とほぼ叫んだ。何を大げさな、と思った。ヨーロッパ系や日本企業の面接ではスルーパスだったのに。契約社会であるアメリカは妙なところで生真面目で、厳格であるということを忘れていた。

情熱をこめて説明をすれば納得をしてもらえたかも知れない。けれどあまり熱心に説明をしなかった。深層心理として、勤務継続中である今の会社が楽で、東京まで引越しをする気持ちがなかったのが大きいと思う。人は必要に迫られなければ、必死にならない。

それにしても年収1,700万円で定年が無いとは破格の待遇だ。経理財務はどの会社でも必要不可欠、それに会社のコントローラーとなるとやり甲斐も大。簿記の二級とワッと身につける英語で就職武装をしてみませんか。1千万円超えも夢ではありません。

さて、とりあえず私は起業して、年収1,700万円越えをめざすぞ!エイエイオー!

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マグレブ三国を旅したとき、最初に入ったアルジェリアが気に入り、三番目に行ったモロッコからアパラティア山脈をバスで越えて又戻ってきた。

「あるのはサハラ砂漠だけなのに何故アルジェリアが好きなのだ」と聞かれたら、「人が素朴で優しいから」と答えることにしている。例えば……

赤い砂漠のオアシス、ティミムーンで素晴らしい2日間を過ごした後、一日一本しかない明け方のバスに乗ろうと予定の時刻前にバス停に行った。バスは来なかった。次の朝、暗いうちからバス停で待った。バスは来なかった。

3日目の朝、やはりバスが来ず、私は日本語で喚いた。するとバス停の前の家のおじさんが出てきたので、身振り手振りで3日もバスが来なかったことを伝えた。おじさんは家の中に入り、又出てきた。身振りで「待て」と言う。

しばらくすると、トラックがやってきた。荷台に向かい合わせにベンチが置いてあり、目だけ出してターバンや布で頭と顔を覆った男たちが十数名乗っていた。おじさんの合図で、私は荷台に引っ張り挙げられた。

トラックはフルスピードでサハラを走る。目だけ出した男たちは無言のまま、三十分位走ってトラックは止まった。そこには、バスが待っていた。トラックの運転手にお金を払うと言うと、笑顔でいらないというジェスチャーをした。

私を下ろすと、男たちを乗せたトラックは元来た道をフルスピードで戻って行った。大人数で私を送り届けてくれたのだ。アルジェリア人は信頼できると分かっていたからトラックに乗れたのだ、『君子危うきに近寄らず』の私が。

又、あるとき民家で道を訪ねると、バスが来るまで時間があるから「まあ、上がれ」と言う。近所中の人が集まってきて、(イスラム教徒なので酒も飲まずに)おじさんたちが輪になって踊り狂った。『踊るマハラジャ』も唖然とするくらいの芸達者ばかり。文字通り、空いた口が塞がらなかった私。

今度のテロリストの襲撃事件、悲しんでいるアルジェリア人は多いと思う。一日も早く、安心して旅のできる元のアルジェリアに戻ってほしい。アルジェリアは優しかった。

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ストレスは家庭の中でも高濃度で蔓延しているのか、最近多い家族が家族を襲う事件。外だけではない、家の中でも常に身を守らねばならないとは、これ以上の悲劇があろうか。

41歳の無職の兄が、同居する38歳で会社員の弟と父親を殺し、母親に大怪我を負わせた。理由は家族から「お前なんか死ねばいい」と言われたからとのこと。悔しさをバネに、死ぬ気で自分の力で生活し、見返してやろうと思わなかったのか。心の闇は計り知れない。

年を取ったニートや無職の息子が家族を襲う事態を避けるためにも、若者を重点的に支援する社会を創らねばならない。次の世代を担う若者が希望を持って働ける社会でなければ、本当の経済の活性化は実現しない。

「生活が苦しく、自分が先に死んだら孫がどうなってしまうかと…」と言って、孫で小学3年の女の子(9)の首を絞めて殺した66歳の祖父。言語道断だ。孫は国で面倒を見てくれる、あまりに惨い。本当に孫を愛していたら、絶対できないはず。先ず死に物狂いで生活を立て直すべきだった。

母親が子供を殺して自分も死んだり、自分だけ生き残ったりするケースも多い。酷いようだが、死にたければ自分だけ死ねばいい。子供を私物化してはいけない。隣の子供だと思うべき。

他所の子でも、一人ひとりの子供に愛情を注ぐ社会になれば、このような悲劇は減ると思う私の考えは甘いのだろうか。未来のある子供を絶対に死なせてはならない。

その意味でも、子供を産めない事情のある妊娠した女性に出産までの場所を提供し、生まれた赤ちゃんを日本人家庭に里子に出す活動をしている女性グループに敬意を表する。

生まれたばかりの赤ちゃんが捨てられていたり生まれる前に処置をされたりするのを防ぐためにも、一方子供のできない夫婦に赤ちゃんを授けるためにも、とても良い方法だと思う。この世に生を受けた赤ちゃんはすべて平等に、幸せになる権利がある。

温室の赤と白の花
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今、私はやや(かなりの)ハイテンション状態にある。得体の知れない(未知と類語)旅への誘いが、何をしていてもムフフという喜びの感情を喚起するのだ。旅立ちの日、草鞋(わらじ)の紐を締めているときの芭蕉の気持ちが、うん、分かる。

先日友人夫婦と3人でランチをとったとき、ミャンマーとベトナム、それに昆明に行く話をした。公務員の夫と元公務員の妻の顔がサッと曇った。夫の一言、「日本はアメリカや他の国と比べて、海外で国民に何か起こったときの対応が弱いからなあ」

