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昨夜は柔道を見ていたので寝不足。

会社で午前中は何とか仕事をしていたが、午後一時半くらいになると頭がグラッと前に落ちて、
パソコンのモニターを割りそうになった。

三回くらい繰り返した後で恐る恐る周囲を見ると、半分寝たような顔ばかりでホッ。

昨夜の柔道、金メダルの松本選手のド迫力はすごかった。対戦相手も向かい合った途端気力が萎えたようで、
最後まで及び腰の選手もいた。確かに、一本並みの気迫が顔に表れていた。女子力の鑑である。

予定されていた金メダルが次々と逃げていって、青菜に塩になりかけていた日本国民を、よくぞ奮い立たせてくれました。松本選手、おめでとう!

今度のオリンピックは審判団に不審が募るわね。

共同通信が映画「三ばか大将」をパロディ化したように、審判がしばらく話し合った後、判定を翻したと伝えた海老沼選手と韓国のチョ・ジュンホの対戦。三ばか大将の存在が、海老沼選手が金メダルを取れなかった大きな原因になっているのではないかしら。ああ、悔しい!

次に、四位と判定され、抗議をして日本に銀メダルが与えられた体操男子団体の判定。あんな判定ミスをするから、イギリスの観客から大ブーイングを受けて、せっかくのさわやかなスポーツが後味の悪いものになってしまった。

次の五輪から、ジャッジを選ぶのにオリンピックの選手選出並みの厳しい基準を設けてほしい。
そうですよね、クーベルタンさん。 
「人生は闘うがゆえに美しい」 ジャッジにも闘ってもらわなくっちゃ!




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いよいよ、大人も夏休み。海外旅行へ出かける方のために、最近ミニギョッとした私の体験を一つ。

アメリカはトランジットだけでもESTAが必要。ネットで自分で簡単に取れます。
グーグルで検索すると幾つか出てきますが、日本語版があったので、そちらで手続きを進めました。楽ですものね。

すべて入力し、後はビザ取得料を支払うだけ。
ところがクレジットカード払いで費用は14ドルと思っていたのに、74ドル支払えと書いているではありませんか。
おまけに、後でキャンセルした場合には、少なくとも○○ドルはいただくとも。

わあ、トランジットなのにアメリカは強欲、こんなに値上げしたのだと思って、よくよく画面を見ると、
端のほうに、「アメリカ大使館とこのサイトとは関係ありません」との小さな書き込み。

あわててサイトから出たのですが、入力した個人情報等のことを考えるとすっきりしません。

その後、アメリカの大使館のサイトから入ってESTAを取り直すと、14ドルで簡単に取れました。

アメリカに限らず、ビザ関係は同じようなサイトがある可能性もあります。

もちろん、余分なお金がかかるだけで特に問題はないと思われますが、節約したい方、個人情報をあまり放出したくない方は注意してください。

ちなみにカンボジアのビザも大使館を通じてネットで取りました。

顔写真のサイズが小さすぎて、ムンクの叫びのようなひしゃげた顔を貼り付けて、うっかり送付してしまいました。

翌日、大使館の写真係の人から、「あなたの写真は小さくてぼやけていてビザが発給できません。これこれのサイズのものを送りなおしてください。分からなければ何でも聞いてください」とのメッセージ。

サイズを調整して写真だけ送りなおすと、同じ担当者から喜びのメッセージつきでビザが送られてきました。
カンボジアに対する印象がぐっとアップ。

このように、大使館ではきちんとバックアップをしてもらえるので、各国のビザを取るときは、できるだけ自分でトライしてみましょう。

ちなみに大阪領事館でカンボジアのビザをとる場合、二度も出かけて行き、2,500円を支払わなければなりません。ネットだと25USドルなので、2,000円弱ですみます。

時間とお金の節約になるので、是非トライしてみましょう。簡単です。

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開会式でインド選手団の前を意気揚々と歩く無関係な女性。
インドの関係者は「服の色も全く違うのにけしからん。バッチもつけていないのに何で通したんだ」
確かに赤い服を着たインド選手団の前を、普段着の女性が笑顔を振り撒きながら行進していた。
何、これ。

