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息子の小さい頃、海外旅行というと、その殆どが南の島だった。子供にとっては淡路島の方が余程嬉しかったかもしれない。だって、飛行機で何時間も飛んだ挙句、到着するのはいつも同じような島だから。

その中でも、ピピ島の遠さは圧巻だった。マニラ周りでバンコクまで行き、そこからプーケットへ。プーケットから、船で三時間半かけてピピ島に到着したときには、かわいそうに子供の眉間に皺が寄っていた。

ディカプリオのビーチが撮られる前のピピ島は、素朴なタイの田舎という感じ。白砂のビーチと椰子の木は殆ど見当たらず、泊まる予定だったホテルがオーバーブッキングで、海にせり出した高床式のバンガローに変更になった。

バンガローに入ったとたん、鼠くらいのゴキブリを見て親子で気絶しかけた。
干潮時の海は、向かいに見える島に行けるくらい干上がった。子供は、水溜りの中にいたどぎつい色合いの、猛々しい熱帯魚に指を咬まれて泣き出した。

そんなとき、子供のそばに突然二匹の犬が寄ってきた。利発そうな目をした雑種犬。その時からだ、子供にとってピピ島での楽しい時間がスタートしたのは。

毎日子供と二匹の犬は、砂浜を走り回ったり浅瀬に入って魚や貝を捜したりと、まるで竹馬の友のように楽しそうに遊んでいた。犬二匹は片時も息子のそばを離れなかった。

夜はバンガローの階段の下で眠り、朝になると子供が降りてくるのを待っている。そして又、楽しい一日が始まる。子供にとってピピ島は、二人の親友のいるかけがえのない島になったようだ。

あれから長い年月が経ったが、ピピ島と聞くと必ず、最上のベビーシッターになってくれたあの二匹の犬を思い出す。ディカプリオも彼らに出会ったかしら。
          
       ピピ島
       
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海 夏碧

Author:海 夏碧
自分の足で歩き回った国は60ヶ国以上、ニューヨークとLAで会社勤めを経験。一人で子育てをしながら、外資系の会社の管理職を歴任。アイスバーンを運転してスキー場に行き、タンクを背負ってサンゴ礁を遊泳。目下、楽しめる起業を模索中。


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