以前書いたけど、アルジェリアで出国に際して心配なことが生じたので大使館に行くと、自己責任の原則を言い渡された。アルジェだけではなく、他の国でも日本大使館に冷たくあしらわれた経験がある。海外在住の友人も、概して日本の大使館や領事館はそういう傾向があると言っていた。

ニューヨークで日本領事館勤務のご夫妻と出産を通じて知り合いになり、出産後子供を連れて一度だけお邪魔をしたことがあった。セントラルパーク沿いの最高のロケーションにある立派な建物に、先ずギョッとした。

しかしその後、部屋に入って仰天した。セントラルパークを見下ろす素晴らしい部屋は広くて豪華、失礼だがとてもノンキャリアでヒラ(本人曰く)の方のお住まいだとは思えなかった。キャリアでヒラでも同じだが。

アルジェの大使館で剣もホロロの扱いを受けたことを思い出して、『ちょっと扱いが良過ぎ、日本国民の税金なのに』と、不公平感を抱いてしまった。

ここのところ外国で何か起こるたびに、日本の情報収集能力は大丈夫かしらと首を傾げることが多い。海外在住公館は日本の本庁や政治家の対応に忙しく、情報収集に能力を傾ける時間があまりないのでは。

そう考えると分かるわね、無名の一人旅の旅行者が、たとえ『地の果てアルジェリア』で少々困ろうが、そんなもの相手にしている時間がないことが。

ローマで出会ったアメリカ人の旅行者が、親戚を訪ねるような気安さで「そうだ、大使館に相談しよう」と言っていたのがうらやましい。あなたたちには寄る辺があっていいわね、こちらはすべて自己責任なんだから。

関空ターミナル
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普通でないこと、北朝鮮のアナウンサーの声と態度。昨日16日は故将軍様の生誕71年、アナウンサーの声は憂いを籠めた愛情に満ちて震えていた。他国を非難するときの両肩を怒らせ、強面で叩きつけるような口ぶりとは大違い。やれやれ。

昨日地下鉄の中で、突然床に正座を始めた50絡みの男性、一瞬車内に高濃度の緊張が走った。次の駅でドドドッと乗客が降り、正座男はこれ幸いと空いた席に座った。君子危うきに近寄らず…… やれやれ。

普通でないこと、空から降ってきた大隕石。人口密集地域でなかったのが不幸中の幸いだ。これがもし、東京や大阪などの大都市に落下したとしたら、と思うとぞっとする。

我慢して良い人を演じ続けていた中間管理職が、ある日突然つまらないことに感情を昂ぶらせて怒った。理由はリーズナブルじゃないけど、それくらいのプチ切れ、かえって健康かも。現代は人類史上最悪のストレスフル社会。やれやれ。

昨日迫りくる母の誕生日の前祝に、弟夫婦と四人で郊外のアウトレットにあるレストランでランチを楽しんだ。どうっていうことはないのだけど、ごく普通のことがとても幸せに思えた。

アルジェリアの人質殺傷事件、グァムでの凶行と、海外で日本人が巻き込まれる不幸な事件が続いている。国内でも暗い事件が後を絶たない。

今、生きている、普通に生活をしているということが、いかにありがたいことかを噛み締めている、普通でないことに敏感な私(たち)。

山吹
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公衆衛生に関連してアメリカジャーナルは、15日(金曜日)に、善良な一般大衆をギョッとさせる発表をした。初めて研究者たちが30年かけてアルコールに関連した癌の発生率を検討した結果、一日一杯の単一アルコール飲料が、女性の乳癌を含む特定の種類の癌の発症リスクを増加させるというのだ。

長い間人々は、グラス二杯程度のワイン摂取が心臓に良いと信じてきた。しかし、米国、カナダ、フランスの研究者が連携して実施した今回の新しい研究では、癌のリスクがはるかに心臓の健康というメリットを上回るということを証明したのである。

「アルコールは人間に対する発癌性物質として古くから認識されているので、アルコールを消費することで、あなたの癌リスクは当然アルコールを嗜まない人より大きくなります」とアメリカの研究者は言う。古くから認識されていたことも知らなかった私(達)。

米国内の、30種類の癌による死亡者のうち、大量飲酒者は、それらの死亡者の約3分の1、そして最も高いリスクに直面しているのは1日あたりごく少量のアルコール飲料を飲んだ人々だった。ドリンクの種類は重要ではなかった。ちなみに、ビール(12オンス)、ワイン(5オンス)、およびリカー(1.5オンス)はみな同じ量のアルコールを含んでいる。

食事の前のアペリティフとして、食事をおいしくするものとして、楽しんで飲むほんの少しのアルコールに癌リスクを高める悪い力があるなんてショック!うーん、参った。この研究発表が誤りであってほしいと願うのは、世界中の善良な一般大衆プラス私。

緑に囲まれたレストラン
    
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初めて映像翻訳をした作品が渋谷のアップリンクで2月18日(月曜日)7時から上映されます。東京方面で時間のある方、是非覗いてみてください。

映画『死にたすぎるハダカ』はモントリオールファンタジア国債映画祭に出品され、悲惨ないじめをテーマに現代の病巣を暴きつつ、かつクスッと笑える後味の良い作品に仕上がっています。

      UPLINK @uplink_jp 05 2月
"21世紀の青春像は、こんなにも切なくて、痛々しいのか。アベラヒデノブはまぎれもなく、次代のトップランナー集団にいる"―原一男(映画監督)|『死にたすぎるハダカ』待望の東京凱旋上映、2/18(月)開催! ご予約・詳細はこちらから→ uplink.co.jp/event/2013/7038