開会式でスタジアムの中央に点火された聖火は、一旦消して別の場所に移されていた。
聖火は2012年5月にギリシャのオリンピアで、採火式が行われた後に、70日間をかけてのべ8000人のランナーによって、ロンドン・ストラットフォードの「オリンピックパーク」に運ばれたのよ、ちょっと扱いが......
「聖火は都合上一旦消しました」ですって。何、それ。

空席が目立つロンドン五輪。
特に目立つのは、サッカー、バレー、テニス、体操、競泳など。競技が一番よく見える特等席が空席だと、選手の意気にも影響する。テレビ観戦の私でさえ、少しへニャってするんだもん。
チケットを買えなかった母娘が「会社やオリンピック関係者にあんなに席をとるなんて、ひどい」とぷんぷん。
別の人は「誰も来ないんだったら、チケットを売れ!」と青筋立ててお怒り。
苦情を受けた後当局は、今はサクラを座らせたりしているらしい。何、あれ。
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こんにちは!トラックバックテーマ担当の山本です今日のテーマは「ロンドンオリンピック、注目の競技教えて!」です!いよいよ7月27日に開幕式を迎える、ロンドンオリンピック最近ニュースでも、大々的に取り上げられていますよね。オリンピックといえば、陸上やサッカー、競泳や体操等を思い浮かべる方が沢山いらっしゃると思いますが、「オリンピックにこんな競技があったなんて知らなかった」と驚く競技がありませんか??最...
トラックバックテーマ 第1477回「ロンドンオリンピック、注目の競技教えて!」



アッと驚く競技、とまで言えるかどうかは分かりませんが、セーリングは如何でしょう。

470(ヨンナナマル)級女子/男子(二人乗りダブルハンド)

470(ヨンナナマル)級女子で、代表の近藤愛・田畑和歌子組(アビームコンサルティング)は何と、現在世界ランキング1位です! これって、すごくない?

おまけに、1996年アトランタオリンピックにて重・木下組(女子)が銀メダル、2004年アテネオリンピックで関・轟組(男子)が銅メダルを獲得しているのですぞ。期待もてそう。

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子/男子

RS:Xはウインドサーフィンのショートボードとロングボードの性能を合わせたハイブリッドと呼ばれる形状で、微風からスピードが出ることが特徴だそうです。殆ど風が無くても動くってことか……ふうん。

皆でジャカジャカ応援しちゃいましょう。

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今日は土用の丑の日、そう、鰻を食べる日です。

夕飯に美味しい鰻重を食べていると、テレビで鰻が不足しているニュースが流れました。
昔は、自然の鰻が川にたくさんいたものです。

小学校四年生の夏休みに入ってすぐの早朝、ザルを持った一年生の弟を引き連れて川に急ぎました。
前の夜、ミミズをつけた針を土手の下に仕込んでおいたのです。

さっそく土手にはり付くようにして、糸を手繰り寄せると確かな手応え。
これは大物だ! 夢中で糸を引っ張ると大きな細長い物体が姿を現しました。

「蛇だ!」と叫んだ私は糸を川の中に投げ入れようとしたのですが、よく見ると大きな鰻!
必死で糸をたくし上げると、鰻は一メートル以上もある、その全身を現しました。

「早く、カゴを出して!」と弟に命令をしたその時、何と鰻は川の中にポチャリと落ちてしまいました。
「カゴを出すのが遅い!」と言って、弟の頭をピシャリと一発。

シクシクと泣きながら後をついてくる弟と、正しく『逃げた獲物は大きい』の鰻の姿は、毎年この時期になるとジワリと瞼の裏に蘇ります。

そして弟にとって丑の日が、全女性に対するトラウマの日になっていないことを願うばかりです。

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こんにちは!トラックバックテーマ担当の木村です。今日のテーマは「昨日のご飯、思いだせる?」です!みなさん、記憶力に自信ありますか?私は全く自信がありません!「昨日の晩御飯、何だっけ…」なんてことがザラにありますそこで、記憶力の尺度になるのかはいささか疑問ですが今日のテーマは昨日食べたご飯を思いだせるかどうかです。思い出せないのが私だけだったりしたらかなりショックなんですが、おそらく意外と思い出せな...
トラックバックテーマ 第1475回「昨日のご飯、思いだせる?」