映像翻訳はなかなか挑戦甲斐のある仕事でした。改めて戸田奈津子さんの技量の高さを再認識しました。よく外国映画を見ていると、実際にしゃべっている内容と字幕の字ずらが合っていないことがありますが、あれは言葉の裏にある意味を読み取って巧みに文字にしているからです。

例えばブルース・ウィリスがあの顔で、"Oh my god!"と叫んだとします。そのまま「おお、神よ!」と訳すと、たちまち白けるけど、「何だこりゃ!」と字幕が出ると場面にピッタリ! でも、初めての映像翻訳者は一応原文どおりに、先ず訳してみました。

その後の監督の注文のうるさかったこと。「この場面のニュアンスが出ていない」「この日本語じゃ何のことか分からない」「BGMの歌の訳文が硬すぎるし、良さが伝わらない」等々……

『何かを真剣に創る人というのは、その作品に息を吹き込むことにこんなにも一生懸命になるのだろうか』と、まだ動物の童話で奨励賞をもらっただけの私は脱帽。

外国小説の翻訳がまずいと最初の数行を読んだだけで買うのを止めることができますが、映画はそうはいきません。映像翻訳は真剣に向き合うと、やりがいのある楽しい仕事だともいえます。映画に別の命を吹き込むのですもの。

主演も兼ねているので、この高校生役が監督です。死にた過ぎるハダカ


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ここ数日酷いことがたて続けに起こった。北朝鮮の核実験、そしてグァム島の日本人観光客が犠牲になった大惨事。ハワイより鄙びてのんびりしたグァムで起きた事件のショックは大きい。

一週間前グァムに行って帰ってきたばかりの友人から、初めて行った牧場で馬に乗りすごく楽しかったというメールが届いたばかりだった。

友達夫婦は三連休に行きたかったのだが飛行機が取れなくて、一週間早く行かざるを得なかったとのこと。今日受け取ったメールでは、事件の起きた場所は彼女たちの泊まっていたホテルの真下だったそうだ。衝撃は計り知れない。

私がCPA(米国公認会計士)試験を受けにグァムに行ったのは2年前だった。そのとき、前々回行ったときよりも、ローカルの人たちの顔が暗いように思われたことを覚えている。

試験会場に行くとき乗ったタクシーの運転手が窓の外を指差しながら「あそこの家も、こちらの店も破産して、家族はどこかに行ってしまった」と言った。試験の前に気が萎えた。

試験が終わりビーチを歩いているときに、バーベキューをしている大家族と遭遇した。空いている白い椅子があったので、ちょっと貸してほしいと言うと、部族長のような婆様が意味不明のことを言って怒った。異常な行動だ。

人それぞれと思い、大して気にも留めずに海に潜ってクマノミ城の観察を楽しんだのだが、今思うと現地の人々の感情には複雑なものが混ざってきているのではないかと思われる、特に経済の悪化に伴って不満を持つ層の人々に。

一流ホテルの狭間にあるパブリックビーチの傍でバーベキューをする彼らから見ると、優雅な観光客に対して一種複雑な感情があるのではないだろうか。

今度の事件の真相は解明されていないが、鬱屈する不満を、他者を傷つけることで晴らそうとする加害者の行動はあまりにも身勝手で理不尽だ。

犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りすると共に、二度とこのような事件が起こらないでほしいと強く願う。

日本でも同種の事件が起きていることを考えると、悲しいことだが世界中どこにいても常に警戒を怠らない必要があると思われる。

白浜small
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誰かに会う場合、すぐに、「どんな仕事をしていますか。」と聞くのはタブー。普通先ず雑談から入るが、シャイで不安定な気持ちでスタートすると、最初の5分間は厳しい状態になる。人から好感を持たれる人から次の6つの習慣を学ぼう。

1.あまりにパワーがあるぞというポーズは見せない
親から人に会うときは、堂々として、肩をそびやかし、前に大またに歩き、声に力を漲らせろと教えられた人は多いだろう。しかし度を越すと、自分のことしか頭にない人のように思われて、たいてい嫌われる。

リラックスして前に進み、頭を少しだけ相手に向かって下げ、笑顔で『お会いすることができて嬉しい』という態度をとる。相手もすぐに気に入ってくれるはず。

2.タッチのパワーを取り入れる
相手の上腕や肩を軽く叩いて挨拶をすると、相手はより本物の挨拶をされたように感じる。タッチは相手との間にある障壁や距離を自然に取り除き、好感を抱かせる重要なツールで、話し合いが妥結する可能性が高まる。

3.社会的な柔術をサッと取り出す
誰かと会って、素敵な会話をしたと思い帰ってきた後、その人のことについて何も知らないことに気付く。著しく好感の持てる人々は社会的柔術、つまり相手にそれと知らせず自身について話をさせる術を持っている。

4.本物の態度を見せる
ちょっと弱みを見せることを恐れてはいけない。人々は、人工的な感銘ではなく、誠意がこめられた本物の態度、つまり本当の自分の姿を見せると、好きになってくれる。

5.相手に何も求めない。
素晴らしい会話をしていると思っていたとき、相手が金儲けのためにそれをやっていると気付くとがっかりする。相手から利益を得ること、自分のゴールを達成することだけ考えて人と接するのは止めよう。

他の人を助ける必要があるときは、自分にできるかどうか尋ねてみる。著しく好ましい人々は、自分のためではなく、他人のために何ができるかに焦点を当てる。

6.最後に印象好く別れを告げる
偉大な第一印象を作ることは重要であるが、とても素晴らしい最後の印象を与えることもたいせつである。不誠実なセールスマン的笑顔ではなく、「本当にあなたとのおしゃべりを楽しみました」と言って、本物の感謝の笑顔で辞そう。