会社の近くに、御堂筋に面しているちょっとおしゃれなスーパーがあって、仕事の帰りによく寄ります。

 たまには魚を食べたいなと思い、焼いてある秋刀魚を一匹籠に入れました。秋刀魚とくれば大根おろし、そうすると、もう一品は甘い味がいいかな。そこで豆腐と麻婆豆腐の素を買い、麻婆豆腐にすることにしました。

 葱を散らした麻婆豆腐、大根おろしを載せポン酢をかけた秋刀魚、そしてアルコール、カロリー、糖質フリーのビールが昨夜のご飯でした。デザートは抹茶わらびもち。ぜーんぶ、美味しかったし、覚えていますよ!
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紆余曲折があり、子供が二歳になったとき、二人で日本に戻ってきました。

まだバブル崩壊の手前だったので、私の就職先はすぐ見つかりました。そこで急いで子供の預け先を探したのですが、それは涙が出そうな体験でした。尤もその涙は悲しみと喜び、両方の涙だったのですが……

4月に帰国し5月半ばから保育園を探し始めたので、当然認可保育園に入るのは無理でした。そこで次々と無認可保育園を見て回ったのですが、今とは違って、その環境の貧しさに胸がふさがれるような思いをしました。

中には、どぶ川のそばに立つ長屋のような民家の一室に子供たちが集められているところもあり、とてもわが子を預ける気にはなれず、暗い気持ちになって帰ってきました。小さくてもいい、思い切り跳ね回れる運動場のある保育園に預けてやりたいと、心から願いながら……

とぼとぼと歩いていると、偶然大きな運動場のある保育園らしき建物を見つけました。足が独りでに運動場に沿った小道を歩き出し、気がつくと保育園の中に入っていました。

運動場だけでなく、パッと見ただけで理想的な保育園だということはすぐ分かりました。施設の良さだけではなく、そこに漂っている雰囲気が暖かかったのです。

たまたまそこにいた若い副園長先生に用向きを問われたので、事情を話しました。副園長先生は暫く考えた後、園長先生(彼のお母さん)に相談をして連絡をしますと言われました。

驚いたことに連絡はすぐにきて、たまたま引越しで子供が一人抜けて空きが出るので、お子さんを受け入れますと言うものでした。我が家の窮状を考慮して、特別に許可してもらえたのでしょう。
息子の未来に、突然明るい希望の光が差し込んだような気がしました。

その保育園で2歳から小学校に上がる迄お世話になったのですが、園長先生始め先生方が子供一人一人に細かく目を配り、厳しく暖かく接してもらうことができました。

あのときのことを考えると、子供を預けたくても預ける場所がない、あったとしても理想的な場所ではない、と困っているお母さんたちを助けてほしいと心から願います。

人格形成に大きな影響を与える幼児期に、子供の可能性を伸ばすような教育をされた園長先生。
今でも年賀状で「がんばっていますか。将来を楽しみにしていますよ」と息子にエールをいただいています。
               沖縄

theme : 子育て奮闘記
genre : 育児

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こんにちは!トラックバックテーマ担当の山本です今日のテーマは「今やってみたい習い事ってある?」です。夏って何だか活動的になりたくなる季節だと思いませんか私は夏になると、開放的になって色々なことに挑戦したくなります今まさにやってみたい習い事は、ゴスペルです!有名な映画で、ゴスペルを歌ってるものがあると思うのですがそれが格好良くて小さい頃から憧れていましたパワフルで綺麗な歌声は心惹かれるものがあります...
トラックバックテーマ 第1471回「今やってみたい習い事ってある?」



今やってみたい習い事は、素もぐりです。
スキューバダイビングのライセンスはありますが、そうそう気楽に潜ることはできません。気力を振り絞り(15m潜るので決死の覚悟が必要)、前もって準備し、それなりのお金も必要です。