さて、上記すべてを取り入れることは簡単ではない。でも、人と会うことは難しいことだと受け入れ、相手に敬意を払い、本当の気持ちを見せるだけで、あなたも好ましい人々の仲間入りができるのだ。

ビル街と青い空
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自分の収入の範囲内で出費をすることが、生活を安定させる大原則である。しかし給料は上がらないのに生活を切り詰められない中間所得層が増えている。

自分が収入以上の生活をしていないかどうか、能力以上のことをしようとしているのではないか等を決定付ける7つのチェック項目を挙げる。三つ以上当てはまれば、体質改善ならぬ生活改善が即必要。

1. 6ヶ月間収入が無くても生活できるだけの蓄えがない。

2. 給料の10%未満しか貯金をしていない。

3. 毎月の住宅ローンの支払額が給与の一週間分以上(約23.3%以上)である。

4. クレジットカードの残高が昨年から変わっていない(減っていない)。

5. 来年払えるだろうと考えて無利子後払いで高価な大型商品を買う。

6. 別のクレジットカードの残高を支払うために、クレジットカードを使う。

7. 何かを買う前にしばしば、『買うべきではないことを知っているが、でも…
…』と考える。

心当たりのある方、弱点が分かった今対策も立てられるはず。自分の収入の範囲で楽しく暮らせる方法を見つけて、財政の基盤を固めることが先決。

「切り詰めないと駄目なのは分かるけど、メンタルヘルスのために海外旅行は欠かせない」と言う方、それならば格安航空券で格安ホテルに泊まり、下手でも何でもいい、英語でのべつまくなしにしゃべって英会話学校の授業料を浮かせましょう。

それが回りまわって収入アップに繋がる可能性もある。口と頭は使いよう。上記7項目を意識した生活をしながら、収入のレベルアップを目指すのが理想的。

新宿東口冬small
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今日の夕食はオレンジチキン、これが頗る美味でありながら作り方は滅茶苦茶簡単という優れもの。先ずチキンの手羽肉(骨付き)を塩胡椒してからオイルで炒めて焦げ色をつける。

その後、ヒタヒタになるまでオレンジジュースを注ぎ入れ、煮立ったら固形スープの素を適宜加える。そのままオレンジジュースがどろりとした状態になるまでコトコト煮る。最後にネタリとなったソースを万遍なくチキンにかけるようにして仕上げる。

輪切りにしたズッキーニ、ナス、エリンギ等を、オリーブオイルを敷いたフライパンで焼き、味ポンをかけたものと一緒に食べると、ビールやワインによく合う。さて、食べ物と言えば……

カリフォルニアのボールドウィンパークにあるハンバーガーチェーン店IN-N-OUTに行けば、若き女性億万長者に会えるかもしれない。店の売りは絶やさぬ笑顔とスピーディさをベースにした効率性。

そのサービスが効を奏して、チェーン店は熱狂的なファン層を作ることに成功し、30歳のリンジー・トレスを地球上で一番若い女性の億万長者にした。

1948年にトレスの祖父母がボールドウィンパークに創立した一軒のドライブスルー形式のハンバーガーショップIN-N-OUTは、今や5つの州に280店舗を持つ、資産価値10億ドル(930億円)のファーストフード王国になったのである。

ダブル-ダブルチーズバーガーで有名なIN-N-OUTの2012年の売り上げは6億2,500万ドル((581億円)で、5年間の複合年間成長率は4.6%だった。

ある投資家は、単位あたりの生産性、収益性、潜在的な成長性を考えると、IN-N-OUTの資産価値は20億ドル(1,860億円)以上あるという。

飛び込みで入った店で死んだ魚のような目をした従業員に迎えられると、とたんに食欲が失せユーターンすることもある。味も大切だけど、店を成功させる第一のコツは従業員の態度。オーナーさん、IN-N-OUTに見学に行ってみて。

オレンジチキンのおいしい匂いが漂ってきた。うーん、調理が簡単で一度食べると癖になる味、これでチェーン店をなんて、変な妄想を払いのけてワインの栓でも開けようっと。

レストラン
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ごちゃごちゃ言っていたけど、ついにチケットを買ってしまった。関空発ミャンマーのヤンゴン行き、復路はハノイから関空。お値段はサーチャージ、空港使用料等すべて入れて44,950円と格安。

但し内容がちと(大分)怖い。先ず関空から上海へ行き、乗り換えて昆明に夜中の0時40分着、翌日午後1時30分にヤンゴンに向けて発ちヤンゴンは2:00到着。昆明0:40分というのがこよなく怖い。

帰りはハノイから、又しつこく昆明に行き1泊なのだけど、そのまま帰るのも癪なのでもう一泊して一日一帯を歩き回る予定。少数民族の多い地域、民族村とか面白そう。翌朝7:30分の飛行機で上海に行き乗り換えて関空着15:40分。全行程21日。

ヤンゴンからハノイ間は自分でチケットを取る必要あり。ここで多少スキルを発揮して、英語でヤンゴン発ハノイ行き航空券とネットに打ち込むと英語の格安航空券サイトがわんさか出てくる。

チェックをすると31,500円でベトナム航空のものが一番早くて便利。でもふと考えてヤンゴンからホーチミンを探してみるとジェットスターアジアの19,500円という格安チケットがあった。

これは一度シンガポールで乗換えをしなければならないけど、チャンギ空港でシンガポールのハブ振りを観察するのも面白いと思うし、全所要時間8時間半なので悪くない。

そうすると全行程64,450円の飛行機代になる。関空からヤンゴン、そしてヤンゴンからホーチミン、ハノイから関空を周遊航空券で取ると通常かなり高い。

ホーチミンからベトナムのハワイ、ニチャンまでバスで行きニチャンでプチリゾートを楽しむ。途中名も無き村や街を見た後、ハロン湾を船で周遊し、ハノイに着くという素晴らしいベトナム縦断の旅プランができあがっている私。