今ここにトロピカルブルーの海が広がっていて、すぐに潜りたいときに最高で3メートルくらい素もぐりできたらどんなに素敵でしょう。お花畑のようなさんご礁に、カラフルな蝶のような熱帯魚が泳ぐ海を素もぐりで楽しみたい。

でもどなたに習えばいいのでしょう。海女さんかしら。素もぐり教室をご存知の方、教えてください。
大阪のおばちゃんの決意は固いのです。
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ちょうど今この時間に、カナダのモントリオールで開かれているファンタジア国際映画祭で、わが息子の映画が上映されています。

昨日早朝、羽田からニューヨーク経由で、息子はモントリオールへ発ちました。

自分の映画が国際映画祭の正式出品作品として上映される前に、生まれ故郷のニューヨークを飛行機の窓から眺めることになるとは、何たる素敵な偶然でしょう。

 マンハッタンの病院で生まれて半年後、私は背負子に入れた息子を背負ってニューヨーク近代美術館(MOMA)のピカソ、ブラック展に連れて行きました。

素晴らしい絵の前に立つと子供は激しく興奮して、背負子の中で立ち上がるような勢いで声を上げました。小さな腕を振り回しながら、足を踏ん張っていたのを今でもはっきりと覚えています。

周りにいた人たちは、そんな子供の様子に驚き、そして笑顔で話しかけてくれました。絵に描いたような素敵なカップルの、暖かい笑顔が忘れられません。視覚的体験はいつまでも色あせずに残るものなのですね。

そんな人たちの中に、上品な公爵夫人のようなおばあさまがいて、子供の手を握りながら私に言いました。
「この子はきっと、素晴らしいことを成し遂げますよ」
まるで映画の一シーンのような、このときの情景もしっかりと網膜に焼き付いています。

 MOMAだけではなく、メトロポリタン美術館、ボストン美術館と背負子に入れて連れ歩き、素晴らしい絵画の数々をたっぷり見せました。その都度子供は喜びましたが、ピカソ、ブラック展のときほど激しく興奮をするということはありませんでした。あれが原点になったのでしょうか。

 日本に戻ってからは、勉強はともかく絵が得意で、あちこちの美術展で良い結果を残しました。
そして紆余曲折はありましたが、結果的に芸大の映像学科に進み、良い映画を作るために人生を捧げようとしています。

 ニューヨークという街で生まれ、物心がつくまでに数々の名作を見せられたことが子供の今に繫がっているいるのかな、と思うこの頃です。

あなたはどう思われますか。

大都会の夕焼け





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「人が皆我よりえらく見える日に、花を買いきて妻と親しむ」

ご存知、石川啄木の歌です。妻も夫もいなくても、こんな気持ちになる日ってあるわよね。

世界中で、いやそこまでいかなくても、大阪中で一番えらくないのは自分じゃないのかなんて落ち込む日。

久しぶりにデジタルカメラで撮った自分の写真をパソコンで見て、あー、こんな酷いことになっていたのかなんて気力が萎えるとき。

他所の子と自分の子を比べて、その差に歴然として、落ち込む夕方。

バリバリのキャリアウーマンと比べて、あまり賢くない上司にえらそうに言われている自分がみじめになる日。

いい年をして、自分が何をやりたいのか未だに模索する日々、それが還暦前後だったら、自分の人生って何だったんだろうって、深く沈みこむ日。

婚活三年過ぎても目ぼしい人に出会わない自分に比べて、大して見栄えは変わらない誰かさんが何時の間にか頃合いの相手を調達して、式への出席を打診してきた昼休み。

本当にあるわよね、いやーな日。

でも大丈夫。明日も太陽は顔を出す。そして、明日から以降は未知の出来事が待つ未来の領分。

待ちましょう、幸運の神様が全力疾走で向ってくるのを。

その時、躊躇しちゃ駄目。掴むのよ、神様の衣でも腕でも髪の毛でもすぐに!

神様が通りすぎてしまったらタックルをしてもいいと思う。

その日のために、落ち込んでもすぐに立ち直り、エアロでもジョギングでもテコンドーでも何でもやって体を鍛えておきましょう。

人生にたった一度かもしれないチャンスをゲットするためには、落ち込んでなどいられない!



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祇園祭りの今日7月16日、京都にあるフランス人の経営するお弁当箱やさんに行ってみました。

カラフルでかわいいお弁当箱の中でも、特に「こけし弁当箱」がかわいかった。カラフルなバッグやランチマット、お箸や箸箱まであって見るだけでも楽しいお店です。

世界中のフランス語圏の国の人々にネットで売り出していて、年商一億円だそうです。

ロサンゼルスに住む友達が今朝メールで知らせてくれたので、祇園祭ムードを楽しみがてら早速出かけました。

コンコンチキチキと祭囃子を聴きながら京都の街を歩き回るのは心はずむことですが、何しろ暑くて……

京都は2012年の世界の観光都市で九位になったそうです。
DSCF0110.jpg


              フランス人の経営する京都のかわいいお弁当箱やさん。
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 大津のいじめ事件で自殺をした中学生の気持ちを考えると、とてもかわいそうでなりません。今頃になって、捜索が行われていますが、子供の命はもう戻ってきません。
 
 かわいそうに、これから楽しいことがいっぱいあったのに、どうして周囲の人たちが救いの手を差し伸べることができなかったのでしょうか。

 もし、まわりでいじめられているお子さんがいれば、ともかく大人がいじめる子達と取っ組み合いをしてでも戦わなければなりません。それに、もしあなたのお子さんがいじめられていたら、何も同じ学校に行かせる必要はないと思います。もしできれば、それこそ外国の学校にやるとか、家で家庭教師をつけて勉強をさせ、ころあいをみ計らって今後の道をお子さんと一緒に考えるとか、想定外のことをしてあげてください。

 いじめる子供を殺人者にしないためにも、その子達を真剣に叱り、それでも改めなければ法的手段を講じなければなりません。心を入れ替えるまで、矯正所のようなところで勉強と生活をさせるようにして、いじめられている子供を物理的に引き離す必要があります。

 これ以上犠牲者を出さないためにも、全国の学校で実態を把握して、いじめられている子供たちを地獄から救い出すべきです、一刻も早く。
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今日は会社で根をつめて機械関連の翻訳をやっていたので、夕方になると顔が歪むくらい疲れました。翻訳は本業ではないのに、財務諸表の翻訳からヨーロッパ本社のトップが自社研究所の開所式に述べたスピーチまで、あらゆるジャンルの翻訳を、和文英訳、英文和訳ともやっています。

 英語は全く嫌いで何もできなかったのですが、アメリカに住んでいたので毎日黙っているわけにもいかず、何とか身についたという感じです。芸は身を助けるといいますが、英語圏の国に住むだけで大して勉強をしなくても何とかモノになるものです。
 皆さん、どんどん半年か一年以上のスパンで、どこでもいいから英語圏の国に出かけましょう。

 帰国してから、おかげさまで、外資系企業で良い仕事が次々と見つかりました。

 デンマークの会社に勤めていたときは経理部長でした。ある年の5月の半ば過ぎ、世界中から経理部長が集まる会議に出席するため、二週間ほどコペンハーゲンに滞在しました。

 どんな堅苦しい会議かなと思って緊張していたのですが、これが又、どえらい会議でした。
 昼間は各国の小旗を立てた席に座って、一応まともな経理上の問題点などを話し合っているのですが、夕刻ごろから、みんなそわそわし始めます。

 そしていよいよ夕食後、バーのある大広間に集まり、飲めや踊れの大騒ぎ。私が連れになって一緒に騒いでいたのは、フランス、ベルギー、オランダのおやじたちと、ギリシャとポーランドから来た美女二人。

 何しろ殆どがネイティブスピーカーではないので、気楽そのもの。べらべらしゃべって、げらげら笑って、踊りたい人は勝手に踊りまわっていました。 正しく、「会議は踊る」です。