ラオスに山賊が出ると分かってからは、君子危うきに近寄らずで、急遽ベトナムに進路変更、勿論起業に繋がりそうな小さな種は見逃さないわよ。

それにしても、ミャンマーよりも怖いのは0:40分に着くという昆明。去年の夏、関空からピーチ航空で香港に0:00前に着いたときは深夜バスとフェリーに乗ってマカオまで行ってしまったけど……ドドドって勢いで。

香港と比べると昆明の0:40分はインパクトがあるわねえ。格安お一人様パック旅行に必要不可欠なもの、それは多少の蛮勇と頭の後ろにもついている目。

    関空夜景
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ここ数日私は唸ってばかりいる、まるでハムレットのように、”To go or not to go that is a problem!” と呟きながら。もちろん行き先は東南アジアお一人様視察旅行である。

世界で一番幸せな国の一つとしてミャンマーのことを書いたが、ミャンマーはカチン州とラカイン州が外務省から渡航の延期もしくは是非の検討をするようにとの通達が出ている。

カチン州は中国とインドに挟まれたミャンマー最北部でカチン独立軍(KIA)と政府軍の間で衝突が発生していて2012年末から今年の初めにかけて政府軍が州都ライザーを航空機で爆撃している。

ベンガル湾に面したラカイン州は去年イスラム系と仏教系住民との間で衝突が起こり、緊急事態宣言が今も発令されたままである。白砂のガバリ・ビーチを含むタンダウェー市以外は旅行者制限区域になっている。

ガバリ・ビーチに荷物を降ろし、ベンガル湾で潜る計画をたてていたのだが、危険地帯の真ん中、つまり台風の目みたいなところで冷や冷やしながら魚を見ても楽しくない。

ラオスにも行く予定を立てていたが、ここもビエンチャンの右手上部のあたりを中心に反政府武装組織が活動しており、渡航の是非の検討区域になっている。

ベトナムとの国境に近いフワバン県ではアヘンやモルヒネの原料になる芥子(けし)が不法栽培されていると聞くと、メキシコの麻薬がらみの凶悪事件を思い出してぞっとする。おまけに山賊も出て、バスが襲撃されたりしているらしい。こわっ!

と、ここまで書いて、今好物の焼きバナナを食べている。これを食べると、広大な焼畑を目の前にした開拓者のような気持ちになるから好き。

世界で最ものーんびりした国と言われているラオスで、山賊に追いかけられたくない。今回ラオスはパス。東南アジアで起業するというのも、これ命がけね。

どちらにしろ、体は鍛えておかなくっちゃ。外務省のホームページにも書いてあった、海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、情報収集や安全対策に努めてください。

「よほどのことが無い限り、大使館や領事館に駆け込むのじゃないよ」と言うことね。焼きバナナも食べ終えたし、さあ、ジョギングで足を鍛えておこう。走って逃げるときのために。
   
   フィリピン: 写真
(トリップアドバイザー提供)
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以前トルコ人の友人に「日本のパスポートがうらやましい。それを見せると世界中どこの国に行っても笑顔で迎えてもらえる。世界で一番好かれるパスポートだ」と言われた。

ドイツでトルコ系の住民の多さが問題になっている時期でもあり、又ヨーロッパ各国が中東やアフリカからの難民や違法入国者に頭を悩ませ始めている時期でもあった。

「仕事でヨーロッパに行き、トルコのパスポートを出すと嫌な顔をされ、通過時間も長くかかる。それだけで気分が滅入る」と彼は話を続けた。今、トルコは経済成長の最中にあり、当時とは多少事情が変わったと思われるが、移民の多さに悩むヨーロッパでは、入国者に対する選別の目は依然として厳しい。

確かに世界各地の空港で、日本のパスポートを見せると殆ど問題なく短時間で入国審査を終えることができるし、笑顔で「ウェルカム」と言われることもある。国籍不明の家族連れが、長時間入国審査官に質問をされているのと対照的に。

日本のパスポートが好まれる理由として、日本人は絶対に違法に他国に住み着きそこで根を下ろすことはないと思われていること。アフリカや中東に対して利害的対立をもたなかった。欧米各国では先進国仲間として連帯感をもたれている。戦争を放棄した日本は発展途上国の援助に多大な協力をしてきた等々が挙げられる。

どの国でも日本人だと分かると、好意的な扱いを受けるし、日本に対する関心の深さが分かる質問を受けたりする。世界中どこに行っても、もちろん危険性に対する注意を怠ってはいけないが、のびのびと振舞える。その国の人々に嫌われていると思うと、そうはいかない。

不思議なことに、これだけ嫌われている(?)はずの韓国や中国でも、自由に楽しく街を歩き観光をした。レストランに入るとオモニやマーマが満面笑顔でおいしい物をテーブルに載せてくれた。街を行く若者は親切にしてくれた。

世界で一番好かれるパスポート、中国や韓国でも有効だと思われるのですが。

グランドラパプール3
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2.準学士の学位を得る

今日、準学士学位の所持者は、労働力界からの需要が増加している。実際に、ミシガン州立大学の2012年から2013年の『採用の動向』によると、雇用主は、今年は昨年よりも、三分の一以上多く準学士号取得者を雇うことを計画している。学士号保有者の需要の増加よりも、はるかに多い。