 最後の日は明け方まで騒いでいたので、皆ふらふらになって、それぞれの国に帰る飛行機によじ登っていました。集まったのはヨーロッパ人がメインだったので、礼儀正しいヨーロッパという認識が大きく崩れました、もちろん良いほうに……
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 今朝起きて、孫さんのツイッターを読むとすごいな、かなわないなと思いました。あれだけの会社を引っ張りながら、原子力のあり方や地球のあり方に真剣に取り組もうとしていらっしゃる。自分の思考回路と比べて、その規模の格差に忸怩たる思いがしました。ここのところ、たるんでいたので。

 でも、かくなる私も今年の4月6日までは、如何にしたら少子高齢化を最小限に食い止められるか、非正規雇用の若者を正規雇用にできないか等を真剣に考えていました。自分が小規模自治体の長となった場合を想定して。

 と言うのも、大阪市の区長の公募に応募して、第一次の論文試験を突破したのです。  橋下大阪市長の名前で、4月13日に合格通知が届きました。

 第二次の面接は4月6日。会社を休んで出かけたのですが、落とされました。面接会場に入ると、世にも暗い感じ(すみません)のおじさん三人が座っていて、見たとたん、これは駄目だ、落ちると思いました。多分あのお三方も、私を見たとたん、これは駄目だ、落とそうと思われたのではないかしら。以心伝心です。

 どうして面接官はたいてい男性ばかりなのかしら、ぷんぷんなんて怒りながら、コレストロールのことも忘れて、帰り道巨大ソフトクリームを食べてしまいました。

 せっかく、区長になったときのことを考えてユニークな構想をたっぷり練っていたのに残念!
 例えば、浪速区の小中学生に徹底的に話せる英語を身につけさせ、世界で堂々と口で戦える若者に育て上げる。

 あまり役立っていない公共施設等にプレハブの野菜工房を作り、十人に一人といわれる浪速区の生活保護受給者に、そこで働いてもらう。働く喜びを味わってもらいながら、浪速区育ちの野菜を売り出すので行政も潤う、という一石二鳥の効果を狙う。

 近畿の休耕田でフリーターやニートに働いてもらい、日本の農業を若者の力で活気づかせる、等々。

 面白いと思いませんか。ユニークな発想を持ち、実行力もある女性はたくさんいると思います。もっともっと政治に女性を送り込まないと、この国は駄目になる、いやなっている。

 国にこれだけ問題が山積しているときに、権力維持だけに汲々としている政治家がいることに限りなくグレーに近い悲しみを覚えます。

 若い女性も、そうでない女性も、真剣に女性を地方や国の議会に送り出すことを考えましょう。自ら出馬するのも大いにけっこうです。なぜなら、日本の国を良くすることが、安心して子供を産み、育て、そして若者に生きがいのある職場を提供することに繫がるからです。

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 今でも時々悪夢に出てくるものの一つに、アトランタの巨大犬がいます。
 アラバマ州モービルのかわいらしいカレッジで一ヶ月英語を学んだ(?)後、ジョージア州アトランタにあるジョージアテック(工科大学)の英語コースに移りました。

 そこでは、大学の掲示板で見つけた高級住宅地バックヘッドにある、きれいな女性の家にホームステイをすることになりました。入り口にゲートがあって24時間ガードマンが見張っているという、安全で清潔で緑豊かな、住むには抜群のコミュニティゾーンでした。
 ただやっかいな問題が一つありました。それは、美人の彼女が飼っている、滅茶苦茶しつけの悪い巨大犬です。

 時々、キャリアウーマンの彼女はさっそうとビジネス旅行に出かけます。その間中、私の頭上には不気味な黒雲が覆いかぶさっていました。なぜなら、その巨大犬プードゥスの散歩をおおせつかっていたからです。
 散歩タイムになって恐々、その時を待ちかねていたプードゥスに散歩用の紐を持って近づくと、その馬鹿犬は喜びのあまり吼えながら飛び上がるのです。その怖ろしかったこと。牛くらいの大きさの犬が天井に頭がつきそうになるくらい飛び上がるところを想像したことがありますか。
 何度も失敗しながら、ようやく首輪に紐をつけて外に出ると、これまた坂道でブレーキのきかなくなったダンプカーのように走り出します。紐を離さないように必死で後を追っていく私を、道行く人々が立ち止まって口を開けて見ていました。
 そんなある日、素敵なカップルが可愛い犬を抱っこして前から歩いてくるのに遭遇しました。アッと言う間もなく、プードゥスはカップル目がけて尚一層力を入れて全速力で駆け出し、とうとう私の手から綱が離れてしまいました。素敵なカップルは鼻息荒く突進してくるプードゥスを見て目を剥き、回れ右をして元来た方向へ死に物狂いで走り出しました。その後をフガフガ鼻を鳴らしながら巨大犬が走り、その後ろを私が顔を引きつらせながら、これ又死に物狂いで走っていったのです。
 その夜、我が家の玄関前に白い封筒が置かれていました。もしや、といやな予感。予感は的中し、文面は…… 
「犬に、かわいい(=小さい)ジャパニーズガールを散歩させるのを止めさせていただくと、幸いです」
 
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 そもそも私が何故アメリカに行くことになったかというと、それは誰にでもある(と思われる)独身女性の転機でした。
 東京の輸入商社に勤めながら気楽な独身生活を送っていた私は、ある日気がつくと38歳半になっていました。こめかみに、タラリと流れるものを感じました。

 これはいけない、もうすぐ40歳になるというのに私には何もない、何かをしなくてはならない。普通ならそこで資格の勉強をしたり、熱心に伴侶を探す会に入ったりするのでしょうが、私の思考回路は別物でした。
 その何かをする前に、2年間くらい世界一周をしようと思い立ったのです。

 その話を田舎の母にすると、泣いて反対をされました。危ないことはしないでほしいと言うのです。そこで思いついたのが、アメリカに短期留学して、その後、母に内緒で世界一周に出るというプランです。

 さっそく実行、留学先に選んだのはアラバマ州のスプリングヒルカレッジ。日本を発ったのが寒い時期だったので、暖かいアラバマ州のモービルにある、その可愛らしいカレッジに決めたのです。

 寮に入って英語コースの授業を受けたのですが、一番楽しかったのは週末男子寮に集まって開いたドンチャンパーティー。金曜日の午後大学の前にあるドラッグストアーでワインの大瓶やビールをたっぷり買い、夕方になるとそれぞれ何がしかのおつまみを持って集まりました。日本人学生の中にアメリカ人学生も混じり、飲めや歌えの大騒ぎ。

  周りは皆20歳ちょっとの若者たち、いい歳をして一人その中に混じり、何があんなに楽しかったのかと今でも不思議です。しゃべって、歌って、そして笑い転げながら、ひょっとしたら私は迎え来る40代に立ち向かおうとしていたのかもしれません。それとも、去り行く30代にサヨナラを告げていたのかも……
 

 
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 子供がおなかにいたとき、イーストリバーの上に上がる独立記念日の花火を、マンハッタンのビル街から見ました。
 花火は面白いようにしゅるしゅると高いビルとビルの間を上がっていき、ドカンと大きな音をさせて、夕暮れの空に大輪の花を咲かせるのでした。
 おなかの子供に「ほら、これが独立記念日の花火よ」と話しかけたのを昨日のことのように思い出します。

 あの頃はバブルの真っ只中、ロックフェラーセンターを日本企業が買ったとか、ハワイの高級住宅地で日本人が家を買い漁り、地元でホームレスになる人が出て困るというようなことが話題になっていました。