この学位は一般的に2年間のプログラム後に授与され、高校卒業者より約24%高い収入を獲得すると大学入試センターは報告している。男性の準学士は年収49,000ドルを獲得し、女性の準学士は35,000ドルを稼ぐ。人気の高い分野には、看護、ビジネスと情報技術が含まれている。警察官やビジネスの準学位保有者の中には、最高賃金を獲得している者もいる。

3.コミュニティカレッジで2年間勉強する

4年間の寄宿生大学に通う場合、授業料、部屋代及び食費等、高価な出費を必要とする。そこで2年間地域のコミュニティカレッジに通って、より少ない出費で必要な資格等を得ることも選択肢の一つ。授業料は平均で4年生の大学の3分の1しかかからない。おまけにコミュニティカレッジは夜間や週末のクラスもあるので、仕事や家庭のある学生に寛容だ。コミュニティカレッジの卒業者の5人に1人が4年生大学に編入するが、通常の学生に匹敵する学力を示している。

4.学士号を3年で取る

3年間で学位を取るプログラムは、(1960年代以来数十年間メイン州の民間機関ベイツカレッジ一校だけで行われていたが)公立及び私立大学共にコストが増加するに連れ、最近人気が急上昇している。2008年の経済不況以来ほぼ20の私立学校が3年で学位を取るプログラムを加えた。

過去数年間、授業料を含む学費が年間約3%から5%増加するにつれ、3年で学位を取ることは二倍の利益がある。大学4年目のコストを節約すると共に、1年間早く働き始めるからだ。ウィスコンシン大学の寄宿生の場合1年間のコスト約25,000ドルを節約することができると、同州財務局は推定している。

以上、学費が高騰し学生ローンを抱えて社会に出て行く大学卒業生が多いアメリカで、より経費の負担が少ない、4年生大学に代わる4つの選択肢について書いた。

アメリカ留学を考えている人、高い学費が払えず大学を断念せざるを得ない人、又希望する大学に入れず鬱々と日々を送っている人、そういう日本の若者たちに別の選択肢もあることを知ってほしいと思う。

なお、日本で大学を卒業した後、働きながらアメリカのコミュニティカレッジで2年間お得に勉強して、その後MBAを取った人もいる。頑張ろう、君の未来はばら色だ!(私のも)

       ロンドンマクドsmall
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ジョー・ホーランドは『大学に行く必要性を感じず』に高校を卒業し、チリのホテルで働いた。その後イギリスで大学レベルのスペイン語コースに入ったが、意欲がわかなかったので、学位のないままワシントンD.Cへ帰ってきた。

すぐにローカルの営利を目的とする学校でイベントマネージメントコースを見つけた。そのコースワークは彼女の芸術的感性にヒットし、また一クラス275ドルの授業料もリーズナブルに思われた。五ヶ月未満でクラスを終了し、ローカルのイベントデコール会社に職を得て、そこに根を下ろした。

寄宿式大学で従来の4年生コースを終える代わりに、ホーランドのように別の道を探していれば、より安いコストで、より早く実社会に溶け込めるだけの資格や学位プログラムを見つけることができる。

1.証明書や資格等を獲得する

ジョージタウン大学の教育・労働市場センターによれば、学士号を要求しない年間35,000ドル以上が支払われる仕事が米国には3,000万ある。でも、そのことは高校卒業後何の教育も受ける必要がないということを意味しない。

ヘルスケア、情報技術及び公共事業のような増加する要求を備えた分野でのほとんどのミドル給与レベルの仕事(年間35,000ドルから75,000ドル)は、高校卒業後に得た何らかの証明書や資格等を要求する。

プロフェッショナルの証明を得ることは雇用される可能性を増加させるだけではなく、既に仕事をしている人にとっては、自分の価値を雇用者に高評価させるための手頃な方法である。

証明書や資格によって得られる所得の増加は半端ではない。ハーバード大学の2011年の『繁栄への道』報告書によれば、実際に、中等教育後のライセンスあるいは資格を持った人の4分の1以上の人の所得は、平均的な学士号をもった人が受け取る所得を超えている。

年収の多寡は、教育のレベルとは対照的に、どの職業あるいは産業へいくのかによって決まるのだ。コミュニティカレッジ、営利を目的とする学校や会社のプログラムによって、資格の取れるコースを見つけることができる。例えば、公認助看護師の資格はコミュニティカレッジでスタートし、IT関連の資格はマイクロソフトITアカデミーで学ぶことができるというように。

大学を出て仕事の無い人が増加している今、大学にかけるコストの何分の一かで将来性のある資格を得ることを選択するのもスマートな道かもしれない。

渋谷 写真
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ここ5年間、アメリカの公立大学の学費は飛躍的に上がっている。カレッジボード(大学入試センター)によれば、州立大学における年間平均コストは17,860ドル(165万円)である。私立大学のコストは危機的状況で、年間4万ドル(368万円)に接近している。

学費を払うために学生ローンを借りた学生は、平均26,600ドル(245万円)かそれ以上の負債を抱えて労働市場へ参入している。

学士号を持った20から24歳の年齢層の失業率は5.9%で全国失業者数割合より低い。しかし学位を持つことが即給与に繋がると思っていた者は落胆するであろう。高いコストに比べると見返りは不確かだ。そして多数の親及び政策決定者が果たして4年生の大学卒の学位が、かけた時間とコストに比べて、価値があるかどうかと考えている。

しかし、学士号なしで労働市場に入った若者の将来の見通しははるかに悪化している。最近の高卒者の失業率は27%に跳ね上がり、仕事の選択肢はますます狭くなっている。

リーマンショックで破壊された5つの職種のうち4つは、高卒もしくはそれさえも持たない労働者の仕事だった。学士号を持ったものの生涯所得は高卒のそれより、100万ドル(9,200万円)多い。

2020年までに、高卒の資格までしか持たない人たちの仕事の割合は、ジョージタウン大学の教育並びに労働力センターによると、36%に縮小される。

「事業主はエントリーレベルでより多くの教育を求める」とセンターのアナリストは述べている。そうすると、良い大学に進学する望みを持たない高校卒業者や、もっと低い望みしかもっていない人々はどうすればいいのだろう。

これに対して4つの興味深い回答があるのだが、続きは次回に。何にしろ、この世知辛い世の中、アメリカでも日本でも、若者は賢くしたたかに自分の未来を掴み取っていくしかないのだ。

ロンドン市街2
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IHSグローバルの調査によるとアメリカでは、学生ローンの負債により、結婚して家族を作ることを延期している若いカップルが増えている。

ジョニーはここ五年間、余分な現金が入ると401(K)に積み立て、定期的に住宅ローンの元本を返済し、必死で良好な財政状態を築いてきた。ところが最近知り合った素敵な女性が、多額の学生ローンを抱えていた。

最終的に彼女と結婚した場合、ジョニー自身の小切手を振り出すことなく、彼女を助けることができるかと専門家に相談した。次の専門家の答えは、同じような状況の人に参考になるかも。

二人の関係が深まったら、一刻も早く彼女の負債について話し合い、どのように彼女が支払うのを助けることができるかを議論する。そして消費を切り詰め、外食を減らし、夏のバカンスは諦め、骨董品などがあれば売る。

ジョニーが一生懸命に取り組んでいる姿を彼女に見せることで、彼女はもっと積極的にローンを返そうとするはずだ。それが自分だけではなく、二人の将来のためであることが分かったから。

結婚式を遅らせることは、それにかかる費用の支払いも遅らせることになるのでスマートな方法だ。それでも、やがて結婚をした場合、ジョニーのものと彼女のものを峻別しなければならない、財産も負債も。

彼女の学生ローンは彼女のものとして置いておき、決してジョニーも債務者として名を連ねてはいけない。債務者になるとジョニーにも債務を返済する法的責任が発生するから、あらゆる面で不利を蒙る。

たとえば、ジョニーがホームエクィティラインから最大額の借り入れをして彼女のローンを返したり、ジョニーが連帯保証人になって彼女が借金をし、学生ローンを返したりすることは絶対にしてはいけない。

そういうことをしなくても、当分蓄財は諦めざるを得ないが、ジョニーも返済の一翼を担うことで、ローンは減額していく。借金は峻別というこのアメリカ式の考え方、いざというときに役にたつかも。

それにしても日本も奨学金が返せない若者が増えている。日米共に、若者を経済的弱者に追い込まない国策を一日も早く実現してほしいものだ。それが何よりも国の活性化に繋がるのだから。

コネチカット州: 写真
コネチカット州 (トリップアドバイザー提供)
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昨夜、恵方巻きを買ってきた。欲張って具が七種類も入っている豪華版にしたのだが、恵方を向いて一口ぱっくりと食べると、先ずズルリと海老が落ちてきて、その後帯が解けるように他の具も飛び出しかけた。

お皿で受けて何とか飛び散るのを防いだが、やはりかぶりつくには具が四種類くらいのコンパクトな恵方巻きの方が良い。来年はそうしようと思った後、「生きて帰れたら」と呟いた私。

東南アジア数カ国を、できるだけバスで回る計画を立てているのだが、ある国際機関の人に、「無事に帰れるか分かりませんよ。止めたほうがよろしい」と言われたのだ。

こう見えても私、モロッコからアトラス山脈を越えてアルジェリアにバスで入国したり、インドからネパールのカトマンドゥ、そして釈迦生誕の地ルンビニまでバスで旅をしたりした経験がある。東南アジアくらいへっちゃらのはず。

しかしバスで国境越えをして東南アジアの国々を旅した人たちのブログを見ると、バスの中は殆どアジア人の男性ばかり。途中トイレの無いところで休憩のとき、男性は簡単に用が足せるが女性はちょっと……

でも迷っている一番の問題は、反日デモが広がった中国で暴徒が戦争でもないのに日本に関連する施設を破壊していたあの姿が忘れられないこと。人はあそこまで豹変するんだと思うと、管理の行き届いていない場所に行くのが怖い。

北アフリカも以前のように安心して旅のできる状況ではないし、インドでは女性に暴力を振るう事件が多発している。いつの間にか世界では、自由に一人で旅のできる場所が狭まってきているようだ。

国際機関のおじさんが言っていた。「日本は世界で一番安全な国です」でもミャンマーのサイトを見ると、「ミャンマーは、世界で一番安全な国と言えるかもしれません。国民の90%以上が敬虔な仏教徒で、とても親日的です」と書いてあった。うーん、なるほど。早速ビザを取らなくっちゃ。
   
    マレーシア: 写真
(トリップアドバイザー提供)
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北京の米国大使館は、2月1日サイトで『北京の大気汚染のレベルは非情に不健康』との警告を発した。WHO(世界保健機構)の大気汚染の基準レベルは約25なのに、北京の大気中の濃度は同日205で8倍以上だった。

北京に1日滞在すれば「たばこを21本吸ったのと同じ計算」(中国誌「新民週刊」)と言われ、1枚約7元(約100円)と通常のマスクより割高の「N95」の表示がある業務用マスクが品薄状態だ。

その中国で、N95に劣らず人気の高いものがある。新鮮な空気の缶詰だ。一缶5元(80セント=72円)で、チベット、台湾及びイエンアン(共産党の発祥の地)などの味がついている。