 秋も深まった頃おなかが目立ってきたので、マンハッタンからクィーンズに引越しをすることにしました。その時、大事件が起きたのです。
 マンハッタンのアパートには、私とだんなが出た途端、すぐに日本人の20代の若者が引越しをしてきました。これがニューヨーク流です。
 引越しのついでに家具を買い揃えようと思い、ベッドを始め古い家具をすべて後から入ってきた人に譲り、身の回りの物だけ車に積み込んでミッドタウン大橋を渡りました。
 レゴパークにある閑静な住宅街の借りることになっている家に着くと、ユダヤ人の大家さんが入り口で待っていました。
 荷物を運び入れようとすると、その大家のおやじが「ベッドはどこだ」と聞くので、家具は買い替えるのだと答えました。 すると、「ベッドが無いような者に部屋は貸せない」と言い出し、いくら説明してもガンとして自説を曲げません。
 結局賃貸契約は破棄ということで、だんなと私はおなかの中で暴れるくらい成長していた子供を連れてニュージャージーのだんなの友達の家に行くことになりました。
「信じられない、あの頑固おやじ」、「日本じゃ考えられないよね、こんな恐ろしいことが起こるなんて」などと口々にののしりながら……胎教にかまっている余裕はありませんでした。

 ところが、クィーンズにあるレゴパークからニュージャージーまではかなり距離があります。ドライブの途中で私のおなかがパンパンに張り、子供が全く動かなくなってしまいました。
 そこで暗い木立の続く道端に車を停めて、二人とも無言で、私のおなかが柔らかくなるのを待ちました。
 ようやく回復したのは一時間後で、ニュージャージ行きは諦めてマンハッタンのセントラルパークウェストにあるウィークリーマンション風のホテルに入りました。

 その後、クリスマス前に今度は大きめのコンドミニアムを見つけ、無事引越しをすることができました。
 ところが、そのコンドは偶然同じレゴパークにあったので、ばったりあの頑固おやじに出くわしてしまいました。信じられないことに、頑固おやじはニコニコして近寄って来ると、私とだんなに言ったのです。
「いい家具があるから買わないか。勉強するよ」

 独立記念日の花火の美しさと、この引越し大事件はセットになって、おなかの中にいた子供の深層心理に深い影響を与えていると思います。
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以前、マンハッタンの52丁目とレキシントンアベニューが交差したところにある築百年以上経ったアパートの三階に住んでいました。
クリスマス前の土曜日の朝、短パンにTシャツで世界中から集まった観光客の間を走りぬけてセントラルパーク迄ジョギングしたことがありました。
ぬくぬくの冬用制服を着た高級コンドのドアマンが手を上げてあいさつをしてくれるパークアベニューからティファニーのある五番街に上がっていくと、お金持ちで幸せそうな人たちがたくさん歩いていました。
セントラルパークを走り回った後アパートに帰って、クリームチーズとブルーベリージャムをはさんだベーグルとアメリカンコーヒーを飲んだ私は、お金は無かったけどとても幸せでした。
今度ニューヨークに行かれたら、そのアパートにも寄ってみてね。一階に、おいしいベーグルサンドを売っているデリーがあります。食べながら歩くのもニューヨーク流です。

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国内に問題が山積しているときに、どじょうさんを助けずに、大の大人がこんなことをしていいのでしょうか。やっぱり、女性が力を持って国会の半数を占めて、良い国にしていきましょう。
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始めまして、海 夏碧(なつみ)です。夏の海が大好きなので、ブログをこの名まえで始めたのですが、正直言って目にするたびに、我ながら恥ずかしい思いをしています。

多分、このブログを覗かれた多くの方が「何が海 夏碧だ、フン!」なんて何となく腹立たしく思われたのではないでしょうか。本人もそう思っているのですから、ここは一つ我慢して時々覗いてみてください。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、正しくその通りだと、この年になって思います。

いろんな資格試験に挑戦してきましたが芽がでませんでした。たった一度でカッコよく受かる人もいるのに……

そして今、それは集中力の違いだということが分かりました。集中力は向き不向き、そして好き嫌いで大きく変わります。集中力が持続しないことは早めに止めるのもひとつの上手な生き方かも……

毎日話が四方八方に飛ぶので、ムッとされるかもしれませんが、末永くお付き合いください。

海岸
                  




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海 夏碧

Author:海 夏碧
自分の足で歩き回った国は60ヶ国以上、ニューヨークとLAで会社勤めを経験。一人で子育てをしながら、外資系の会社の管理職を歴任。アイスバーンを運転してスキー場に行き、タンクを背負ってサンゴ礁を遊泳。目下、楽しめる起業を模索中。


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