起業家チェンが740万ドル(6億6千万円)の資金を投下し、環境改善に関心が集まりつつある中国で、その背中を後押しするために、ベンチャービジネスとしてではなく社会的プロパガンダとして無料で配ることから始めた。

「もし環境を大切にしなければ、後2-30年で子供や孫は酸素ボンベを背負いガスマスクをつけて生活しなければならなくなるでしょうと」とチェンは言う。

チェンはまた、車の代わりに自転車を利用することを市民に奨励し、運動を盛り上げるために5,000台の自転車を配った。売名行為だと批判する人に「自分の安寧だけを考えて何もしない人たちは、社会の進歩のために何も貢献することができない」と反論する。

次は、2月2日付読売新聞の記事である。『米国大使館は2008年の北京五輪前から、北京などでPM2・5の独自測定を行い、公表している。北京市も昨年初めから試験的に測定・公表を始めたが、北京市の判定で「良」なのに米側は「不健康」とする日もあり、評価はしばしば大きく食い違う。市民の間では「市当局がデータを改ざんしている」との批判が噴出。外務省は6月、内政干渉だとして米大使館に公表中止を求めたが米側は応じず、10月には北京市も、観測ポイントを大幅に増やして正式なデータの測定・公表を始めた。』

ふうん、尖閣とは別のところで、米国は頑張っているのね。それにチェンさんのように空気の缶詰を売って市民の意識改革に励む人もいるのは心強いわ。真剣に取り組んでくださいよ、中国政府殿、ご近所迷惑も甚だしいのですから。
     北京: 写真
北京 (トリップアドバイザー提供)
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実際に見聞きしたり、メディアからの情報を分析してみると、携帯電話があるから不自由なことが幾つかある。その中でも最たるものは、24時間常に携帯電話を通じて、GPSを付けられた被疑者のように監視されているということ。

バカンスに南の島で木に登ってココナッツを取っているときでも(もし可能なら)、星降る海岸で彼女にプロポーズをしようとしているときでも、上司から緊急の電話で重い仕事の話を突きつけられる。

たまには自由になりたくて携帯の電源を切ったりすると、さあ大変。何度も電話をかけていた奥さんが、「あなた、誰かとホテルの部屋に篭っていたのじゃないの!」なんて後から金切り声を挙げるかもしれない。

嫉妬深い旦那様が、「おまえ、昼間電話をしたら携帯の電源を切っていたろう、何時間も。一体、何をしていたのだ」なんて、家に帰ってカバンを置くなりねちねちうるさく言うかもしれない。

恋人同士はもっと大変。昔から恋の病にかかっているときは、何をしても何を見ても、今目の前にいない相手のことを思い出して胸がきゅんとなるもの。そして次に会うときのことを考えて、今度は胸がばら色に膨らむ。

ところが今は、携帯をプッシュするだけで、物理的に糸電話のように相手に即繋がってしまう。だから一方が電源を切っていたりすると、良からぬ妄想が入道雲のようにむくむくと膨れ上がり、仕事も含めて何もかもが手につかなくなる。

携帯が無いときは時間をかけてじっくりと積み上げてきた恋愛が、メール交換をするだけで即恋愛モードが出来上がる。また、成就までにかかった時間に比例して、恋に見切りをつけるのも早くなった。恋愛はロマンティックが命なのに。

今更携帯をなくせとは言わないけれど、せめて止めてほしいのね、食事をしながら携帯を見るのは。朝のプラットホームで携帯を見ながら歩くのは。デパ地下で大声で「今、焼肉弁当と寿司パックが半額になっている、どっちにする!」と携帯に叫ぶのは。

    梅のようなさくら

    






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先日JETRO(日本貿易振興会)に行って、東南アジアビジネスの現状について話を聞いた。ビジネスヒントを得るためには、どこにでも行く私。

アジアの現状についても甘くは無いと実感したが、それよりもショックを受けたことがある。「あなたは何が売りですか」と聞かれたとき、はっきり「これができます」と言えるものがなかったのだ。

会社で管理職経験があるとか、TOEICの点がそこそこ高いとか、経理が一通りできるとか、そんな人はごまんといる。公認会計士試験や司法試験に受かっても仕事の無い人がかなりいる昨今、今挙げたような経験は、サラリーマンを辞めて起業をするとき役にたたない。

とても美しいブーケを作ることのできる若い日本女性が、そのブーケをタイのホテルに売り込んだ。めでたくウェディング用のブーケとしてホテルで取り扱ってくれることになった。彼女は起業家としてのスタートを切ったのだ。

そういうことである。将来起業や独り立ちを目指している人は、今から何か手に職のつくことを、余暇にやっておいたらどうだろう。思わぬところに秀でた才能があるのを発見し、それに磨きをかけながらその時を待つ。

高校時代、珠算の先生がおめでたになり、頼まれて小中学生にソロバンを教えていた。たまたまバスの中で生徒たちと出会うと、「せんせーい!」と回りに集まってきた。『24の瞳』の先生の気持ちが分かった。教え子はかわいいのだ。

隠れた才能を発掘するには、あれこれ習ったり、資格のための勉強をしたりするのがいいだろう。取捨選択をしていくうちに、自分に向いているものが見つかる。たいていの場合、それは好きなことだ。やっぱり、好きなことからこつこつやってみるかな、あの線で。ようし、頑張ろうっと!

丸い花壇

   
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海 夏碧

Author:海 夏碧
自分の足で歩き回った国は60ヶ国以上、ニューヨークとLAで会社勤めを経験。一人で子育てをしながら、外資系の会社の管理職を歴任。アイスバーンを運転してスキー場に行き、タンクを背負ってサンゴ礁を遊泳。目下、楽しめる起業を模索中。


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